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「絶望の国の幸福な若者たち」希望と満足の変質「今が幸せならばそれで」

絶望の国の幸福な若者たちみなさん、こんにちは。今回は精神科医、斎藤環氏の文章を読みましょう。社会学の評論には現代の社会における家族や若者などの調査をもとにした、人間の関係性を論じたものが多いです。この文章のポイントは社会学者、古市憲寿氏の著...
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「知ることの本質」絶対的真実は信仰の領域にしかない「バカの壁」

バカの壁みなさん、こんにちは。今回は知ることとは何かという大きなテーマを考えます。解剖学者、養老孟司氏の『バカの壁』を参考にして考えましょう。この本が出版されたのは2003年です。あっという間に400万部を超える大ベストセラーとなりました。...
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【小論文・語彙力】課題文を模写し表現をかえて自分の言葉に書き直す

語彙力が命みなさん、こんにちは。今回は語彙力の問題を考えます。長い間、生徒の小論文を添削してきました。最初に文章を読んだ時の印象がいかに大切かを少し書きます。1つは文字ですね。ていねいな字で書いてある答案は、内容もしっかりしています。自信の...
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【NG小論文の全て】知識をいくら振りかざしてもダメ【優等生AI型】

優等生AI型みなさん、こんにちは。今回はNG小論文のヒミツにせまりましょう。特に優等生と言われている人の答案に多く見かけるパターンです。たくさん勉強することは、けっして悪いことではありません。多くのことを知っているのは知らないのより、はるか...
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「紫式部日記・憂愁」藤原道長の野望は若宮の誕生でかなえられたのか

若宮誕生みなさん、こんにちは。今回は『紫式部日記』を取り上げましょう。この日記は『源氏物語』の著者が、平安時代の寛弘5年(1008)7月から同7年(1010)正月までの約1年半の間のできごとを書き遺したものです。いったい何があったのか。いち...
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「自信とプライド」枠の中に押し込められず日本で個性的に生きる道

いじめの構造みなさん、こんにちは。今回は日本人の意識に関する評論を題材にします。どんな人にでも、その総量は違えど、自信やプライドはありますね。もちろん、それが前面に多くでる人と、ほとんど出ない人の差はあるでしょう。それでも「個性」を大切にし...
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【香炉峰の雪・枕草子】学問があり機転のきく女房と中宮定子の日常

香炉峰の雪みなさん、こんにちは。今回は誰もが必ず高校で習う『枕草子』の中でも、もっとも有名な段を扱います。この章段を扱わない古文の授業はありません。それくらいによく知られているのです。なぜか。それは清少納言とお仕えしていた中宮定子との関係が...
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【萩原朔太郎・竹】青空を突き抜ける竹の根が神経にみえた詩人の薄幸

東洋の植物みなさん、こんにちは。今日は「竹」について書きます。と言っても植物学の話ではありません。日本人が竹をどのように見てきたのかというテーマです。突然ですが、みなさん竹はお好きですか。あまり嫌いな人はいないような気がします。元々はアジア...
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【つばめと女心】夫に死に別れた妻が再婚話に出した条件【俊頼髄脳】

再婚話みなさん、こんにちは。今日はちょっと昔のお話をさせてください。つばめの出てくる説話です。元になる話は『今昔物語』にあります。ここには1115年頃に成立したといわれる源俊頼の歌論書『俊頼髄脳』から文章を載せました。俊頼は白河院の院宣によ...
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「発心集・西行法師と娘」出家して数年後粗末な着物姿で遊んでいる娘を見て

西行法師と娘みなさん、こんにちは。今回は歌人、西行(1118~1190)を取り上げます。平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての人です。俗名は佐藤義清(のりきよ)。鳥羽院に仕える北面の武士でした。西行は歌人として有名で、三大和歌集のひとつ『新...
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【聞かせてよ愛の言葉を】天の声が武満徹に音楽の魂を教えた

ノヴェンバー・ステップスみなさん、こんにちは。突然ですが作曲家・武満徹を御存知ですか。日本を代表する作曲家です。1996年に65歳で亡くなりました。彼の代表作は何かと言われたら、『ノヴェンバー・ステップス』でしょう。1度聞いてみてください。...
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「白鳥・三島由紀夫」乗馬クラブで若い男女が抱いた仄かな愛情の行方

花ざかりの森「白鳥」は三島由紀夫が処女小説集『花ざかりの森』に収録した作品です。出版されたのは彼が16歳の時。校外の全国同人誌に掲載され、公に出版された初めての小説です。この作家はどこまで早熟だったのでしょうか。授業で『白鳥』を扱ったのは1...
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【みんな違ってみんないい】多様性を認め合うことで世界は共存可能

多様性を認めるみなさん、こんにちは。今までにいろいろな国の人と話をしてきました。国際交流の仕事をしていたので、そのためのイベントもかなりお手伝いました。国費留学生を招いてのパーティとか勉強会とか。日本語のスピーチ大会に招待してもらったことも...
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【男こそ・枕草子】いつの世も男女の仲は複雑怪奇です【中世の恋愛観】

平安時代の恋愛観みなさん、こんにちは。今回は平安時代の結婚観や、男女の恋愛観について考えてみます。といっても特別な話ではありません。いつの時代も男女の中は厄介なものです。互いの心の状態を理解するということが、本当に難しいのです。男女関係のト...
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「言葉の深淵」養生という表現に人生の深さと機微を感じる

なんとなく気になる言葉みなさん、こんにちは。今回は何となくお気に入りの言葉を取り上げます。今まではちっとも気にならなかったのに、最近ちょっといいなと思う表現があったりしませんか。つい先日も近くの公園へ行ったら、芝生の中にこの立て札がありまし...
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【宋名臣言行録・王旦】賢者で有能にして忖度のない臣下の実力を見抜いた男

