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【コンクリートの時代・隈研吾】二項対立で論点をあぶりだす【木の本質】

建築家、隈研吾氏の名前を御存知でしょうか。オリンピックの時に建て直した国立競技場の設計をしたひとです。格子状の木材を使ったシンプルなデザインが好評でしたね。彼のエッセイは、コンクリートの時代は終わったという衝撃的な内容のものです。
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【劇場型と博物館型】二項対立の構図を利用し西洋と日本の家を考える

二項対立の図式を利用して、西洋と日本の家の違いを考えてみましょう。これは文化の底に流れる大きな違いです。よく言われるのが劇場型と博物館型の違いです。日本の家は元々、意味をもっていません。そこに何を置くかで部屋が大きく変化するのです。
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【絶望の国の幸福な若者たち】希望と満足の変質【今が幸せならばそれで】

現代の若者は幸福であるという論点をどう考えたらいいのか。基本的な表現を1つ1つ丁寧に読み取り、そこにどのような問題意識があるのかを分析していった評論です。意外な側面が出てきて、面白いです。一読してみてください。
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【将来展望】チャットGPTの登場で小論文の学習法にも変化の予感が

チャットGPTの登場で入試小論文はその姿を変えつつあります。特に予習や復習に利用したり、要約に使うことでその利用価値はかなり広がる可能性があります。さらに入試の現場ではどのようにこの生成AIを考えたらいいのでしょうか。
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【シャーデンフロイデ】他人の不幸を密かに望む悲しい人間の性【嫉妬】

シャーデンフロイデという表現を知っていますか。人の不幸は蜜の味というイヤな言葉があります。その時の心の状態を示す言い方なのです。なぜ、人間にはそうした感情があるのか。原因の大半は嫉妬心です。自分よりも目立つ人間に対して悪感情を持つのです。
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【地球温暖化】グラフや図表から情報を読み取り的確な論点を示す道のり

小論文の試験には課題文型が多いてす。しかしグラフや図表からテーマを読み取るタイプの問題もかなり出ます。その時はどこを見るのか。最も大切なのは差です。どこに大きな差があるのか。その違いの理由は何か。ポイントはまさにそれなのです。
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【新学力観・思考コード】正解のない問いに答える想像力を磨くのがカギ

思考コードという言葉を御存知ですか。新学力観にそって語られるようになりました。今までのように暗記中心ではとても今の世界を生き抜くことはできません。圧倒的な想像力で正解のない問いに答えを見つけていかなければならないのです。
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【動物vs人間】世界を認識する方法の決定的な違いはイリュージョンの差

人間と他の動物はどこが違うのか。昔からよく議論になりますね。最大の差は、世界の認識の方法です。そのシステムをここではイリュージョンと名付けました。世界を察知するため、人間以外の動物は種の中にある本能に頼ります。しかし人間はさらなる広がりを持ちます。
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【チャットGPT】進化系AIを利用したレポートをどう評価すればいいのか

チャットGPTの話題が毎日新聞に掲載されています。それだけ衝撃的なソフトなのです。生成系AIの特徴は、日々進化するところにあります。それをアカデミズムの世界でどのように使用すればいいのか。これは想像以上の難問です。
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【小論文】論理的な文章は内容がきちんと理解でき結論まで一直線です

論理的な文章というのは、自分にだけ通用するようなものではありません。誰が読んでも、必ずこの結論に辿り着くという確信が必要なのです。そのためにはどうしたらいいのか。なるべく多くの時間を割いて、必ず1つの結論に導かれるように書くことです。
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【全国学力調査】中学生に出された本の読み方という刺さる設問を小論文に

全国学力調査が今年も行われました。国語の問題も以前とはかなり変化しています。しかし以前と同じパターンの設問もありました。本の読み方というテーマです。今回はそれを小論文の問題にしたらどのようになるかと考えてみました。
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【論理一筋・理由が神】主語を私にして感情を優先する書き方は絶対にNG

日本語は基本的に主語を必要としない言語です。しかし近年、グローバル化の中で論理を優先した文章が評価されるようになりました。そのため、小論文などの試験が課されるようになったのです。どのように勉強したらいいのでしょうか。
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【総合型推薦】教育理念を理解し学ぶ意欲があれば年内に合格できる入試

総合型推薦入試希望者が増えています。年内入試と言われ、はやく合格が決まるのも好感を持って迎えられています。どのタイプの生徒が合格できるのでしょうか。アドミッションオフィスとは何なのか。試験の内容はどのようなものなのか。チェックしてみます。
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【幸福の意味】現在の自分と離れたところに青い鳥はいるのか【自己喪失】

幸福の意味を探るのは至難です。人によって全く内容が違うからです。経済的に恵まれていれば、幸せだというワケではありません。親ガチャだといって構えていても状況がかわることもありません。全ては自分自身の問題なのです。
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【年内入試】面接と小論文などで素早く進路が決定する総合型が人気急上昇

近年、入試でよく使われる言葉に「年内入試」という表現があります。これは翌年まで持ち越さずに、受験で合格を勝ち取ることを意味します。かつては青田刈りと言われた総合型のAO入試が今は大変な人気です。背景には共通テストを敬遠する傾向があるのです。
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【知ることの本質】絶対的真実は信仰の領域にしかない【バカの壁】

解剖学者、養老孟司氏の『バカの壁』が出版されたのは今から20年前です。大変なベストセラーになりました。この本の中で著者は幾つかの大切な事実を伝えています。それは絶対的な真実を捕まえるということは、ほぼ不可能だということなのです。