【星の王子さま】童心にいつでも戻れる不思議な本【サン・テグジュペリ】

スポンサーリンク

星の王子さま

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

今日は童話のおはなしです。

といっても子供の童話じゃないね。

これは大人向けの本です。

もちろん、子供が読んだって面白い。

しかしその深さは年を重ねるほど、よくわかるのです。

サン・テグジュペリの代表作です。

1943年にアメリカで出版されました。

その後、版を重ね、今では200以上の国と地域の言葉に翻訳されています。

原題は『Le Petit Prince』。

直訳すれば小さな王子さまですね。

それに「星の」とつけたのはすごい。

この小説のキーワードはなんでしょうか。

御存知ですか。

「大切なものは、目に見えないんだ」という王子さまのセリフです。

Le plus important est invisible

英語のスペルによく似ています。

importantもinvisibleも英語の単語と全く同じです。

いい言葉ですね。

この表現に触れるために、みんな読んでいるようなもんです。

本当に大切なものが目に見えないからこそ、人は日々苦労しているというワケです。

スポンサーリンク

操縦士

1935年、彼はフランスとベトナム間の最短時間飛行記録に挑戦しました。

しかし機体のトラブルでサハラ砂漠に不時着してしまったのです。

この時は絶望視されましたが、彼は3日後に徒歩でカイロに生還しました。

この時の体験が後の『星の王子さま』の原型になったと言われています。

代表作は『夜間飛行』『人間の土地』です。

今も文庫にちゃんと入っています。

ぜひ読んでみてください。

童話とはまた違う彼の一面をみることができます、

最期はよくわかっていません。

飛行機事故だったことは確かです。

その後のことがはっきりしないのです。

それだけにどこか幻想的なイメージを持たれているということも言えますね。

あのかわいい挿絵を覚えている人も多いでしょうね。

すべて作者自身によるものです。

あの絵がなんともいえないふくらみを持たせてます。

主人公の様子などもすごくイメージしやすいのです。

スポンサーリンク

あらすじ

操縦士の「ぼく」は、サハラ砂漠に不時着します。

1週間分の水しかなく、不安な夜を過ごします。

ぼくは、翌日、1人の少年と出会いました

話すうちに、少年がある小さな惑星からやってきた王子さまであることを知るのです。

王子さまの星は家ほどの大きさしかありません。

そこには3つの火山と、大きなバオバブと、1輪のバラの花があるだけでした。

王子さまはバラの花に毎日水をやり大切に育てていたのです。

しかし、ある日バラの花とけんかしてしまいます。

それから彼の旅が始まったのです。

王子さまはたくさんの人に出会います。

ここに登場する人たちは、きっと彼の周囲にいたんでしょうね。

それを戯画化して描いています。

自分の体面を保つことばかり気にしている王さま。

みんなにチヤホヤされるのが好きな自惚れ屋。

お酒ばかり飲んでいる男。

星の数の勘定を1日中している実業家。

彼はこれで一儲けを企んでいるのです。

自分の机を離れたこともないという地理学者。

皮肉たっぷりに描かれた人間の様子が、作者のいた世界を想像させます。

地球に降り立つ

飛行機を修理しようと戦っていたぼくは蓄えの水がなくなったことを知ります。

そこで王子さまの提案にのるのです。

井戸を探しに行こうというワケでした。

半信半疑でいると、ぼくは本当に井戸を発見するのです。

翌日、飛行機が直り、ぼくは王子さまに知らせに行きます。

すると、王子さまはヘビと話をしていました。

翌日、王子の身体は跡形もなくなっていました。

2人に別れがやってきたのです。

ぼくはこの本をフランス語で読みたくて勉強したようなもんです。

バオバブの木やバラの花のイメージが『星の王子さま』に彩りを添えてくれています。

読んでみてください。

スポンサーリンク

必ず心が柔らかくなりますよ。

じゃあね。

See You Again。