【フィレンツェの蚊】旅の思い出はイタリア人の陽気な歌声とドゥオモ

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フィレンツェの魅力

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

毎日、オミクロン株のニュースばかりです。

本当にイヤになりますね。

どこにも出られません。

旅をするのもはばかられます。

ましてや、外国へ行くなどというのは不可能です。

だからなのか、最近は昔のことばかりが思い出されます。

随分、あちこちを旅しました。

イタリアには2度行っています。

フィレンツェは好きな街ですね。

なんといってもドォウモの威容が全てを語っています。

あの教会堂が中心になかったら、つまらない街になっていたことでしょうね。

どこからでも見えます。

とにかくものすごい。

階段を上ってバルコニーへ出ると、街全体が見てとれます。

美しいです。

感想はただそれだけ。

赤茶けた色の屋根がどこまでも続いています。

よくぞ、あの街を作ってくれました。

今回は最初に旅した時の思い出です。

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安宿

フィレンツェに着いた頃には、随分手持ちのお金が減っていました。

かれこれ20日間は旅行を続けていたのです。

背中に大きめのリュックサックを背負って、行きたい街を次々と彷徨ってしました。

仕方がないので1番安い宿をさがすことにしたのです。

イタリアは結構物価が高いです。

1泊3000円は覚悟しました。

貧乏旅行です。

駅で紹介してもらったのは、ドゥオモに近い恰好のホテルでした。

部屋に案内され、やれやれと荷物をおろしはしたものの、案の定風呂などはありません。

同じ階にシャワーがあるというのです。

ヨーロッパの人は日本のような風呂に入ることはほとんどありません。

夏のことでした。

それで十分だったのです。

汗を流すと本当にさっぱりしました。

さて食事です。

幸い階下がレストランでした。

何を食べたのか、この時の記憶はあまりありません。

結構くたびれていたに違いありません。

いよいよ寝る時になって、これは大変なことになったということに気づきました。

先刻までレストランだった店が、飲み屋に早変わりしていたのです。

カラオケはさすがにありません。

アコーディオンのけたたましい音がするのです。

イタリア人は歌が好きですからね。

とにかく賑やかです。

イタリアの夜は長いのです。

当分店を閉めることはないだろうと覚悟をしました。

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敵機襲来

仕方がないので寝ることにしました。

ところが蚊の大群にしてやられました。

なぜこんなに蚊がいるのかよくわかりません。

雑音に耳をふさいで寝ようとすると、蚊が耳元によってくるのです。

プーンんというなんとも厭な羽音です。

仕方なく、電灯をつけて退治することにしました。

何匹やっつけたか。

やれやれこれで眠れると思ったのもつかの間、また別の攻撃にさらされました。

眠気

どれくらいの時間、戦ったのか、よく覚えていません。

このころになるとさすがに眠気の方が勝ってきました。

えい、もう刺されるなら刺されてしまえという、半分やけっぱちな気分になったのです。

階下の店は賑やかそのもの。

凄い洗礼を受けましたね。

それでもどうやらそのまま寝入ってしまったらしいのです。

翌朝起きた時には腕があちこち腫れあがっていました。

かゆいのなんの。

フィレンツェのことを思い出すたびにこの店の入り口の様子が目に浮かびます。

オレンジ色の日よけが妙になまめかしかったな。

ドゥオモの上から見た茶褐色の屋根瓦のつらなりとセットになって今でもいい思い出です。

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今日はここまで。

See You Again。