【出口なし】誰もがストレスでヘロヘロになり癒されたいと願う時代です

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出口なし

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

今や、癒しという言葉はもう流行語の範疇を超えましたね。

誰もが日常的に使います。

現代人にとってはストレスからの解放は最大のテーマなのです。

食べるものが全くないワケではありません。

もちろん、大変な生活をしている人もいっぱいいます。

しかし死なない程度にはとりあえず生活ができます。

ということになると、次により安逸を求めるというのは、当然のことかもしれません。

今まで動物は自然とともに生きてきました。

もちろん人間もです。

かつての日本人は旅などできませんでした。

先祖から引き継いだ土地を離れることなどできなかったのです。

それだけに、どこかへ行きたかったでしょうね。

江戸時代になって、やっとお伊勢参りというのが運のいい人には可能になったのです。

それだって誰もがというワケじゃありません。

旅は大いなる気晴らしであったと思われます。

旅の恥は掻き捨てなどという不思議な表現もこの国には生まれたくらいです。

しかし現代人にとって、移動は日常の風景に過ぎなくなりました。

外国へ行くことも旅することも、殊更に珍しいことではありません。

日々の生活の延長のようにもみえます。

連休などになると、人々はごく普通に移動を繰り返します。

「旅割」などと称して、財源もないのに国はお金をせっせと使っているくらいです。

いったいいつ誰が帳尻をあわせるんでしょうか。

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コンピュータの時代

そんな環境の中、情報はますますそのスピードを早めています。

コンピュータによる管理は、現代の人間を取り巻く環境を息苦しいものにさせました。

スマホが1日中、どこへいっても追いかけてきます。

ラインだ、メールだなどと喜んでばかりもいられません。

SNSは今や、ストレスの発生源ですからね。

いじめとか誹謗とか、とんでもない話題ばかり。

みんなが機械に監視される社会になりつつあるのです。

しかし公衆電話のない現代、スマホを持たないで外出することはできません。

同時に四六時中、どこかで誰かにみはられています。

自分のことをどっかの誰かが自分以上によく知っています。

そしてそのネットワークの中で生きていかなければならないのです。

誰もが、自然の中にひたって鳥の鳴き声を聞きたいのです。

ゆっくり食事もしたい。

ところが、朝の通勤ラッシュにもまれ、職場へと急ぐのです。

せめてイヤフォンから流れてくる音楽でも聞きますか。

無料のは広告が入る。

サブスクのはお金を取られる。

CDレンタルの店は風前の灯です。

ペット、音楽、エステ、岩盤浴、オーガニック野菜の栽培に霊場めぐり。

なにもかもが、あなたを癒しますと言って日々耳元で囁いています。

子供の会話にもそれじゃ癒されないよなどという表現が飛び出てくる時代です。

どこまでストレスを抱えて、人々は生きていくのかな。

一方では、テロリズムの犠牲になって、人が死んでいく社会も厳然として存在するのです。

かつて経験したこともない、出口なしの不思議な社会が、今ぼくたちの前には拡がっています

しかしそこからどう抜け出ていくのかという手立ては、残念ながらいまだに見えていません。

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今日はここまで。

じゃあね。

バイバイ。