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【トリビアの宝庫・絶句】動物たちに人生の深淵と厳しさを教えられた

動物の世界は深いみなさん、こんにちは。今回はふと図書館で手に取った本に魅せられた話をさせてください。もともとぼくはそれほどに動物好きというワケじゃありません。何年に1度、動物園を訪ねてぼんやりとチンパンジーを見ていたりするタイプです。特にこ...
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【戦争と平和】人間はなぜ性懲りもなく戦争を続けるのか【エントロピー】

戦争と平和みなさん、こんにちは。ロシアとウクライナ。アメリカとイラン。毎日、ニュースに触れるのがつらいです。天井のない牢獄と呼ばれるガザ地区の人々の様子を映像で見ていると、神はいないと思わずにはいられません。それぞれに主張したいことはいくら...
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【動物vs人間】世界を認識する方法の決定的な違いはイリュージョンの差

動物と人間みなさん、こんにちは。今回は動物と人間の差について考えてみます。人間は自らを万物の霊長だといって、他の動物を見下してきました。確かにホモサピエンスの脳は大きく優れています。あらゆる動物の中でも突出しているのです。ところで、あなたは...
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【方丈記・飢饉】地震と火事に襲われた歴史を生々しく綴った名随筆

養和の大飢饉みなさん、こんにちは。今回は『方丈記』読みましょう。この作品は鴨長明による鎌倉時代の代表的な著作です。日本の中世文学になくてはならない『徒然草』『枕草子』とならぶ随筆なのです。その中で長明は、都の火災、竜巻、その後の福原遷都、養...
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「新宿末広亭・令和の定点観測」寄席通のとんでも本が愛読書になる予感

全73興行通い詰めみなさん、こんにちは。今回はいつもの雰囲気と変わりまして、読み終わったばかりのとんでも本を一冊紹介させてください。といっても好きな人なら、誰もが一度は夢見たりすることですけどね。なんのことだかわかりますか。1年間、ずっと同...
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「孔子家語」子路の問いに対する孔子の教え「人を登用することの難しさ」

孔子家語(こうしけご)みなさん、こんにちは。今回は孔子の人間観について少し触れてみましょう。『孔子家語』は孔子の言行とその門人たちの問答を記した本です。いつ成立したのかはよくわかっていません。孔子といえば『論語』が最も有名ですね。では『孔子...
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【平家物語・祇園精舎】滅びの美をここまで感動的に描いた古典はない

祇園精舎みなさん、こんにちは。今まで随分多くの古文を扱ってきました。しかしなぜか『平家物語』を取り上げていません。特にこれといって理由はないのです。ただなんとなくというのが真相に近いです。軍記ものは嫌いなのかと言われたら、Noですね。大好き...
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【源氏物語・葵上】正妻に取り憑いた物の怪の正体は噂のあの人だった

物の怪みなさん、こんにちは。今回は『源氏物語』について少しお話をさせてください。1番愛らしいと言われている紫の上がはじめて登場する「若紫」などはいいですね。何度読んでも、思わずほっこりとしてしまいます。あどけない少女の面影が実にみごとに描か...
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【比較文化論】滝と庭について考えると東西の違いがわかる【自然観】

エッセイを読むみなさん、こんにちは。先日ある女性のエッセイを読みました。暇な時には随筆に限ります。本人は何気なく書いているんでしょうけど、やはり言葉の持つ魂が宿っているのです。その人の持つ感覚が鮮やかに見て取れます。そこにたまたま滝が好きだ...
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【枯野抄・芥川龍之介】芭蕉臨終の場面で弟子たちがみせた心理のドラマ

枯野抄みなさん、こんにちは。今回は芥川龍之介の小説『枯野抄』について考えてみましょう。現代文の授業で習った人がいるかもしれません。残念ながら、ぼくは扱ったことがないですね。たまたま教科書に載っていなかったからかもしれません。読むのはそれほど...
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「シジフォスの神話」すべての苦悩はわずかなズレと閉塞感から始まる