王旦の条みなさん、こんにちは。今回は『宋名臣言行録』の中から、有名な一節を学びましょう。この24巻本は北宋朝の主だった臣下、99人の言行をまとめたものです。編者は南宋の朱熹です。唐時代の『貞観政要』とともに、為政者の必読書として、わが国でも...
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【大和物語・芦刈伝説】貧しい我が身を恥じて和歌を残した夫に妻は

芦刈伝説みなさん、こんにちは。今回は『大和物語』を取り上げます。高校ではこの段をやっていない記憶があります。全段が少し長いので、似たような話のある『伊勢物語』にその場を譲ったのでしょう。しかし仔細に読んでみると、実に味わいのあるいい章段です...
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「建築家・安藤忠雄」大阪茨木市・光の教会は不可能との戦いだった

安藤忠雄という人みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は建築家、安藤忠雄について書かれたルポ『光の教会』の話をさせてください。この本には「安藤忠雄の現場」という副題がついています。著者は建築家の平松剛氏です。今から20...
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「ノートPCのテカリ」永遠の悩みを解決したのはこの方法1択だけだった

キーボードはデリケートみなさん、こんにちは。毎日、ノートパソコンのキーボードを叩いています。このNoteもいつの間にか、回数だけはかなり重ねてきました。本当に暢気なのか、ただ駄文を書くのが好きなだけなのか。それも自分ではわかりません。ただそ...
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【無常迅速・都のつと】遍歴の歌人が残した紀行文には真心が溢れる

遍歴の歌人みなさん、こんにちは。今回は学校では取り上げることのない作品について書きます。『都のつと』は1367年に成立した紀行文です。筆者は宗久という南北朝時代を生きた歌人です。おそらく聞いたことがないんじゃないでしょうか。タイトルの「つと...
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【対話の言葉】対等な関係の表現を模索する過渡期の日本人【平田オリザ】

対話の言葉みなさん、こんにちは。今回は劇作家、平田オリザ氏の文章を読みましょう。タイトルは『わかりあえないことから』です。彼の代表作は岸田國士戯曲賞を受賞した『東京ノート』でしょう。会話が折り重なるようにして発せられる戯曲は、大変新鮮なもの...
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【達人は達人を知る・今物語】道を極めた人には他者の真価がわかる【歌詠み】

今物語みなさん、こんにちは。今回はあまり知られていないタイトルの本を取り上げます。鎌倉時代の説話集『今物語』がそれです。歌人として名の知られていた鎌倉前期の藤原信実(1176~1266年)が編んだといわれています。大和絵の肖像画の名手として...
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「本がメンター」読書の秘訣は積ん読と自分が鍛えられるという信念

読書の楽しみみなさん、こんにちは。今日は読書の話をします。あなたには、つい降りるはずの駅を乗り過ごしてしまったという経験はありませんか。気がついた時にはすでにドアが閉まった後というパターンです。ぼくにも何度かあります。理由は単純です。読んで...
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【困っている人・大野更紗】したたかに難病とつきあう【壮絶な戦い】

困っている人みなさん、こんにちは。同僚に勧められて読んでみました。大野更紗さんという若い女性が書いた本です。ビルマ(ミャンマー)の難民と知り合い、その足で現地へ出かけるほど活動的な人です。しかし突然襲った難病との戦いがこの本のテーマです。一...
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【山吹の花・俊頼髄脳】一瞬の機知に思いを重ねた伊勢大輔のみごとな歌とは

山吹の花みなさん、こんにちは。今回は和歌の心得を学びます。『俊頼髄脳』は歌論書です。著者は源俊頼(1055~1129)という歌人です。当時の歌壇の権威者であり、革新的な歌風の推進者でもありました。この著作は1115年に成立したものです。歌体...
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「協操作的行為としてのコミュニケーション」失語症の事例を参考に考える

コミュニケーションの意味みなさん、こんにちは。ユニークな入試問題をみつけました。小論文の設問です。課題文は筆者が文化人類学を学ぶ学生として、インドネシアとアメリカでの滞在経験を基にした文章です。より良いコミュニケーションとは何かという根本的...
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「カジュアルにエンドレスに」世界標準を意識し自分を信じて勉強しなくちゃ

気温上昇みなさん、こんにちは。年末が近くなり、近頃は寒い日が多くなりました。少し前までは35度近い日が続いていたというのに、いったいどうしたことでしょうか。いずれ、40度が標準になる時代がやってくるかもしれません。海水温の上昇で、気候が驚く...
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「あなたの行く朝」生きるとは忘却との壮絶な戦いだ「加藤登紀子」

人は忘れるみなさん、こんにちは。今日は忘れる話を書きます。なんだそれ、などと言わないでください。人はどんどん忘れてしまう生き物なのです。それを悲しいとみるか、潔いとみるのか。結論がずいぶんと違うものになるでしょうね。昔、受験参考書で有名な旺...
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【村上春樹】トニー滝谷は孤独な人間の横顔を3人称で描いた実験小説

リリックな作風みなさん、こんにちは。村上春樹の小説は『風の歌を聴け』からずっと読み続けています。すごく好きなのかと言われると、そうでもないかなと思います。しかし嫌いかと訊かれると、そんなことはないと断じていえます。一言でいえば、彼の乾いた感...
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「親ガチャの重み」階級格差社会にのしかかる中学卒業後の進路の現実

進路格差みなさん、こんにちは。今回は教育格差の問題を扱います。ある意味で救いのない、重い内容です。この1週間で、2冊の本を読みました。1冊は朝比奈なをさんの『進路格差 <つまずく生徒>の困難と支援に向き合う』(朝日新書)です。どの高校に進学...