essay

「ガリバー・アリス・猫」読者が価値を決める「古典論・外山滋比古」

古典論みなさん、こんにちは。今回は古典の成り立ちについて少しお話をします。皆さんは『ガリバー旅行記』をご存知ですか。アイルランドの作家ジョナサン・スウィフトにより、仮名で執筆された小説です。主人公はわずか身長6インチ(15.2センチメートル...
essay

【マンスプレイニング】女性や子供に対する男のマウンティングは最悪

マンスプレイニングみなさん、こんにちは。今日は朝刊に載っていたマンスプレイニングのお話を少しさせてください。聞いたことがありますか。造語です。男(man)と説明する(explain)という動詞をくっつけたものです。男性が女性や子供を見下した...
essay

「人やものの名前を次々と忘れる」スマホ認知症ヌマにはまった

忘れっぽいみなさん、こんにちは。最近、とにかく忘れっぽくて困ってます。人の名前はいうに及ばず、ものの名前も次々と忘れます。どうなってるんだろ。情けないです。落語なんていうとんでもない道楽に愛着があるせいか、とにかく覚えなくちゃならないことが...
various

【かぐや姫・竹取物語】帝の求愛を拒絶し人の心を失う羽衣を着て月へ

なよ竹のかぐや姫みなさん、こんにちは。今回は日本最古の文学作品を味わいましょう。その名は『竹取物語』です。高校では特に冒頭の部分を勉強しますね。日本人なら誰でも知っている話です。作者はわかっていません。きっと1人で書いたようなものではないの...
essay

【フェルマーの最終定理】超難問がおまけで解けたというクールな話

フェルマーの最終定理みなさん、こんにちは。突然ですが、数学はお得意ですか。まあまあという人もいるでしょうね。ゴキブリと同じか、それよりももっと嫌いという人もたくさんいそうです。現代は数学の時代です。というより統計と確率の世の中ですね。ぼくは...
essay

【地頭力鍛錬】直観で人を見抜く力を養うための3つの考え方【目標】

本当の力とはみなさん、こんにちは。今回は人を見抜くための考え方について書きます。突然ですが、孔子の言ったことをまとめた本に『論語』があります。そんな古い本のことまで知らないよという人は、ちょっと遅れてるかな。今よく売れている本に作家の高橋源...
essay

「感情の動員と戦争プロパガンダ」人は女性や子供の映像から行動を開始する

感情の動員みなさん、こんにちは。あなたは「感情の動員」という表現を耳にしたことがありますか。なんとなく聞いたことがあるという方も多いかもしれません。「感情の動員」とは、人々が理性的な判断よりも先に強い感情へと導かれることを意味します。そこか...
essay

「わからない」を長く抱きしめる勇気「多様性社会における共生」

多様性社会の実像みなさん、こんにちは。今回はSDGsの中でも最もよく使われる「多様性」という表現の内部を探ってみましょう。このテーマは小論文入試にもよく出題されますね。なんとなくわかったような気がするものの、その守備範囲は広く、どこまで追求...
essay

【会話の鉄則】自分の立ち位置を把握し相手の世代・環境を読めばOK

立ち位置の把握みなさん、こんにちは。今回もトークの話をしましょう。なぜこんなにこだわるのか。それは人間にとって、人とコミュニケーションをとることが生きていく上で必須なことだからです。逆にいえば、相手といい関係を作り出すことが、いかに難しいか...
various

学才への自負が透けて見える紫式部の日記「一という字も読めません」

紫式部日記みなさん、こんにちは。今回は日記を取り上げましょう。『紫式部日記』は2巻からなる日本を代表する日記です。成立は平安時代中期、1010年頃と言われています。一条天皇の中宮彰子に仕えていた1008年7月頃から約1年半の生活を記録してい...
essay

「ラベルの功罪」キャラ設定をすることで世代格差を再構築しようとする人たち

ラベリングみなさん、こんにちは。今回は世代とそれにまつわる話について少し書きます。一言でいえば、自分と違う考え方をする人や人種は全て異物なのかもしれません。大袈裟にいえば、全ての他者ということになります。簡単には理解できない存在ですからね。...
essay

「太陽がいっぱい」南イタリアのまぶしい光と黒い殺意が躍る映画

ピカレスク映画みなさん、こんにちは。今回は少しだけ映画の話をさせてください。今までに何度も見た映画というのがありますね。これは誰にでもある経験でしょう。ある意味で最もナイーブな感性の時代と重なる思い出なのかもしれません。ぼくの場合、それは何...
various

