【報告】シブヤ音楽大学の生徒になってみました【影武者だった学長】

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ゴーストライター

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

毎日梅雨空を眺めながら、ため息をついています。

暇な時はやはり読書に限りますね。

今日は新垣隆という音楽家が8年前に書いた『音楽という真実』を読みました。

この人の名前を聞いて、すぐにああ、と反応がある人はかなりの御仁です。

たいていの人はもう忘れてしまったであろう、ある事件の当事者でした。

どんなことがあったのか覚えてますか。

かなりマスコミのニュースになったのです。

作曲家と称する人のゴーストライターを、18年間も続けてやっていたという話です。

耳が聞こえないにも関わらず、長大な作品を発表したもじゃもじゃ頭の自称作曲家、佐村河内守という人の影武者でした。

元々音楽のことはよくわからないにも関わらず、大言壮語し、時の人になったのです。

自分を売り込むのが上手だったんでしょうね。

CDもたくさん売れました。

なかにはかなりアヤシイと思っていた関係者もいるようです。

2人の間でやりとりされた手話も、もちろんインチキです。

ただイメージを浮かべてそれを新垣隆に喋る。

彼は言われたとおりに曲を書く。

現場でなおすのも全部彼でした。

佐村河内守は、白い五線譜の前でうなったりするパフォーマンスをしただけです。

しかしNHKがこの人にひっかかったんですね。

ドキュメンタリーまで作ってしまいました。

それがどんどん傷口を広げてしまったのです。

そんなことが可能なのか。

でもあったんです。

その話を暢気に読みました。

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気弱な音楽家

新垣隆という人はどうみても気が弱そうです。

女性にも恋を打ちあけたことがあるようですが、うまくいきません。

桐朋音大に進み、音楽理論などを学び、楽しい学生時代を送ったようです。

しかし収入がなければ生きていけないので、ゲーム音楽などの作曲をちょっと頼まれて書くということのようでした。

そこにふっと魔がさしたのかもしれません。

テレビの生中継まで入った会見の日から、彼の人生はガラリとかわりました。

全部本当のことを喋ったので、桐朋の非常勤講師も自分から辞めざるを得ませんでした。

ところが世の中というものは不思議なものですね。

そこからいろいろなことが起こり、多くの人と知り合ったのです。

音楽の楽しさをさらに深めることとなりました。

講師の仕事も、以前のように続けられることになったのです。

なんと「シブヤ音楽大学」の学長にもなってしまいました。

もちろん、ネット上の大学ですけどね。

そこでぼくはさっそく生徒になろうと思ったワケです。

無料というのが、1番の魅力でした。

メールアドレスとパスワードなどを打ち込み、アカウントをもらいました。

昨日はずっとそれを見ていたのです。

不思議な講義ばかりで、なんとも言ったらいいのやら。

学長自らの「ベートーベン第9講座」は実に不思議な味わいに満ちています。

「フニクリフニクラ」を原語で歌ったり、ピアノの調律をするなどという講座もありました。

これからもコンテンツが増えていくことと思います。

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ナゾの授業

学長の講座はなんといったらいいのか。

恥ずかしがり屋と自分でも言ってます。

確かに、なんともいえない人格の人ですね。

悪い人でないのは、よくわかります。

せっかく生徒になりましたので、今後とも応援をし続けたいです。

みなさんもよかったら、覗いてみてください。

こういう風に人生は変化していくんですね。

音楽で生活をするということは大変です。

そのことがよくわかります。

音大の受験生が減りつつあるというニュースもありました。

募集停止になった大学もありましたね。

クラシックの世界は狭く、厳しいと聞いています。

ぜひ、頑張ってもらいたいものです。

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今日はここまで。

じゃあね。

バイバイ。