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「源氏物語・心づくしの秋風・須磨」新たな出逢いの予感と海辺の寂しい日々

現代語訳のすすめみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。あなたは「源氏の須磨がえり」という言葉を知っていますか。第1巻の『桐壺』から読み始めたのはいいものの、『須磨』『明石』ぐらいまで来ると、くたびれてしまうことをさしていま...
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「考える身体・三浦雅士」身体をどう動かすかのリアルは集団の文化の中にある

歩き方の変化みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は評論家、三浦雅士氏の書いた「考える身体」というユニークな文章を読みます。タイトルを見た途端、内容がすぐに想像できるでしょうか。近年、身体はあくまでも個人の所有物である...
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【苦しかったときの話をしようか・森岡毅】沖縄リゾート「ジャングリア」いよいよオープン!

すぐに読めみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。いよいよ7月25日に「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」が開業します。沖縄本島北部の「やんばるの森」に建設された総事業費700億円に上る巨大テーマパークです...
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【喜劇と悲劇】想像の限界を超えて自由に動けなくなったあなたの悲しさは

悲劇みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は現代人の心の中を少し覗き込んでみます。参考にしたのは劇作家で評論家でもあった、福田恆存氏の文章です。彼はシェイクスピアの研究家としても、よく知られていました。『ハムレット』の...
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【恋の歌を読む・俵万智】鉄幹に愛を捧げた与謝野晶子の歌は【挽歌】

恋の歌を読むみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。恋の歌というのは永遠ですね。人は他者を愛すると、言葉を紡ぎだしたくなる生き物のようです。古来からたくさんの人が相聞歌をつくり続けてきました。相聞歌とは男女の恋愛をうたったも...
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【緊急・医療看護系小論文】安楽死と尊厳死の境はいまだ確定せず

ターミナルケアの難しさみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は6年前に起こった嘱託殺人事件について考えてみたいと思います。筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者を、致死薬で殺害したとして医師が逮捕され、その後裁判になっ...
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「遅いインターネット・宇野常寛」世界との距離感を保つ「書くことの役割」

遅いインターネットみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は今、話題の人、評論家の宇野常寛氏の文章を読みましょう。大塚の駅前に彼の独立書店が開業したという話です。ブログの記事によれば、出店の動機は「本を読む生活」をサポー...
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「いつも何度でも」主題歌には宮崎駿の死生観が滲み出ている「千と千尋の神隠し」

胸にしみるみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回はスタジオジブリのアニメ「千と千尋の神隠し」の主題歌について書きます。断っておきますが、ぼくはジブリの映画を全て見ているわけではありません。トトロなどはかわいいので何度も...
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飛行機にはバックするためのギアがないという当然のようで嘘みたいな真実

バックしたい時はみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。突然ですが、ぼくは飛行機が大好きです。あなたはどうですか。空を飛ぶだけで、すごいです。形もいいですね。なんとなくロマンがある。自家用ジェットを買いたいとまでは、思いませ...
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【宮沢賢治・永訣の朝】妹トシの死の光景【おらおらでしとりえぐも】

民話の故郷みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師のすい喬です。今回は宮沢賢治について書きます。これほどに人々の心に深く根をはった作家、詩人はいないでしょうね。童話は今も読み継がれ、彼の生きざまは小説や舞台などでも数多く取り上げられていま...
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「あはれの万華鏡・竹西寛子」言葉の持つ複雑で華麗な世界を探求する

言葉の持つ世界みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は作家・竹西寛子氏の評論を扱います。彼女のことを御存知ですか。古典文学に造詣のある小説家です。現代文学の問題として古典を考えようとする独自の視点が一貫しています。16...
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「旅人かへらず・西脇順三郎」超現実主義的感覚の果てに得た「幻影の人」とは

幻影の人と女みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は日本の詩壇でも特異な位置にある詩人、西脇順三郎について考えてみましょう。西脇順三郎は1894年に新潟に生まれました。詩人であり英文学者でもあります。第二次世界大戦前の...
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【ハラスメント社会】SNSの蔓延で人間関係はカオス化し自家中毒に突入

コンプライアンスみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。世の中はどんどんかわっていきます。目まぐるしいです。「コンプライアンス」という言葉をよく聞きますね。TOKIO解散の話などは実にタイムリーそのものです。企業活動において...
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「茶番に寄せて・坂口安吾」日本の文化に道化の観念が希薄なのはなぜか

笑いの本質みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は坂口安吾が1939年に書いた「茶番に寄せて」の一部を読みます。なぜ日本には道化の概念が根づかないのかというのが主題です。笑いの本質を探るのは大変に難しいですね。落語家、...
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【小論文・監視社会】人間不信の世の中でカメラだけが溢れかえる現実

