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【言葉がつくる男と女】アイデンティティはどのようにして形成されるのか

言葉がつくる男と女みなさん、こんにちは。今回はことばとアイデンティティの関係について考えてみましょう。よく使う語彙の1つがこのアイデンティティです。なんとなくわかっているものの、きちんとは答えられない謎の単語です。よく自己同一性と訳されます...
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【荘子・湯川秀樹】中国思想が原子物理学の世界を切り拓くヒントになった

荘子みなさん、こんにちは。今回はちょっとユニークなエッセイを紹介します。筆者は湯川秀樹博士です。日本人として初めてノーベル賞を受賞したことでもよく知られていますね。陽子と中性子の結合媒介となる中間子の存在を予測した科学者です。その彼が、なん...
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【花は盛りに・徒然草】兼好法師の美意識は人の世の真実に重なる

花は盛りにみなさん、こんにちは。今回は『徒然草』をとりあげます。この本は何度読んでも飽きませんね。不思議なエッセイです。この章段は必ず高校の授業で習います。何度扱ったことでしょうか。そのたびにもっともだなと納得させられてしまいます。しかしす...
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「情報化社会」世界を最後に支配するものは数字だけだという怖ろしい真実

数字が全てみなさん、こんにちは。今回は数字について考えてみましょう。あなたの周囲をちょっと見まわしてみてください。数字以外に何があるのか。あらゆるものが数字がらみなのです。不安になりませんか。物価、賃金、年金、税金、学費、ローンなどなど、新...
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【阿弥衆の役割】デザイナーはなぜネクタイを締めようとしないのか

阿弥衆の役割みなさん、こんにちは。今回はデザイナーという職業の起源と、存在意義について考えてみます。課題文は日本を代表するデザイナーの1人、原研哉氏です。彼は「阿弥衆」がなぜ日本で生まれたのかという背景を、著書で分析しています。岩波新書『日...
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【話を複雑にすることの効用・内田樹】逆説の効果をねらった思考法

逆説の効用みなさん、こんにちは。今回は高校の国語教科書に所収されている評論を読んでみましょう。タイトルは「話を複雑にすることの効用」です。筆者の内田樹(たつる)氏についてはご存知でしょうか。フランス現代思想を中心にさまざまな評論を上梓してい...
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「性的少数者」共生する社会を築くために配慮すべき問題点と望ましい姿勢とは

ポスト・ゲイ・リブみなさん、こんにちは。今回は複雑な問題を考えます。性的マイノリティの話です。これはかつて、ある大学の小論文入試に出た文章から引用したものです。しばらく以前なら、このような内容の文が入試に使われるなどということは考えられませ...
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【コンコルドの誤り】投資の総量で次の行動を決める人間の悲しい生態

コンコルドの誤りみなさん、こんにちは。今回は進化生物学者、長谷川眞理子氏のエッセイを取り上げます。彼女は動物の進化を、行動生理学の立場から読み解こうと研究している学者です。ある視点から現代の社会を眺めると、なるほどと思われることがいくつもあ...
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「高橋源一郎・ぼくたちはどう老いるか」先人が残した「老い」の言葉の意味

老年本みなさん、こんにちは。今回は高橋源一郎の書いた老いに関しての本を読みましたので、その感想を書きます。「老い」は喫緊のテーマです。誰にでも訪れるテーマであるとはいえ、その時点にならなければ、自分の身に迫ってきません。いつまでも対岸の火事...
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「浜松中納言物語」異国の地、唐に渡った主人公が織りなす幻想的な王朝物語

輪廻転生みなさん、こんにちは。今回は『浜松中納言物語』を取り上げましょう。この作品は平安時代後期に成立した王朝物語です。主人公が「亡き父は唐の皇子に生まれ変わった」という夢のお告げを受け、中国へ渡るという非常に幻想的な内容を持っています。夢...
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【戦国策・三人成虎】同じことを何人にも言われると人はつい信じてしまいます

三人成虎みなさん、こんにちは。今回は漢文の中でも、よく教科書に出てくる『戦国策』を扱います。この本は前漢末の学者劉向が、戦国時代の遊説家が説いて回った政策を国別に分けてまとめたものです。戦国時代という言葉の元になったと言われているのです。当...
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【トリビアの宝庫・絶句】動物たちに人生の深淵と厳しさを教えられた

動物の世界は深いみなさん、こんにちは。今回はふと図書館で手に取った本に魅せられた話をさせてください。もともとぼくはそれほどに動物好きというワケじゃありません。何年に1度、動物園を訪ねてぼんやりとチンパンジーを見ていたりするタイプです。特にこ...
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【戦争と平和】人間はなぜ性懲りもなく戦争を続けるのか【エントロピー】

戦争と平和みなさん、こんにちは。ロシアとウクライナ。アメリカとイラン。毎日、ニュースに触れるのがつらいです。天井のない牢獄と呼ばれるガザ地区の人々の様子を映像で見ていると、神はいないと思わずにはいられません。それぞれに主張したいことはいくら...
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【動物vs人間】世界を認識する方法の決定的な違いはイリュージョンの差

動物と人間みなさん、こんにちは。今回は動物と人間の差について考えてみます。人間は自らを万物の霊長だといって、他の動物を見下してきました。確かにホモサピエンスの脳は大きく優れています。あらゆる動物の中でも突出しているのです。ところで、あなたは...
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【方丈記・飢饉】地震と火事に襲われた歴史を生々しく綴った名随筆

