カニカマはフェイク
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
今日、朝の新聞を読んでいて、メチャクチャ感心しました。
なるほどそうだったのかという感じです。
目から鱗とはまさにこのことかな。
![](https://suikyoweb.com/wp-content/uploads/2021/10/croissants-569075__480.webp)
なんの話かって。
そうです、カニカマの話です。
今朝も食べちゃいました。
ブロッコリーとドレッシング、それとカニカマです。
実にさっぱりとしておいしい。
あれを蟹だと思って食べている人はもう誰もいません。
なんとなくスルスルと縦にきれていく感じはまさに蟹そのものですけどね。
サラダによし、中華スープによし、なんにでも合います。
実は50年も前に石川県にある水産加工会社が初めて作ったそうです。
最初の頃はインチキ食品だという悪口しかなかったとか。
ぼくも最初に食べた時、これはフェイクだと叫んだ覚えがあるよ。
なんだ、こりゃ。
クラゲ開発
元々はカニカマなんて作るはずじゃなかったそうです。
本当は中華に使うクラゲをなんとか開発したかったとか。
ところができたものはカニでした。
そこで売り出してみたものの、当初はさんざんな目にあったそうです。
つまり売れない。
ところが今やカニカマはすごく進化して、猛烈に売れてるそうですね。
確かにスーパーへ行くと、いろんなのがあります。
本物の蟹の足みたいなのまであって、これが結構いい値段です。
だけどうまい。
あの足の繊維みたいな感じがなんとも実によくできてます。
![](https://suikyoweb.com/wp-content/uploads/2021/11/blue-crab-4952613__480.jpg)
最近は味比べみたいなサイトまであるらしいね。
今度ゆっくり見てみます。
いずれにしても知らないということは怖ろしい。
先入観でものを言っちゃいけません。
さらにこのコロナ禍の巣ごもり需要で、売れ行きもいいらしいのです。
日本だけじゃない。
サラダ、サンドイッチにも利用されているとか。
アメリカ、フランス、中国での消費量は日本と同じくらいだそうです。
原料高騰
そうなると、今度は原料の確保が問題です。
スケトウダラがそれ。
漁船がコロナ禍で海に出られない。
さらに追い打ちをかけたのが燃料の高騰です。
原油高はなんとかしてほしいよ。
車に乗ってる身としてはほんとに深刻です。
![](https://suikyoweb.com/wp-content/uploads/2021/11/fisherman-449280__480.jpg)
そういうワケで、じわじわと値段を上げざるを得ないのだとか。
あるいは全体の分量を微妙に減らすとか。
どこかでなんとかしないといけません。
家で時々買うチョコレートなんか、中身の数が減っているのに袋が前とおんなじなので、なんともブカブカです。
悲しい。
カニカマにはそうなって欲しくないね。
50年は重い
フェイクと呼ばれ、つらい思いをしてきたカニカマです。
それでも誰ももう文句を言わなくなりました。
50年というのはやっぱり重いです。
人間が生まれて50歳になって御覧なさい。
いいオッサンだ。
押しも押されもしない貫禄というものが出てくる頃です。
カニカマもまさしくそれと同じ運命をたどったということなんでしょう。
![](https://suikyoweb.com/wp-content/uploads/2021/10/watch-4638673__340.webp)
本物でないと知りながら、それを許容する食材というのはそんなに多いもんじゃありません。
近頃、話題の代替肉みたいなもんですかね。
ビーガンライフをする人は大豆に頼るようになるらしいです。
他に似たような食品があるだろうかと考えて、ストップしてしまいました。
あんまりないのだよ。
というか、ほとんどない。
つまりそれだけカニカマは偉大なのです。
ものすごく種類があるらしいので、今日もスーパーへ行って探してみます。
人生はちょっとアンテナを張れば、面白いことばかりだね。
じゃあね。
See You Again。