監視社会みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は社会の隅々に監視システムの溢れかえる現代の姿を論じます。小論文を書き始めるとき、1番悩むのは文章をどうまとめたらいいのかということです。さまざまなテーマについて論じなさい...
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「連詩の可能性」詩人大岡信が願い続けた新鮮な言葉との出会いはあったのか

連詩の可能性みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は複数の詩人たちが一緒につくる、連詩の可能性について考えてみましょう。中世に流行した連歌については知っていることと思います。日本の古来に普及した伝統的な詩形の一種です。...
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「都立町田高校小論文」最善の手を求め藤井聡太名人は沈思黙考した「AIの時代」

沈思黙考みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。AIの時代に入ってかなりの年月が過ぎましたね。ChatGPTなどの開発ぶりをみていると、驚かされることばかりです。昨年の技術がいつの間にか新しいバージョンに取って代わられ、それ...
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「幸福はどこに」子ども時代との断絶を経験しない大人の行き着く先は

働くことの意味みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。子ども時代との断絶を経験しなかった人が増えていますね。大人と同じような価値観を、いかにも自分の考えとして述べる子どもも増えました。学歴厨などと呼ばれる人も、その中に入るか...
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【公私相背・韓非子】公私の利益が対立する原因は立場の違いにある

公私相背みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は漢文を取りあげます。題材は『韓非子』です。高校の漢文選択授業などで学びます。漢文は確かに難しいですが、読めるようになると、文の対比が明確であるために、かえって理論的で理解...
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【此木戸や・去来抄】言葉ひとつに描写と風情のあはれを探る芭蕉門弟の姿

向井去来みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は俳句の世界について考えてみましょう。わずか17文字の世界ですが、ひとたびそこにある深みに触れると、想像は宇宙の規模にまで拡大します。現在でも多くの人が定型詩に神経を降り注...
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【唐土の后の兄・閑居友】放浪をやめなかった兄が目指した救済の形とは

唐土の后の兄みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は『閑居友』に載せられた昔の話をとりあげます。編者の慶政は、宋に行ったときに放浪癖のある王の后の兄の話を聞きました。妹の后は、兄の放浪癖に困り果てていたようだが、兄の放...
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【トリアージ社会】生命の重みを図る客観的な手段は存在するのか

生命の重みみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回はコロナウィルスの蔓延によって顕在化された、人間の生の重みについて考えてみます。重症のコロナ患者にとって、最後の命の綱は「エクモ」と呼ばれる人工心肺装置でした。しかし高価...
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【落語は口伝】台本が全くないと聞くと大概の人は驚くのだ【子ほめ】

落語は全て口伝みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。趣味で落語をやってます。もう15年以上が過ぎました。最初の頃は物珍しさが先になり、なにをやっても面白かったですね。今はどうか。むしろ怖いです。当時、落語には台本があると思...
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【真実の百面相・大森荘蔵】人間は複雑怪奇でこころはアジサイの花とおなじ

本当とは何かみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は「本当」について考えます。人間はある年齢になると、何が本当なのかということを知りたくなります。「真実」といってもいいかもしれません。自分探しなどもその1つかもしれませ...
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【国語力低迷の危機】読書はタイパが悪すぎる「本なんか読まなくたって」

月に1冊も読まないみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は読書の話です。文化庁国語世論調査の結果がつい先日公表されました。驚きましたね。月に1冊も本を読まない人の割合が6割超に上っていたのです。2023年度の「国語に関...
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「同調圧力の強い社会」異邦人の存在とは何かという問いに答える試み

自己認識みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。グローバルな時代を迎え、従来の内向型の社会構造を変えようという試みが、あちこちで行われています。ネットワークもそのために活用されていることはいうまでもありません。しかし「異邦人...
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「メディアとの共生」広告と情報の境界線はどこにあるのか「ステマの恐怖」

メディアとの共生みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は広告と情報の境界線について考えます。ネット時代に入り、あらゆる情報が瞬時に世界を飛び回っています。メディアは情報を提供する重い役割を持つようになりました。新聞やテ...
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『源氏物語』は一条天皇の中宮・定子に捧げた鎮魂のための創作だったという説

角田光代の源氏物語みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は名作の誉れ高い、『源氏物語』をとりあげます。あなたは作家の角田光代をご存知ですか。話題作を次々と発表している現代作家の1人です。代表作に『対岸の彼女』『紙の月』...
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【クレールという女・須賀敦子】信念を持つ女性の生きざまに憧れる

クレールという女みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は授業で扱わなかった教材について書きます。それがこの「クレールという女」です。なぜやらなかったのか。当時はまだ教科書に載っていなかったのかもしれません。全く授業をし...
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【言いあてし薬師・花月草紙】人は苦しい目にあってはじめて忠告の意味を知る

言いあてし薬師みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は『花月草紙』を取り上げます。松平定信のことはご存知ですね。江戸時代、寛政の改革を行い、幕府財政の再建の為に、大胆な財政緊縮政策を行った老中です。退隠後は学問、文筆に...