違和感の本質みなさん、こんにちは。今回は哲学者、小林康夫氏の文章を参考にしながら、違和感を持つことの重要性について考えてみます。例えば、ある時、知らない人の集団にポツンとあなたがおかれたとしましょう。入学式、入社式、あるいはさまざまなパーテ...
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「弱肉強食論」もしゾウが肉食だったら生態系はどう変わるのか「強さの摂理」

保全生物学みなさん、こんにちは。今回は生態系についての研究者、山田俊弘さんの文章を参考して、従来の「弱肉強食論」に踏み込んでみましょう。彼は「強い者が弱い者を支配し食べる」という一般的な弱肉強食のイメージに疑問を投げかけています。確かに強い...
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【日本語の危機】英語が公用語になる日はあるのか【書き言葉の衰退】

日本語の危機みなさん、こんにちは。今回は日本語の問題を正面から取り上げます。世界中を見渡したとき、非西洋語圏できちんと機能する国語を持っている国はほとんどありません。日常生活で使う言葉の他に、いわゆる翻訳語と呼ばれるものが備わっているのは数...
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「貧困」格差社会の中で自己責任論は通用するのか「溜めの思想」

貧困みなさん、こんにちは。今回は貧困と自己責任論との関係について考えます。この問題は非常に深刻です。ここ20年くらいの間に、一気に自己責任という言葉が蔓延しました。簡単にいえば、貧しいのは本人が悪いのだという論点です。努力しなかった本人が悪...
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【俳句・縮み志向の極致】松尾芭蕉の俳句に宿る美の魂を知る【日光】

縮み志向の極致みなさん、こんにちは。今回は芭蕉の俳句について考えましょう。古典を本格的に習い始めると、だいたい文法でつまづきますね。その難解さは、口語文法の比ではありません。助動詞の数や用法、さらに敬語の種類など、覚えなくてはならないことが...
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【赤壁の戦い・三国志】劉備・孫権連合軍は総攻撃に転じ曹操軍を大破した

赤壁の戦いみなさん、こんにちは。以前勤めていた学校の国語科職員室には、横山光輝原作の『三国志』が全巻揃っていました。用事のない時は、よく読んでいたものです。手にとってページをめくり始めると、ついやめられなくなります。その中でも「赤壁の戦い」...
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「体験格差」低所得家庭の小学生の約3人に1人が体験ゼロという厳しい現実

体験格差みなさん、こんにちは。今回は普段何気なく使っている「体験」の中に潜む格差の実情をみていこうと思います。最近、実によく耳にしますね。今井祐介氏の著書『体験格差』(講談社現代新書)が出版されてから数年が経ちました。近頃、様々な場面でこの...
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【握手・井上ひさし】ルロイ修道士の優しさがどこまでも心に沁みる

小説『握手』みなさん、こんにちは。作家、井上ひさしが2010年に亡くなってから随分と月日がたちました。早いものですね。彼の芝居を一時はかなり見ました。こまつ座の稽古場にも行ったことがあります。楽しく、そして哀切な劇ばかりでした。言葉遊びの多...
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「蜻蛉日記・嘆きつつ」夫・兼家との苦悩に満ちた結婚生活を赤裸々に

嘆きつつみなさん、こんにちは。今回は『蜻蛉日記』をとりあげましょう。成立は天延3年(975年)前後と推定されています。日記文学の中でも特異な位置を占める作品です。筆者は藤原道綱母です。天暦8年(954)、作者が19才の頃、時の権勢家、藤原北...
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【小論文・身体論】からだは誰のものかという問いから哲学の深淵を覗く

キーワードが命みなさん、こんにちは。小論文を書く時の基本は課題文を要約して、その内容を整理することです。国語力そのものをフルに駆使して筆者の論点を探るのです。その時にポイントとなるのがキーワードです。これを掴まえられれば、かなり論点に肉薄で...
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「近古史談」徳川家康の逸話には天下人になるべき資質が垣間見える 

