管制塔なんてなくても無線機1つで離発着はOKだった【パラオ】

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管制塔なし

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

今回も飛行機ネタです。

結構好きなんです。

昔、海外旅行専門の雑誌の記者をやってました。

勤めて半年後のことです。

サイパン島に新しい管制塔ができたから取材に行ってこいという編集長の指示がでました。

嬉しかったな。

ついでに近くのグアム島とパラオ諸島の空港の様子も見てこいというのです。

日本にはまだコンチネンタル航空などという飛行機会社の名前が知られていない頃でした。

この会社はグアムをベースにポリネシアやミクロネシアの島を飛んでました。

後に潰れちゃいましたけどね。

颯爽と出かけましたよ。

相棒はペンタックスの一眼レフカメラだけです。

まだフィルム式でした

X線除けの袋に入れて、随分持っていきました。

海外旅行に出る人の数が年間100万人の時代でした。

今から考えると、嘘みたいです。

グアムとサイパンの取材ははやばやと終わりました。

空港も立派できれいでした。

管制塔も見事の一言。

出来立てですからね。

竣工式にも出ました。

本格的に観光客を迎える準備がバッチリでしたね。

最後にご褒美で行ったのがパラオ島です。

コロールとも呼んでます。

小さな島がいくつもあって、パラオ松島などという名前もあります。

戦争で日本軍がほぼ壊滅した島です。

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無線機1つ

ここが今回のお話の中心なのです。

一番驚いたのは、空港に管制塔がなかったこと。

そんなのありかよという話ですけどね。

それが本当なんです。

ちゃんと滑走路も整備されていませんでした。

なんとなく広っぱがあるという感じ。

飛行機がくるのは1日に数便だけです。

その時分になると、掘立小屋から若いお兄さんが1人、無線機を持って外に出てきます。

アマチュア無線のイメージですかね。

それをガーガー言わせながら交信をします。

しばらくすると、ちゃんと着陸する機体が見えてくるんです。

もちろん、ジェット機でした。

型はなんでしたか。

何人が乗れたのか。

もう少し、ちゃんと調べておけばよかったな。

パラオ・コンチネンタルホテルは最高でした。

コテッジ風で、それぞれに建物が分かれているのです。

外は暑くても、部屋の中は快適でした。

モーターボートに乗って島めぐりをしました。

戦争で壊された戦車の残骸が森の中にありました。

結論、管制塔なんていらないのです。

無線機が1台あれば、ちゃんと飛行機は離発着できるのだ。

砂浜でのバーベキューはいい思い出です。

1974年のことですね、あれは確か…。

あんな夢みたいな時代もあったのだよ。

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今日はここまで。

じゃあね、バイバイ。