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「弱肉強食論」もしゾウが肉食だったら生態系はどう変わるのか「強さの摂理」

保全生物学みなさん、こんにちは。今回は生態系についての研究者、山田俊弘さんの文章を参考して、従来の「弱肉強食論」に踏み込んでみましょう。彼は「強い者が弱い者を支配し食べる」という一般的な弱肉強食のイメージに疑問を投げかけています。確かに強い...
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【日本語の危機】英語が公用語になる日はあるのか【書き言葉の衰退】

日本語の危機みなさん、こんにちは。今回は日本語の問題を正面から取り上げます。世界中を見渡したとき、非西洋語圏できちんと機能する国語を持っている国はほとんどありません。日常生活で使う言葉の他に、いわゆる翻訳語と呼ばれるものが備わっているのは数...
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「貧困」格差社会の中で自己責任論は通用するのか「溜めの思想」

貧困みなさん、こんにちは。今回は貧困と自己責任論との関係について考えます。この問題は非常に深刻です。ここ20年くらいの間に、一気に自己責任という言葉が蔓延しました。簡単にいえば、貧しいのは本人が悪いのだという論点です。努力しなかった本人が悪...
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【俳句・縮み志向の極致】松尾芭蕉の俳句に宿る美の魂を知る【日光】

縮み志向の極致みなさん、こんにちは。今回は芭蕉の俳句について考えましょう。古典を本格的に習い始めると、だいたい文法でつまづきますね。その難解さは、口語文法の比ではありません。助動詞の数や用法、さらに敬語の種類など、覚えなくてはならないことが...
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【赤壁の戦い・三国志】劉備・孫権連合軍は総攻撃に転じ曹操軍を大破した

赤壁の戦いみなさん、こんにちは。以前勤めていた学校の国語科職員室には、横山光輝原作の『三国志』が全巻揃っていました。用事のない時は、よく読んでいたものです。手にとってページをめくり始めると、ついやめられなくなります。その中でも「赤壁の戦い」...
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「体験格差」低所得家庭の小学生の約3人に1人が体験ゼロという厳しい現実

体験格差みなさん、こんにちは。今回は普段何気なく使っている「体験」の中に潜む格差の実情をみていこうと思います。最近、実によく耳にしますね。今井祐介氏の著書『体験格差』(講談社現代新書)が出版されてから数年が経ちました。近頃、様々な場面でこの...
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【握手・井上ひさし】ルロイ修道士の優しさがどこまでも心に沁みる

小説『握手』みなさん、こんにちは。作家、井上ひさしが2010年に亡くなってから随分と月日がたちました。早いものですね。彼の芝居を一時はかなり見ました。こまつ座の稽古場にも行ったことがあります。楽しく、そして哀切な劇ばかりでした。言葉遊びの多...
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「蜻蛉日記・嘆きつつ」夫・兼家との苦悩に満ちた結婚生活を赤裸々に

嘆きつつみなさん、こんにちは。今回は『蜻蛉日記』をとりあげましょう。成立は天延3年(975年)前後と推定されています。日記文学の中でも特異な位置を占める作品です。筆者は藤原道綱母です。天暦8年(954)、作者が19才の頃、時の権勢家、藤原北...
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【小論文・身体論】からだは誰のものかという問いから哲学の深淵を覗く

キーワードが命みなさん、こんにちは。小論文を書く時の基本は課題文を要約して、その内容を整理することです。国語力そのものをフルに駆使して筆者の論点を探るのです。その時にポイントとなるのがキーワードです。これを掴まえられれば、かなり論点に肉薄で...
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「近古史談」徳川家康の逸話には天下人になるべき資質が垣間見える 

徳川家康の逸話みなさん、こんにちは。今回は徳川家康の話をご紹介します。『近古史談』という本の名前を聞いたことがありますか。江戸後期の歴史書です。幕末から明治初頭の漢学者、大槻磐渓という人の著書です。元治元年(1864)に刊行されました。今回...
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「チプカシの魔力」安物買いの銭失いとは言うものの侮れません

