【名刺・肩書命】こんなに厄介で面妖なものはないんじゃないの

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名刺は面倒臭い

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

有名な話を知ってますか。

昔、週刊朝日の名編集長と言われた人の逸話です。

新米記者達に向かって会社の名前で仕事をするなよと言ったのです。

朝日新聞の看板をしょってれば誰でも会ってくれる。

それは君に会うんじゃない。

会社の名前を知ってるからだ。

絶対、名刺に頼って仕事をするな。

いい文句ですね。

今なら週刊文春ですかね。

警察に持っていくとボツになるからここへ持ってきたというケースが増えてるとか。

なるほど。

ぼくも出版社に就職した時、先輩からこう言われました。

「1万枚、名刺を配ったら、この業界でずっと食っていけるぞ」

なるほど、そういうもんかと思ったね。

名刺というものにはそれだけの威力があるんですよ。

逆に言えば、会社や組織というものの裏付けがなくなった人間が、いかにちっぽけなもんか。

如実に語るエピソードでもありますね。

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隠れ蓑

弱い人間ほど、いっぱい隠れ蓑を必要とするんです。

学歴なんかもまたしかり。

でもピカピカしてる時期は短いのだ。

いつまでも首の前にぶらさげて、これみよがしにしてると嫌味です。

実は出版社を退職した後、しばらくフリーライターをしていた時期がありました。

その時は肩書きのない名刺も使ったな。

これはこれで恰好いいけどね。

明らかにパワーには欠けました。

その後に大手広告代理店にフリーで出入りしていた時もありましてね。

準社員という立場で部長席付の名刺を作ってもらいました。

これは効いた。

どこにでもフリーパスでした。

部長席付なんて随分微妙な肩書だ。

でもなんか偉そう。

会社の名前で仕事をしたようなもんです。

その会社の名前を出すと、相手が安心して取材に応じてくれるのが手にとるように分かりました。

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銀座のバーでも

銀座のバーでも十分に通用したよ。

翌日は会社宛てにちゃんとお礼のハガキが届いてました。

自筆だからね。

銀座はやる時はやります。

これくらいは朝飯前だ。

だからといって偉くなったワケでもなんでもない。

要するに鎧のひとつ。

そう考えると寂しいもんがあります。

今でもそうでしょ。

就職活動

大学生の就職活動なんてみてると、なんだかくたびれそう。

みんななんとか切符を手にして安穏に暮らしたいのです。

しかし今はそんなに単純な時代じゃない。

突然会社が倒産しちゃったり、リストラされたり。

コロナで業績の落ちた会社は大変です。

弱電関係もみんな外国資本になっちゃうし。

どこに安住の地があるんですかね。

子供達が公務員を志望するなどと聞くと、まあ、なんということかと思います。

お隣の国韓国でも、大変みたいですね。

有名な大学を出ても、大企業に勤めるのはすごい難関らしい。

とにかくスペックを上げることに熱中するあまり、神経を病んでしまうのだ。

すごくつらいですね。

ソウル市内のマンションが1億円と聞いて口をあんぐり。

そりより安いのはないらしい。

中国では寝そべり族なんてのも出てくる。

日本はさてどうなんでしょ。

相変わらず、みんな名刺を持ってウロウロしてるのかしらん。

係長が課長になって部長になるなんて時代はとうに昔の話ですね。

今日はこんなところ。

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ではまた。

See You Again。

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