やめて幸せ
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
新聞を読んでいたら、歌手・中尾ミエのムック広告が載ってました。
写真で売れちゃうのが羨ましい。
歌手とかタレントというのは有名な分だけ苦労もするだろうけど、こういう時は有利だね。
「60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと」とあります。
そんなに無理しなくたって、自然とやめざるをえないことばっかりでしょ。
なんとなくそういう感じ。
![](https://suikyoweb.com/wp-content/uploads/2021/11/relaxing-1979674__340.webp)
いくつも項目が載ってます。
冠婚葬祭、同窓会、年賀状は失礼する。
人間ドック、病院の薬、ダイエットをやめる。
リフォーム、引越しはしない。
老人ホームに入ろうとは考えない。
子ども、孫、きょうだいと距離を取る。
子どもに財産を残さない。
お墓、仏壇、固定電話をはずす。
人と比べて生きない。
ものもしがらみも見栄も手放して明日の自分を楽にしましょう。
服は畳まない、揚げ物はしない。
なるほど、そうかも
言われてみれば、それもいいなと思わないこともないね。
しかし人間は自分の思うようにはいかないもんですよ。
そうじゃありませんか。
この中で引っ越しはしないというのはありですかね。
第1、お金がかかる。
引っ越し貧乏とはよくいったもので、そのたびにあっちこっちにお金を払うことになります。
![](https://suikyoweb.com/wp-content/uploads/2021/11/condominium-6577363__340.webp)
捨てるほどあれば別だけど。
女の人は強力なコミュニティを持ってます。
それを断ち切って、山の中の閑静なログハウスにでも行ったら気が狂う。
それでなくても都会育ちのぼくとしては、絶対に無理。
しかし都心もイヤだね。
人間だらけだ。
くたびれる。
緑があって鳥が鳴いて、そこそこ人間がいるところがよろしい。
年賀状
これは確かに悩みの種です。
いよいよ12月。
なんとかしなくてはならん。
毎年、もうやめようと思いながら、ずるずるとここまできちゃいました。
最近、よくこれでもう終わりにしますというのが来る。
あのパターンだな。
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そろそろ考えるか。
とはいえ、来ちゃうものは拒めない。
ラインだ、メールだといってるけど、それも面倒臭い。
やめるんなら全廃ですね。
同窓会ももう行かないな。
これといって話すこともありません。
財産
なんにもありません。
とはいえ、なんかはある。
これがあとで結構厄介だという話も聞きます。
だからといって毎年、遺言状を上書きするほどの根性もなし。
勝手にやってちょうだいの精神ではいけないんでしょうか。
全く面妖な世の中だね。
しがらみも見栄も捨てるのはいいけど、そう簡単なもんじゃない。
明治の文豪、森鴎外は偉かった。
「余は石見人、森林太郎として死せん」というのが彼の遺言です。
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だから「森林太郎の墓」とだけ書いてある。
他の肩書は全部カット。
あんなに偉かったのに。
勲章好きなおっさんに聞かせたいです。
勲一等旭日菊花大綬章なんていらなかったのだ。
三鷹の禅林寺にお墓があります。
太宰治の斜めあたりにね。
1度、ホンモノを見て下さい。
ほんとにそれだけしか書いてない。
幸せになるのも大変だよ。
じゃあね。
See You Again。