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「徒然草」女性の本性を論じた第107段に見る兼好の思考パターンはこれ

女性の本質みなさん、こんにちは。今回は『徒然草』を読みます。兼好法師の文章は高校でかなり学びますね。しかしあまり授業ではとりあげないもののなかにも、すぐれた内容のものがたくさんあります。随筆文学の傑作といわれる理由はそこにあるのです。近年、...
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「有明の月に・和泉式部日記」敦道親王の返歌にこころが揺れた日のこと

有明の月にみなさん、こんにちは。今回は『和泉式部日記』を取り上げましょう。この作品は敦道(あつみち)親王との10カ月の恋愛を物語風につづった日記です。成立は平安時代中期の1007年頃で、『源氏物語』と同時代の作品です。作者は和泉式部とされて...
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「生成AI」文化人類学の立場からアフリカ人の合理性を考える

文化人類学みなさん、こんにちは。今回は令和7年度の都立国立高校推薦入試の問題を取り上げます。大問が2問あり、問1は文化人類学に関するテーマです。かなりの長文が2つ出されています。問2はカードの順番を考える数学の問題です。60分でこの問題を解...
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「ヤマザキマリ・テルマエロマエ」動き回って行動することの大切さ

テルマエ・ロマエみなさん、こんにちは。今回はローマ風呂を題材にした特異な漫画「テルマエ・ロマエ」を描いたヤマザキマリさんの話を書きます。何本か映画化されていますので、それを見た方も多いでしょうね。あるいは単行本で読んだという方もいるはずです...
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落語は口伝!台本が全くないという驚きの真実【師匠によって違う】

落語は全て口伝みなさん、こんにちは。アマチュア落語家のすい喬です。今まで落語に台本があると思ってましたか。実はないんです。落語は全て口伝です。正確にいえば、誰が喋ったという速記録はあります。しかしそれはあくまでも、落語家個人のもの。これが絶...
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【千曲川旅情の歌】島崎藤村の詩を読み時の流れに身を浸したい

五七調みなさん、こんにちは。今回は島崎藤村の代表的な詩を読みましょう。高校では必ず習います。いかにも文語の文体が詩の格調を感じさせますね。小諸の「懐古園」を訪ねた人は、千曲川の風景が目に見えてくるのではないでしょうか。足を伸ばして、彼の生家...
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「車谷長吉の小説とお悩み相談」人生の救いとの超深い関係

世捨て人の文学みなさん、こんにちは。今日は現在でも人気のある、作家の車谷長吉を取り上げます。69歳で突然亡くなってからかなりの年月が過ぎました。どうしてこの作家なのかと訊かれると、困ります。好きなんです。学校では習うことのない作家です。今ま...
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「建礼門院右京大夫集」滅亡する平家一族と恋人・資盛を供養した歌人の書

恋人・平資盛みなさん、こんにちは。今回は『建礼門院右京大夫集』の一節を読みます。建礼門院右京大夫(けんれいもんいんうきょうのだいぶ)は、平安時代末から鎌倉時代初期にかけての女流歌人です。父は藤原伊行。母は大神基政の娘で箏の名手であった夕霧で...
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「内田百閒・サラサーテの盤」幻想的で不気味な雰囲気をたたえた名短編

漱石門下内田百閒(1889~1971)は、日本近代文学の中でもきわめて特異な位置を占める作家です。百閒という名前は彼の俳号からきています。地元の故郷岡山にある百間川(ひゃっけん)からとられました。後に文字をかえて「百閒」としたのです。それほ...
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「世阿弥と紫式部」人間の煩悩はやがて救われ悟りの境地へと導かれるのか

人と救いみなさん、こんにちは。日本の古典文学を読んでいると、さまざまな問いにつきあたりますね。仏教的死生観にも大きな渦がいくつもあるのを感じます。無常観だけでは解決できないテーマなのです。特に煩悩と救いの問題を考えている作品は何かといえば、...
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「AI全盛時代」人間はどこをめざせば生き残れるのか「存在価値の意味」