乗り換え案内みなさん、こんにちは。春になりました。いよいよ行楽のシーズンですね。この国には几帳面な方が大変多くいます。イタリアとは大違い。どこへ行くにも時刻表通りです。2、3分遅れただけでも車掌さんが平身低頭して、謝っています。だからなのか...
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【小論文・アイデンティティと暴力】残虐性と背中合わせ【多文化容認】

アイデンティティと暴力みなさん、こんにちは。今回はアイデンティティと暴力について考えます。難しいテーマです。しかしこれほど今日的な問題はないかもしれません。民族問題に端を発した内戦があちこちで起きています。宗教などがからむと、解決への糸口が...
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「物語が生まれるまで・非合理性」人間は科学の論理だけでは生きられない

子供の「なぜ」みなさん、こんにちは。今回は「ふしぎ」というテーマで考えてみましょう。現代の教育は、最近コスパとタイパの中であえいでいるような気がして仕方がありません。効率性や正確さが重視されすぎていると感じるケースが多いです。考えさせること...
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【晏子・江南の橘、江北の枳となる】人の善悪は環境によるという教え と風土

晏子(あんし)みなさん、こんにちは。今回は春秋時代の斉の宰相、晏子をとりあげます。姓は晏、名は嬰、字(あざな)は平仲です。彼のことを知りたかったら、宮城谷昌光の『晏子』を読んでください。ページをめくるのがもどかしいぐらい、面白い本です。3代...
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「おまじないと星占い」決定的な差は宗教と科学の違い「大塚英志」

おまじないと星占いみなさん、こんにちは。今回はおまじないの話を少しさせてください。あなたはこの言葉を聞いて何を思い出しますか。世の中には、いろんなおまじないがありますね。イタリアの首都ローマをちょっと想像してみましょう。トレビの泉の前では後...
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【小論文・アイデンティティと暴力】残虐性と背中合わせ【多文化容認】

アイデンティティと暴力みなさん、こんにちは。今回はアイデンティティと暴力について考えます。難しいテーマです。しかしこれほど今日的な問題はないかもしれません。民族問題に端を発した内戦があちこちで起きています。宗教などがからむと、解決への糸口が...
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「古今著聞集・能は歌詠み」無教養で風流も解さないと思われた侍が…

能は歌詠みみなさん、こんにちは。今回は一冊の本についての話をします。『古今著聞集」は、鎌倉時代13世紀前半に橘成季(なりすえ)によって編纂された世俗説話集です。一般に『著聞集』ともいいます。事実に基づいた古今の説話を集成することで、懐古的な...
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「尾崎放哉・海も暮れきる」俳人は最後まで孤独と戦った「咳をしても一人」

自由律俳句みなさん、こんにちは。今回は尾崎放哉の話をさせてください。読み方は「ほうさい」です。いったんはエリートコースを歩んだものの、やがて酒に溺れ、最後は小豆島の寺男として死んだ俳人です。高校では自由律俳句というのをほんのちょっとだけ学び...
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はじめに「言葉」ありきという思考が服飾の世界を創り変える

論理国語の世界みなさん、こんにちは。今回は高校2~3年で習う「論理国語」の教科書から、気になったエッセイを取り上げます。数年前に教科書の改訂が行われ、高校の国語は大きく変化しました。大学入試共通テストなどに見られるように、記憶中心ではなく、...
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「作家の自我」演技する私は小説の中のどこに存在しているのか「構造分析」

小説の構造みなさん、こんにちは。今回は小説というものの構造について考えてみます。目的は、作家の自我がどこにあるのかという昔からのテーマを明らかにすることです。そんなことを考えてみて何になるのか。ある意味、もっともな問いかけですね。しかし、こ...
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「徒然草」女性の本性を論じた第107段に見る兼好の思考パターンはこれ

