1分の重み
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
昨日の新聞には驚きました。
ファミリーレストラン「すかいらーく」の話です。
パートやアルバイトへの賃金の支払いを、これまでの5分単位から1分単位に変更するというのです。
過去2年分をさかのぼり、5分未満の勤務の未払い金16億円余りを支払うのだとか。
すごい額ですね。
ほんのわずかの金額でも、働いている人が多いですからね。
とんでもない金額になります。
すかいらーくは今まで5分単位で換算し、それ以下の勤務時間は切り捨てる形で賃金を支払ってきたそうです。

ところがそれではもう世の中が納得しなくなっていたのです。
労働組合との交渉がつづいたいたようです。
未払い金の対象者数はなんと9万人とか。
法律はどうなっているんでしょう。
ぼくは詳しくないので、よくわかりません。
長い間勤めていた学校なんて随分ひどいもんです。
残業などという観念がありませんからね。
一律4%の教職調整手当だけです。
いくら学校に残っていても、お金にはなりません。
それでいて始業と終業の時には、カードで時刻を入れなくてはなりません。
なんじゃこりゃという感じでしょうか。
昼休みなんてまともにありませんしね。
いつだって生徒が飛び込んでくれば、対応しなくてはなりません。
労働基準法
労働基準法にはなんと書いてあるのか。
ちょっと読んでみました。
賃金は労働者に全額を支払わなければならないと定めていられています。
随分ときれいな表現ですね。
これなら「すかいらーく」も今までちゃんと払っていたと言ってもなんとかなったんでしょう。
しかしグローバル化の世の中です。
1分といえども、労働に変わりはありません。
仮に最低賃金を時給1000円として計算すると、60分で割った結果は1分が16円67銭です。
なるほどこれが毎日5分として、83円35銭。
20日間働いたとしたら、1667円です。
1年間で2万円になるのです。

たった5分とは思うものの、1年間の長期スパンでみれば、かなりの金額です。
そう考えると、今回の経営者側の判断は重いですね。
他の業種でも、1分単位の時給計算になりつつあるそうです。
教員の給料はさてどんなものなのか。
あるいは通常のアルバイトとか、パートなどはどうなるのでしょう。
サービス残業などという言葉にも、一抹の寂しさがあります。
さらには風呂敷残業などという表現もあります。
少しも賃金が上がらないばかりでなく、物価の上昇スピードがものすごいです。
今年はウクライナ侵攻以来、日本の抱えている問題がどんどん表に出てきています。
黒田日銀総裁の発言も、実にばかばかしいものでした。
聞くところによれば、彼の年収は3500万円だそうです。
物価高なんて、どこ吹く風の話です。
格差がひろがる一方ですね。
今回はここまで。
じゃあね。バイバイ。