神社はすごい
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
神社ってなんなのか。
今日は神棚を移動したので、そんなことばかり考えていました。
本殿はどっちを向いているのか。
本当なら真南がよろしいんでしょうね。
ぼくが最後にお世話になった仕事場は、大きな神社のそばでした。
なんとその社殿は、真南に面して建てられていたのです。
南北の道というのは朝、風が冷たいです。
毎朝、その舗道を歩きました。
よく外国人に訊かれることがありますね。
神社とお寺はどう違うのか、と。
これはなかなかに難しい質問です。
だいたい、ご神体とはそもそも何か。
つい先日、福沢諭吉の『福翁自伝』を読んでいたら、いかにも彼らしい記述がありました。
諭吉は調べたらしいです。
そうしたら祠の中に、石が一個置いてあった。
なんだというワケで、他の石と取り替えたら、みんなまた参拝してたとか。
![](https://suikyoweb.com/wp-content/uploads/2022/03/temple-5476742__480.jpg)
そんなもんです。
ありがたいと思えば、ありがたいのです。
お寺には仏像がありますけどね。
神社にはさて何があるのか。
大きな金属製の丸い鏡があります。
きっと太陽なんだね。
アニミズムの極致です。
勤めている頃、毎日、神社に行きました。
そこの近くでお昼ご飯を食べたのです。
図書館によって、ちょっとだけお昼寝。
吉野行
つい先日、奈良に行ってきました。
どうしても吉野に行きたかったのです。
遠いところです。
桜の季節はいつも仕事がつまっていますので、誠に無念ではありましたけれど、秋で我慢というところかな。
かつては山野辺の道を歩いたこともありました。
たくさんの神社があります。
今回は吉野の吉水神社だけ。
ここは南朝の皇居があったところです。
よくぞあんなところに天皇は逃げたもんだ。
一目千本と言われる桜が心なしか、色づいて見えたのはなぜでしょうか。
あれは紅葉だったのかな。
![](https://suikyoweb.com/wp-content/uploads/2022/11/AdobeStock_206027740-min-1024x683.jpg)
後醍醐天皇玉座の間などというのもありました。
その記憶が新しいうちに、谷崎潤一郎の『吉野葛』をつい読んでしまいました。
いいですね。
こういう文章を書く人はもういません。
谷崎の友人が、結婚する相手をそれとなく紹介するシーンなどは絶品です。
『蘆刈』とあわせて、ご一読をお勧めします。
今日は神棚を移動したので、頭が少しいつもと違うようです。
こんな日があってもいいですよね。
今回はここまで。
じゃあね、バイバイ。