徳川家康の逸話みなさん、こんにちは。今回は徳川家康の話をご紹介します。『近古史談』という本の名前を聞いたことがありますか。江戸後期の歴史書です。幕末から明治初頭の漢学者、大槻磐渓という人の著書です。元治元年(1864)に刊行されました。今回...
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「チプカシの魔力」安物買いの銭失いとは言うものの侮れません

乗り換え案内みなさん、こんにちは。春になりました。いよいよ行楽のシーズンですね。この国には几帳面な方が大変多くいます。イタリアとは大違い。どこへ行くにも時刻表通りです。2、3分遅れただけでも車掌さんが平身低頭して、謝っています。だからなのか...
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【小論文・アイデンティティと暴力】残虐性と背中合わせ【多文化容認】

アイデンティティと暴力みなさん、こんにちは。今回はアイデンティティと暴力について考えます。難しいテーマです。しかしこれほど今日的な問題はないかもしれません。民族問題に端を発した内戦があちこちで起きています。宗教などがからむと、解決への糸口が...
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「物語が生まれるまで・非合理性」人間は科学の論理だけでは生きられない

子供の「なぜ」みなさん、こんにちは。今回は「ふしぎ」というテーマで考えてみましょう。現代の教育は、最近コスパとタイパの中であえいでいるような気がして仕方がありません。効率性や正確さが重視されすぎていると感じるケースが多いです。考えさせること...
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【晏子・江南の橘、江北の枳となる】人の善悪は環境によるという教え と風土

晏子(あんし)みなさん、こんにちは。今回は春秋時代の斉の宰相、晏子をとりあげます。姓は晏、名は嬰、字(あざな)は平仲です。彼のことを知りたかったら、宮城谷昌光の『晏子』を読んでください。ページをめくるのがもどかしいぐらい、面白い本です。3代...
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「おまじないと星占い」決定的な差は宗教と科学の違い「大塚英志」

おまじないと星占いみなさん、こんにちは。今回はおまじないの話を少しさせてください。あなたはこの言葉を聞いて何を思い出しますか。世の中には、いろんなおまじないがありますね。イタリアの首都ローマをちょっと想像してみましょう。トレビの泉の前では後...
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【小論文・アイデンティティと暴力】残虐性と背中合わせ【多文化容認】

アイデンティティと暴力みなさん、こんにちは。今回はアイデンティティと暴力について考えます。難しいテーマです。しかしこれほど今日的な問題はないかもしれません。民族問題に端を発した内戦があちこちで起きています。宗教などがからむと、解決への糸口が...
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「古今著聞集・能は歌詠み」無教養で風流も解さないと思われた侍が…

能は歌詠みみなさん、こんにちは。今回は一冊の本についての話をします。『古今著聞集」は、鎌倉時代13世紀前半に橘成季(なりすえ)によって編纂された世俗説話集です。一般に『著聞集』ともいいます。事実に基づいた古今の説話を集成することで、懐古的な...
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「尾崎放哉・海も暮れきる」俳人は最後まで孤独と戦った「咳をしても一人」

自由律俳句みなさん、こんにちは。今回は尾崎放哉の話をさせてください。読み方は「ほうさい」です。いったんはエリートコースを歩んだものの、やがて酒に溺れ、最後は小豆島の寺男として死んだ俳人です。高校では自由律俳句というのをほんのちょっとだけ学び...
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はじめに「言葉」ありきという思考が服飾の世界を創り変える

論理国語の世界みなさん、こんにちは。今回は高校2~3年で習う「論理国語」の教科書から、気になったエッセイを取り上げます。数年前に教科書の改訂が行われ、高校の国語は大きく変化しました。大学入試共通テストなどに見られるように、記憶中心ではなく、...