相撲という競技
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
毎日、テレビの前に座って相撲を見てます。
大好きです。
しかしよくよく見ていると、不思議なスポーツですね。
それよりも神事といった方がいいのかもしれません。
とにかく恰好が奇妙です。
髷を結って、ふんどし1つで、前にさがりをつけて。
これだけでもすごいのに、あの行司の恰好もなんといっていいのやら。
頭の上には大きな屋根があり、四方には房が垂れてます。
国技館の館内を歩くと面白いですね。
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相撲茶屋などという実にユニークなサービス業も入っています。
かつて、相撲部屋を見学するツァーというのに参加したこともあります。
けっして嫌いじゃありません。
鬢付け油の甘い匂いも好きです。
汗で塩が吹き、まわしが真っ白になるのも見ました。
大きな力士のおしりを目の前で見ると、なんとも言えない感慨もあります。
元々、大きな体格の人に無理やりごはんを食べさせるのです。
それも仕事のうちというワケです。
朝からぶつかり稽古をして、くたくたになったところに食べられる量以上のちゃんこをいただくのです。
そしてその後の昼寝。
まるで人間ブロイラーみたいなものですかね。
かつては口減らしのために、田舎から送られてきた青年たちもいたのでしょう。
しかし今となっては、食べられないから相撲部屋に入るという人はいません。
角界は謎だらけ
モンゴルからやってきた青年たちは、みんな必死ですね。
土俵の中には、地位も名誉も金も女も埋まっているとよく言われます。
まさにその通りなんでしょうね。
タニマチと呼ばれる贔屓に可愛がられれば、とんでもないお金を手にすることもできます。
引退した後は親方になって、楽に生活することも可能だったのです。
しかし今は違います。
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簡単に親方株を買うことができません。
現在は1億円以上と言われています。
定年が伸びたことで、株を手放す人が減りました。
豊ノ島や逸ノ城のケースををみれば、そのことがよくわかります。
国籍の問題もあります。
誰でもが買えるワケではありません。
現役の間に蓄財をし、断髪式などの引退興行を行って資金をまかなうのです。
1番確実なのは、親方の娘と結婚することですね。
しかしそれもなかなか難しいご時世です。
実力のある力士が引退しても、親方になれないという現象が続いています。
将来の生活とお金が絡むドロドロとした角界の裏そのものです。
声に出して批判できるのは、その現実から遠い場所にいる人だけ。
直近の力士たちは、自分の身に被害が及ぶのを避けて、だんまりを決め込んでいます。
相撲協会の本音は、はやく強い横綱と大関が欲しくて仕方がないでしょうね。
しかし安易に上にあげると、世間の批判が怖いです。
上位陣がすべてモンゴル勢になってしまうのも、避けたいところではあります。
このあたりも微妙ですね。
昇進の基準もあるようなないようなものでしょうか。
そういう意味で、誠に日本的なスポーツなのです。
最近の相撲はガチンコ勝負が多いので、見ていても面白いです。
かつては随分といいかげんな「八百長」が多かったようですね。
7勝7敗の力士がなぜか、千穐楽で次々と勝ち越すのを見てきました。
ケガも怖いですしね。
あまり真剣にやって、ケガをするのが1番の災難です。
膝や腰,肩などをやると、番付はさがり、引退にまで追い込まれます。
両膝やひじのサポーター姿は気の毒そのものです。
それでも好き
好きなのは理屈ではありません。
館内のあの盛り上がり方は、実際に見にいった人にしかわかりません。
テレビでは伝わらないものです。
理屈じゃないです。
江戸情緒を残す少ない競技ですからね。
両国駅構内に流れている相撲甚句などを聞いていると、一瞬で江戸へワープできますよ。
チケットをとるのも大変です。
本当に好きな人は3階の最も奥のチケットを15日分、買います。
もちろん、砂かぶりと呼ばれている最前列に座れれば、最高ですけどね。
升席に座っている噺家や芸者の姿を見ながら、理屈では割り切れない前近代的な神事の不思議さを感じるのも一興です。
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やっぱり野球とは全然違いますよね。
NHKが放送しなくなったら、暴動がおこるかもしれません。
相撲は視聴率を確実に稼げるスポーツの1つといってもいいでしょう。
おしり丸出しのスポーツは、他の国にもあるのでしょうか。
今日はここまで。
じゃあね。
バイバイ。