【五角形のコンテナ】航空荷物をあのヘンな箱に入れるこれだけのワケ

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五角形のコンテナ

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

今日はなんとなく荷物の話をします。

みなさん、結構な重さの荷物をもっていきますよね。

国内はもちろん、外国だったら大変です。

最近はみんなキャリーケースに入れてガラガラ引っ張ってます。

あれはすごく楽だからね。

ただし4隅の足がちゃんとクルクル回るタイプの、少しお値段の張るのに限ります。

そうじゃないと、途中で引っ掛かります。

これは経験者じゃないとわかんないかも。

外国旅行をする時なんか、とんでもなく大きなバッグを持っている人にお目にかかることがあります。

旅芝居の一座みたいな、巨大なトランクです。

あれには負けるよ。

ところで、ベルトコンベアの先にある五角形のコンテナをみたことがありますか。

へんな恰好をしてます。

普通は真四角ですよね。

その中に詰めるんだ。

ところが飛行機の場合はこのヘンな五角形がちょうどいいのです。

理由が想像できますか。

ヒント。

コンテナを2つ合わせたらどんな格好になるでしょう。

そうです。

旅客機の機体の下の半円のスペースにびったりおさまるのです。

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重量バランス

この荷物の詰め方が実はメチャクチャに大切なのをご存知ですか。

飛行機で1番気をつかうのが重心の位置なんです。

頭か尻尾が重かったら、どちらかに下がっちゃいます。

つまりすごく不安定なのだ。

いずれにしても失速する可能性が大ですよね。

そこで理想的な重心をとらなくてはいけません。

普通は主翼の前から3分の1ぐらいのところに設定します。

もちろん、安全面だけじゃありません。

燃費です。

最近はもっばらこれが大切なのです。

そのために高度もコースも細心のチェックをします。

そうなると、各コンテナの重さも正確に計らないとダメ。

そのための専門スタッフがいるのです。

世界は広いのだ。

これが電車だったら、あんまり考えなくても大丈夫。

なんとか引っ張れば、動きます。

昨今はカーゴ便も多いですからね。

こっちはもう窓なんかないのだ。

ひたすら荷物を運ぶだけ。

どれだけ無駄なくキッチリ載せるか。

商売となると、なんでもシビアだよ。

今度、飛行機に乗るとき、よく見てください。

ヘンな恰好のコンテナが引っ張られてズルズルと動いてます。

ははあ、あれだなと気がついたら、ちょっとじっくりみてみましょう。

飛行機はパイロットとスッチーだけで動かしているワケじゃないのだよ。

あたりまえか。

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今日はここまで。

じゃあね。

バイバイ。