養和の大飢饉みなさん、こんにちは。今回は『方丈記』読みましょう。この作品は鴨長明による鎌倉時代の代表的な著作です。日本の中世文学になくてはならない『徒然草』『枕草子』とならぶ随筆なのです。その中で長明は、都の火災、竜巻、その後の福原遷都、養...
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「新宿末広亭・令和の定点観測」寄席通のとんでも本が愛読書になる予感

全73興行通い詰めみなさん、こんにちは。今回はいつもの雰囲気と変わりまして、読み終わったばかりのとんでも本を一冊紹介させてください。といっても好きな人なら、誰もが一度は夢見たりすることですけどね。なんのことだかわかりますか。1年間、ずっと同...
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「孔子家語」子路の問いに対する孔子の教え「人を登用することの難しさ」

孔子家語(こうしけご)みなさん、こんにちは。今回は孔子の人間観について少し触れてみましょう。『孔子家語』は孔子の言行とその門人たちの問答を記した本です。いつ成立したのかはよくわかっていません。孔子といえば『論語』が最も有名ですね。では『孔子...
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【平家物語・祇園精舎】滅びの美をここまで感動的に描いた古典はない

祇園精舎みなさん、こんにちは。今まで随分多くの古文を扱ってきました。しかしなぜか『平家物語』を取り上げていません。特にこれといって理由はないのです。ただなんとなくというのが真相に近いです。軍記ものは嫌いなのかと言われたら、Noですね。大好き...
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【源氏物語・葵上】正妻に取り憑いた物の怪の正体は噂のあの人だった

物の怪みなさん、こんにちは。今回は『源氏物語』について少しお話をさせてください。1番愛らしいと言われている紫の上がはじめて登場する「若紫」などはいいですね。何度読んでも、思わずほっこりとしてしまいます。あどけない少女の面影が実にみごとに描か...
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【比較文化論】滝と庭について考えると東西の違いがわかる【自然観】

エッセイを読むみなさん、こんにちは。先日ある女性のエッセイを読みました。暇な時には随筆に限ります。本人は何気なく書いているんでしょうけど、やはり言葉の持つ魂が宿っているのです。その人の持つ感覚が鮮やかに見て取れます。そこにたまたま滝が好きだ...
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【枯野抄・芥川龍之介】芭蕉臨終の場面で弟子たちがみせた心理のドラマ

枯野抄みなさん、こんにちは。今回は芥川龍之介の小説『枯野抄』について考えてみましょう。現代文の授業で習った人がいるかもしれません。残念ながら、ぼくは扱ったことがないですね。たまたま教科書に載っていなかったからかもしれません。読むのはそれほど...
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「シジフォスの神話」すべての苦悩はわずかなズレと閉塞感から始まる

違和感の本質みなさん、こんにちは。今回は哲学者、小林康夫氏の文章を参考にしながら、違和感を持つことの重要性について考えてみます。例えば、ある時、知らない人の集団にポツンとあなたがおかれたとしましょう。入学式、入社式、あるいはさまざまなパーテ...
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「弱肉強食論」もしゾウが肉食だったら生態系はどう変わるのか「強さの摂理」

保全生物学みなさん、こんにちは。今回は生態系についての研究者、山田俊弘さんの文章を参考して、従来の「弱肉強食論」に踏み込んでみましょう。彼は「強い者が弱い者を支配し食べる」という一般的な弱肉強食のイメージに疑問を投げかけています。確かに強い...
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【日本語の危機】英語が公用語になる日はあるのか【書き言葉の衰退】

日本語の危機みなさん、こんにちは。今回は日本語の問題を正面から取り上げます。世界中を見渡したとき、非西洋語圏できちんと機能する国語を持っている国はほとんどありません。日常生活で使う言葉の他に、いわゆる翻訳語と呼ばれるものが備わっているのは数...
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「貧困」格差社会の中で自己責任論は通用するのか「溜めの思想」

貧困みなさん、こんにちは。今回は貧困と自己責任論との関係について考えます。この問題は非常に深刻です。ここ20年くらいの間に、一気に自己責任という言葉が蔓延しました。簡単にいえば、貧しいのは本人が悪いのだという論点です。努力しなかった本人が悪...
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【俳句・縮み志向の極致】松尾芭蕉の俳句に宿る美の魂を知る【日光】

縮み志向の極致みなさん、こんにちは。今回は芭蕉の俳句について考えましょう。古典を本格的に習い始めると、だいたい文法でつまづきますね。その難解さは、口語文法の比ではありません。助動詞の数や用法、さらに敬語の種類など、覚えなくてはならないことが...
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【赤壁の戦い・三国志】劉備・孫権連合軍は総攻撃に転じ曹操軍を大破した

赤壁の戦いみなさん、こんにちは。以前勤めていた学校の国語科職員室には、横山光輝原作の『三国志』が全巻揃っていました。用事のない時は、よく読んでいたものです。手にとってページをめくり始めると、ついやめられなくなります。その中でも「赤壁の戦い」...
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「体験格差」低所得家庭の小学生の約3人に1人が体験ゼロという厳しい現実

体験格差みなさん、こんにちは。今回は普段何気なく使っている「体験」の中に潜む格差の実情をみていこうと思います。最近、実によく耳にしますね。今井祐介氏の著書『体験格差』(講談社現代新書)が出版されてから数年が経ちました。近頃、様々な場面でこの...
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【握手・井上ひさし】ルロイ修道士の優しさがどこまでも心に沁みる

小説『握手』みなさん、こんにちは。作家、井上ひさしが2010年に亡くなってから随分と月日がたちました。早いものですね。彼の芝居を一時はかなり見ました。こまつ座の稽古場にも行ったことがあります。楽しく、そして哀切な劇ばかりでした。言葉遊びの多...