女性の本質みなさん、こんにちは。今回は『徒然草』を読みます。兼好法師の文章は高校でかなり学びますね。しかしあまり授業ではとりあげないもののなかにも、すぐれた内容のものがたくさんあります。随筆文学の傑作といわれる理由はそこにあるのです。近年、...
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「有明の月に・和泉式部日記」敦道親王の返歌にこころが揺れた日のこと

有明の月にみなさん、こんにちは。今回は『和泉式部日記』を取り上げましょう。この作品は敦道(あつみち)親王との10カ月の恋愛を物語風につづった日記です。成立は平安時代中期の1007年頃で、『源氏物語』と同時代の作品です。作者は和泉式部とされて...
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「生成AI」文化人類学の立場からアフリカ人の合理性を考える

文化人類学みなさん、こんにちは。今回は令和7年度の都立国立高校推薦入試の問題を取り上げます。大問が2問あり、問1は文化人類学に関するテーマです。かなりの長文が2つ出されています。問2はカードの順番を考える数学の問題です。60分でこの問題を解...
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「ヤマザキマリ・テルマエロマエ」動き回って行動することの大切さ

テルマエ・ロマエみなさん、こんにちは。今回はローマ風呂を題材にした特異な漫画「テルマエ・ロマエ」を描いたヤマザキマリさんの話を書きます。何本か映画化されていますので、それを見た方も多いでしょうね。あるいは単行本で読んだという方もいるはずです...
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落語は口伝!台本が全くないという驚きの真実【師匠によって違う】

落語は全て口伝みなさん、こんにちは。アマチュア落語家のすい喬です。今まで落語に台本があると思ってましたか。実はないんです。落語は全て口伝です。正確にいえば、誰が喋ったという速記録はあります。しかしそれはあくまでも、落語家個人のもの。これが絶...
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【千曲川旅情の歌】島崎藤村の詩を読み時の流れに身を浸したい

五七調みなさん、こんにちは。今回は島崎藤村の代表的な詩を読みましょう。高校では必ず習います。いかにも文語の文体が詩の格調を感じさせますね。小諸の「懐古園」を訪ねた人は、千曲川の風景が目に見えてくるのではないでしょうか。足を伸ばして、彼の生家...
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「車谷長吉の小説とお悩み相談」人生の救いとの超深い関係

世捨て人の文学みなさん、こんにちは。今日は現在でも人気のある、作家の車谷長吉を取り上げます。69歳で突然亡くなってからかなりの年月が過ぎました。どうしてこの作家なのかと訊かれると、困ります。好きなんです。学校では習うことのない作家です。今ま...
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「建礼門院右京大夫集」滅亡する平家一族と恋人・資盛を供養した歌人の書

恋人・平資盛みなさん、こんにちは。今回は『建礼門院右京大夫集』の一節を読みます。建礼門院右京大夫(けんれいもんいんうきょうのだいぶ)は、平安時代末から鎌倉時代初期にかけての女流歌人です。父は藤原伊行。母は大神基政の娘で箏の名手であった夕霧で...
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「内田百閒・サラサーテの盤」幻想的で不気味な雰囲気をたたえた名短編

漱石門下内田百閒(1889~1971)は、日本近代文学の中でもきわめて特異な位置を占める作家です。百閒という名前は彼の俳号からきています。地元の故郷岡山にある百間川(ひゃっけん)からとられました。後に文字をかえて「百閒」としたのです。それほ...
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「世阿弥と紫式部」人間の煩悩はやがて救われ悟りの境地へと導かれるのか

人と救いみなさん、こんにちは。日本の古典文学を読んでいると、さまざまな問いにつきあたりますね。仏教的死生観にも大きな渦がいくつもあるのを感じます。無常観だけでは解決できないテーマなのです。特に煩悩と救いの問題を考えている作品は何かといえば、...