行列嫌い
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
どうも並ぶのは苦手ですね。
どうしてあんなに並べるのか不思議です。
毎朝の通勤途中、よく行列をみかけます。
駅前のパチンコ屋さんの前です。
多くの人がかなり早い時間から10時の開店をめざして並んでいます。
学生の姿が目立ちます。
しかしおじさんもいます。
なかにはパンを囓りながら、スマホを眺めている人もいます。
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本当にご苦労様なことです。
開店早々よく入る台をとるためには、やはり並ぶ必要があるんでしょう。
とくに新装開店というわけでもないですから、その気力と体力にはやはり頭がさがります。
よくテレビなんかで行列のできる店というのを紹介していますね。
多くの人が本当にじっと待ち続けている様子には感心するやら、驚くやら。
ぼくはもともと江戸っ子で気が短いのか、あまり行列が得意ではありません。
待つということができないのです。
かつてヨーロッパ旅行をした時も、休日にあたったことがありました。
どうしてもお金を両替しなければならないので駅にあるたった一つの窓口に並びました。
しかし幾ら待っても少しも進みません。
彼らは実にのんびりと作業をします。
本当にこれで銀行なのかと思うくらいのスピードです。
お金の勘定も実に優雅で、日本の銀行だったらすぐに首になるスピードです。
根気がいい
しかしヨーロッパの人はあまり文句も言わずに根気よく並んでいます。
スペインでも汽車の切符をとろうとして並んだことがありました。
これもたいして人がいないにも関わらず、少しも進まないのです。
本当にあきれるほどの時間を費やしました。
文化の違いなのでしょうかね。
日本でも似たような風景が生まれているとしたら、案外文化の壁はなくなっているのかもしれません。
かつて哲学者G・バタイユは「蕩尽」という思想を語りました。
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難しい言葉です。
簡単にいえば、全部使っちゃうという意味です。
私たち人間は太陽から生きていくために十分すぎるほどのエネルギーを手にしているんだと彼は言います。
だから全部使い果たさないと、私たちは疲れ切ってしまうらしいのです。
たえずストレスを感じているのはイヤですからね。
そこで消費が必要になります。
よくストレスがたまってイライラしている時に買い物をするとすっきりする、というのはここから来ているのかもしれません。
難しい言葉ですが、「蕩尽」こそが人間を人間にしてくれるのかも。
ギャンブルはまさにその代表です。
冷静に考えれば、それで一攫千金を得ることなど、不可能に近いです。
しかし人間はどんどんのめりこんでいきます。
家の中にゴミがたまれば、人はそれを外に放出しようとします。
それと同じことがギャンブルにもあるわけです。
行列と蕩尽
ふたたび行列の話です。
ここにも「蕩尽」の思想がどうやら忍び込んでいそうですね。
おいしいから並ぶというより、並んでいるから並ぶという方が正確な気がします。
人は並ぶという行為でエネルギー使い果たすという思想を、本能的に獲得しているのかもしれません。
ほんとかな。
案外そうかもしれませんよ。
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あるいは無意識の行動かな。
誰かが並んでるから並ぶ。
わかりやすいでしょ。
ラーメン屋さんの行列なんか、まさにこの理論そのものかも。
並ぶために並ぶという行為は、人間だけに許された最も高等な行為かもしれません。
でもイヤ
とはいえ、やっぱり寒い時に外で待つのはつらい。
どうしたもんでしょうね。
今はスマホを見てじっと我慢している人が大半です。
ゲームがいいんですかね。
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ぼくはやらないので、暇のつぶしようがありません。
誰かいい方法があったら教えてください。
今日はこれだけ。
じゃあね。
See You Again。