和食の魅力
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたのは、今から7、8年前のことです。
すごいですね。
歌舞伎とか結城紬などにつづいて22番目だったんです。
なんたってきれいですよね。
料理は文化だつていうけど、ホントです。
見た目がとにかく美しい。
季節をこれだけ感じさせる料理ってないでしょ。
世界中を見渡したってない。
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それくらい日本の風土に根差した料理なんです。
材料だってそうです。
メチャクチャには調理しない。
素材をそのまんま生かすのだ。
調理法も特殊です。
当然、生もあります。
焼く、煮る、蒸す、揚げる、あえる、発酵させる、干すなどと八面六臂です。
さらにその内側で味を支えているのが「だし」です。
出汁の妙味
日本の料理は下味ですよ。
昆布や鰹節をこれでもかとつっこんで出汁をとる。
だからなんにもいれてないおつゆだけを飲んでもうまい。
いわゆる「うまみ」です。
最近は出汁のパックをいろいろと売ってますね。
飛び魚が入っていたり、あれやこれやとものすごい。
六本木のミッドタウンには「茅乃舎だし」の店なんかもあるもんね。
いつもすごい人ですよ。
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みんなそこで食事をしてる。
帰りに出汁を買うのだ。
我が家でも使ってます。
確かにうまい。
他にもいくつか老舗があるでしょ。
みんな独自の製法です。
おせち料理
こういう技が重なって、お節料理なんかになるのかな。
今年は我が家も注文しちゃいました。
ちょっと高かったけどね。
お正月はゴージャスに行こうじゃないの。
ほんとに微妙な味付けなんだ。
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ものすごく強烈な香辛料を入れるというのではありません。
ゆずとか、みょうがとか。
本当に微かな香りを楽しむのです。
確かにエスニック料理に比べれはパンチはないかもしれません。
しかし世の中は原色の味だけじゃないんだよ。
いくつもの色を重ね合わせて、風情を楽しむ。
それが和食の醍醐味なんです。
お米の文化
和食とお米はきっても切れません。
しかしそのお米の消費量が近年はどんどん減ってるそうですね。
肉とパンという組み合わせが増えつつあるのだとか。
今年は豊作で、困ってるという話です。
とれ過ぎちゃった。
どうしたらいいものか。
いくら出汁の魅力だといっても、そんなのとってる暇がないという人がほとんどです。
半分できたのを買ってきて、チンするだけとか。
素材をただ炒めるだけとか。
とにかくみんな忙しいのだ。
暢気に煮干しから出汁を取りますなんて人はいないのです。
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ましてや昆布に鰹節なんて、夢のまた夢。
それでもやっぱり時々はいただきましょうよ。
おふくろの味も時代とともに変化していきます。
それでも残してもらいたい味がたくさんある。
そこはかとない深みを知ったら、どぎつい世界には戻れないよ。
料亭でおいしいのを食べたら、家でチャレンジしましょ。
そうやっていくことこそが無形文化遺産の証しですよ。
なんかそんな気がして仕方がないのだ。
今日の一言。
男性諸君、勇んで厨房に入れ。
じゃあね。
See You Again。