道具とコミュニケーションみなさん、こんにちは。今はAI全盛の時代です。人間の価値も確実に変化しつつあります。未来に向けて生きるために、人間はどこへ向かえばいいのでしょうか。私たちは「道具が使える」とか「コミュニケーションができる」といった、...
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「徒然草・第百七十五段」700年前にアルハラを批判した兼好法師の人間観

酒は毒水みなさん、こんにちは。今回はお酒についての話をします。『徒然草』は243段からなる兼好法師の文章をまとめたエッセイ集です。成立については、諸説あります。現在は1350年頃にまとめられたのではないかと考えられています。今から約700年...
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「二郎君の出家・栄花物語」出生の事情と仏道への帰依が織りなす絵図

栄花物語みなさん、こんにちは。『栄花物語』は平安時代後期に成立した歴史物語の最初の作品です。宇多天皇から堀河天皇の15代、約200年間の歴史を編年体で綴っています。正編30巻の作者は、藤原道長の妻、倫子に仕えた赤染衛門とする説が有力です。道...
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「落窪物語」雨の降った日、少将は会いに来てくれたのか「いじめられた姫」

雨の降った日みなさん、こんにちは。『落窪物語』は、継母にいじめられた姫が、知恵と愛によって幸せを掴んだという話です。数ある古典の中でも、かなり珍しいジャンルに入る作品ですね。主人公は落窪の君という名前の姫です。亡くなった母親の形見の部屋「落...
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【僕ならこう考える】思想家・吉本隆明の老年論には絶妙な味がある

僕ならこう考えるみなさん、こんにちは。今回は随分と昔に読んだ本の話です。吉本隆明という人の名前を知っていますか。学校では滅多に習いませんね。ぼく自身、授業で扱ったことはありません。似たような名前の作家がいます。吉本ばななさんです。マンガ家の...
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「伊勢物語・世の中にたえて桜のなかりせば」花のいのちを詠む歌人たちの詩魂

梅から桜へみなさん、こんにちは。桜の歌は『古今集』がいいとよく言われますね。在原業平、小野小町の歌はよく話題にのぼります。紀貫之たちが活躍した選者の時代を過ぎると、桜の花は一気に公的なものになり、誰もが花のいのちを主題に選ぶようになりました...
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桐谷美香「平穏を生む距離」狭い茶室に潜む非日常が心地よい感覚を育む

他者との距離感みなさん、こんにちは。今回は他者との距離感について考えます。あなたは「ヤマアラシのジレンマ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。鋭い針毛を持つヤマアラシは、互いに寄り添い合おうとすると、自分の針毛で相手を傷つけてしまうため...
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【掟の門・カフカ】長編・審判の挿話から独立した不条理な物語【法とは】

掟の門みなさん、こんにちは。今回は教科書に所収されたフランツ・カフカの短編小説を読みます。カフカといえばなんといっても『変身』ですね。お読みになった人も多数いることでしょう。彼の作品は不条理文学と呼ばれています。生涯に多くの作品を残しました...
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「紀綱は脈なり・韓愈」国家の秩序は人間の生命線そのものであるという思想

紀綱は脈なりみなさん、こんにちは。今回は唐を代表する文人であった韓愈の文章を読みます。高校では「雑説」をよく取り上げて勉強しますね。次のような文です。覚えているでしょうか。世に伯楽有りて、然る後に千里の馬有り。千里の馬は常に有れども、伯楽は...
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「採点方法」国によって試験の評価方法はこれだけ違う「影響の大きさ」

テストの評価みなさん、こんにちは。今回はちょっと試験の話をさせてください。どれほど今までにテストを受けてきたことでしょうか。数え切れませんよね。しかし満点はいつも100点が相場でした。成績の付け方も5段階式が多かったです。高校ではテストの点...
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「枕草子・三月ばかり物忌みしにとて」中宮から届いた手紙に清少納言は

