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【ブラックジャック・手塚治虫】人間の命と生きがいとの関係【小論文】

手塚治虫はエッセイの中で、医学に対する根本的な疑問を書いています。それはなんのために治療をするのかということです。もちろん、病気を治したいというのが根本でしょう。しかし治療がすんだ高齢者の生きがいが本当にあるのかどうか。それが問題なのです。
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【人間関係・トラウマ】他人が怖いという感情が全ての不信の原因だった

他人が怖いというのは誰もが持っている感情です。自分を表現できないつらさはだれにでもあります。しかし人は少しずつ、他人に自分をさらけだしながら、自己肯定感をたかめていくものなのです。そのためにはどうしたらいいのか。少し考えてみましょう。
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【宦官趙高・馬と鹿】秦が滅び漢が天下をとった理由は群臣の忖度にあり

『新語』という中国の本に馬と鹿の話があります。皇帝と宦官との会話を中心としたものです。鹿を見てこれは馬だという宦官に対して、忖度をする群臣たちの話です。その結果、皇帝も正しい判断ができなくなってしまったのです。
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【小論文・キャラと役割】居場所を探すために苦労する寂しい人間の関係

キャラという言葉をよく聞きます。濃いキャラ、キャラ立ち、ゆるキャラなど、さまざまな使い方をされます。どうして自分の居場所をさがすために、私たちは苦労しなくてはならないのでしょうか。そこに集団主義の問題をみることも可能です。
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【小論文・若者の法則】身近な人へのやさしさが第三者に向かわないワケ

香山リカの文章を読んで小論文を書くという問題をやってみましょう。タイトルは『若者の法則』です。近頃の若者たちは、他者に対しての想像力を十分に持っていないというのです。自分に近い人にはやさしいのに、その外にいる人に対しては無関心なのです。
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【校内フリースクール】学校に居場所があるということの大きな意味

校内にあるフリースクールという発想はあまり今までになかったものです。どうしても予算などの措置をするのが大変でした。それを試みている市などもあります。この試みの成否は今後の不登校問題にも大きな影響を与えると考えられます。
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【不登校への処方箋】苦しさを察してくれる人を探すことの大切さ

不登校の生徒数が減少しません。どうしたらいいのか。そのための処方箋を皆が考えています。なぜ不登校になるのか。その理由もさまざまです。こころの中の問題だけに、なかなか解決への糸口が見いだせないのです。この問題の難しさを露呈しています。
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【ゆらぎのある暮らし】意外性や突発性が人を内側から活性化させる

人間は複雑な生き物です。いつもある程度の規則性の中で暮らしています。しかしそれを突き抜けて、非日常の味わいもしてみたいのです。そのためにゆらぎという考え方があります。突発的で意外な動き方をするものに対して、愛着を覚えるのです。
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【自立と支えあい】何にでもなれる可能性のある社会は息苦しい

可能性がたくさんある社会をうまく生きていくということは大変に難しいことです。確かに私たちは自由なのかもしれません。しかしその分、自分に何ができるのかということをきちんと見極めなければなりません。他者との関係を把握するのは難しいのです。
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【コミュニケーション力・デジタル時代】他者への思いやりと想像力が命

コミュニケーション力を養うには何が大切なのでしょうか。相手に自分の考えを正確に伝えることくらい、難しいことはありません。基本的に他者への敬意を失った瞬間に論旨が伝わらなくなります。思いやりと想像力を失った瞬間なのです。
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【鏡の中の現代社会・見田宗介】異世界を知り自明な場所から外に出る

先日亡くなった社会学者、見田宗介の評論を読み解きます。この文章は二項対立で書かれているので、大変にわかりやすいのです。さらに小論文の課題としても、十分に成立するものです。内容をじっくりと読んで、さまざまな立場から書き分けてみてください。
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【新カリキュラム】AI時代の目標は論理力と感性の鋭さ【国語】

新学習指導要領がいよいよ4月から始まりました。国語科の先生もいろいご苦労されていることと思います。なんといっても書く、話すに軸足を移そうとしている国語の力をどう現場で育てるのかということです。言葉でいうのは簡単ですが、悩みは深いのです。
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【小論文・同質性】誰もがホワイトカラーになりたがる社会は弱い

同質な子供がお受験をして小学校中学校へ進学する。この現象がますます顕著になっています。ホワイトカラーを望む親たちもリスクの少ない人生を子供に歩んでもらいたいと考えています。しかしそれが本当に理想的な生き方なのか。幸福観ととともに考えます。
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【小論文・序列性】社会のタテマエが現実をこじれたものにする【病理】

日本人の病理と題した文を読み、考え方の基本をチェックする問題です。個人の能力の差をあまり認めようとしないのが日本人の傾向です。つまりそこから差別が生まれることを好まないのです。したがって、劣位のものはコンプレックスをもちやすいのです。
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【小論文・自分探し】アイデンティティの確立のため人は真剣に模索する

小論文の問題に挑戦しましょう。タイトルは『自分探し』です。誰でもがどこかに本当の自分がいると信じて探し始めます。アイデンティティの発見です。しかし課題文では、それは無理で意味のないことだと断定しています。内容をじっくり捉えてみてください。
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【小論文・書き方のヒミツ】設計図を最初に描ききれれば合格間違いなし

小論文を書くための方法はいろいろあります。そのうちの1つが設計図の構築です。最初にどのようなストーリ-で全体をまとめるのかをイメージするのです。それさえできれば、あとは自然な流れで全体の文章ができあがっていきます。