物忌み(ものいみ)みなさん、こんにちは。今回は『枕草子』を読みます。この本は清少納言が書いた随筆です。彼女は『後撰集』の選者、清原元輔の娘で1004年頃に現存本に近いものが成立したといわれています。ちょっと珍しいのは、当時の風習が色濃く出て...
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「徒然草」女性を訪れた一夜のできごと「源氏物語・花散里」の段を下敷きにして

荒れたる宿のみなさん、こんにちは。今回は『徒然草』を読みましょう。いつものエッセイと少し趣きが異なります。貴公子が荒れた家に高貴な女性を訪ねるという話は、平安期の物語に多いですね。この文章は『源氏物語』の「花散里」の段を念頭において書かれた...
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国際語としての英語の役割はグローバル社会の中でどう変質してきたのか

英米人のことばみなさん、こんにちは。今回は英語の変化について考えてみます。言葉というものはつねに動いています。文化や時代とともに、やわらかな流動性がなくては生き残れません。可塑性の少ない硬質な言語は、ラテン語やギリシャ語のように学術以外の場...
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【かぐや姫・竹取物語】帝の求愛を拒絶し人の心を失う羽衣を着て月へ

なよ竹のかぐや姫みなさん、こんにちは。今回は日本最古の文学作品を味わいましょう。その名は『竹取物語』です。高校では特に冒頭の部分を勉強しますね。日本人なら誰でも知っている話です。作者はわかっていません。きっと1人で書いたようなものではないの...
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学才への自負が透けて見える紫式部の日記「一という字も読めません」

紫式部日記みなさん、こんにちは。今回は日記を取り上げましょう。『紫式部日記』は2巻からなる日本を代表する日記です。成立は平安時代中期、1010年頃と言われています。一条天皇の中宮彰子に仕えていた1008年7月頃から約1年半の生活を記録してい...
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【母親のための酸素マスク】共感疲労に最もよく効く薬は何か【デジタル社会】

母親のための酸素マスクみなさん、こんにちは。今回は「共感疲労」というテーマについて考えてみます。デジタル時代になって、情報が大量に拡散されるようになりました。もちろん、心温まる話題もあります。しかし大半は悲惨なニュースが多いのです。それが次...
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【言葉のチカラ】和歌は鬼神を揺るがし人の心を和らげ慰める魔法の杖

言の葉のみなもとみなさん、こんにちは。今回は言の葉の源、やまと歌について考えていきましょう。この表現を使った有名な一節があります。古今集の「仮名序」がそれです。この歌集については皆さん、ご存知ですよね。中学校で少し、高校ではかなりの数を習い...
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【臥薪嘗胆・十八史略】屈辱や痛苦に耐えうる者だけが使う四字熟語

臥薪嘗胆難しい漢字ですね。「がしんしょうたん」と読みます。聞いたことがありますか。文字を読めば意味だけはなんとかわかります。薪の上に寝て肝をなめるというのが元々の意味です。薪の上に寝ると痛い。肝は苦いものです。なめておいしいものではありませ...
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【能・杜若と葵上】激しい感情の渦が花の精や物怪の存在を浮き彫りにする

杜若の精みなさん、こんにちは。能を見るようになったのはかなり年齢をかさねてからです。学生の時も何度かかつての観世能楽堂へ行きました。「鉄輪」(かなわ)という新藤兼人の映画をみて、どんなものかと興味をもったからです。激しい映画でした。テーマは...
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「絶望の国の幸福な若者たち」希望と満足の変質「今が幸せならばそれで」

絶望の国の幸福な若者たちみなさん、こんにちは。今回は精神科医、斎藤環氏の文章を読みましょう。社会学の評論には現代の社会における家族や若者などの調査をもとにした、人間の関係性を論じたものが多いです。この文章のポイントは社会学者、古市憲寿氏の著...