【母親のための酸素マスク】共感疲労に最もよく効く薬は何か【デジタル社会】

母親のための酸素マスクみなさん、こんにちは。今回は「共感疲労」というテーマについて考えてみます。デジタル時代になって、情報が大量に拡散されるようになりました。もちろん、心温まる話題もあります。しかし大半は悲惨なニュースが多いのです。それが次...
essay

【小論文・行旅死亡者3万人の時代】無縁社会の背景を文章にまとめる

無縁社会の現実みなさん、こんちには。あなたは行旅死亡人という言葉を聞いたことがありますか。寄りが判明せず、引き取り手のいない死者のことです。遺体を引き渡す遺族や関係者が見つからないのです。近所付き合いがないため、誰にも看取られること亡くなっ...
essay

【真贋・小林秀雄】本物を見抜く目を養うために虚心で生きる覚悟を

評論家、小林秀雄みなさん、こんにちは。今回は真贋を見抜く目について考えてみましょう。小林秀雄という人の名前をご存知ですか。もう随分以前に亡くなりました。ぼくが都立高校の教員試験を受験した時、最初に出た問題が小林秀雄でした。有名な「ボヴァリー...
essay

「補気剤の威力」元気が出なくてだるい症状にテキメン「補中益気湯」

補気剤のありがたみみなさん、こんにちは。今回はちょっと漢方薬のお話をさせてください。他の人の話じゃありません。ぼく自身の体験談です。50歳を過ぎた頃から身体の不調に悩まされていました。なんとなくだるいのです。どこが悪いというのではありません...
essay

【倭建命・ヤマトタケル・古事記】大和の美しさを詠んだ辞世の歌が響く

ヤマトタケルみなさん、こんにちは。今回は日本の神話を含む歴史書『古事記』を、少しだけ読んでみましょう。高校の教科書にも所収されてはいます。ただし、授業でとりあげるかどうかは、担当の先生によりますね。通常は『今昔物語』や『宇治拾遺物語』などの...
essay

「教育の風景」手をあげる生徒の少ない授業から抜け出す「世界標準」

手をあげるみなさん、こんにちは。今回は世界標準の授業について考えてみましょう。先日の新聞に、ある国立大学工学部の話題が掲載されていました。最低基準の学業成績を修められない学生を対象に退学勧告をするというのです。新しいシステムについてのもので...
essay

「子供時代」骨太に生きるための価値観を育てる方法「貴重な時間」

子供の頃みなさん、こんにちは。今回は子供時代をどう過ごすかについて書かせてください。いかに大切な時間かということです。こう言うと、少し唐突な印象が残るかもしれませんね。しかし子供の時代をどのように過ごしたのかということが、その後の人生を決定...
essay

【チャレンジ魂】減点主義にNonを突き付けて新しい自分を創造する

未知の自分みなさん、こんにちは。今回はチャレンジ魂の話をさせてください。ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎の小説に『見る前に跳べ』というのがあります。初期の短編集です。学生時代に読みました。衝撃的なタイトルですね。今という時代はあまりにも実...
essay

「小論文」日本文化のアイデンティティとポップカルチャーとの関係

日本文化の独自性みなさん、こんにちは。共通テストも終わりました。いよいよ大学入試本番です。今年必ず出るテーマについて、少しずつ解説を加えていきましょう。しっかりとついてきてください。今回は出題頻度の高い日本文化の特徴についての問題です。世界...
essay

「青いバラ誕生」科学の力と美との争いは「キメラ・遺伝子・AI」

青いバラみなさん、こんにちは。今回は20年も前に出版された本について書きます。なぜかどうしても文章にしてみたかったのです。『青いバラ』がその本のタイトルです。著者はノンフィクションライターの最相葉月さん。彼女はこの本の前に『絶対音感』という...
various

【言葉のチカラ】和歌は鬼神を揺るがし人の心を和らげ慰める魔法の杖

言の葉のみなもとみなさん、こんにちは。今回は言の葉の源、やまと歌について考えていきましょう。この表現を使った有名な一節があります。古今集の「仮名序」がそれです。この歌集については皆さん、ご存知ですよね。中学校で少し、高校ではかなりの数を習い...
essay

「転職・ヒント」仕事は名詞ではなく動詞で探せは今や常識「キャリア」

仕事探しのヒントみなさん、こんにちは。今回は転職の話をします。ぼくが最初に勤めたのは出版社でした。本を読むのが好きだったのです。しかし本を読んでいるだけでは仕事になりません。その裏側には当然書くという行為があります。ただ本が好きというのは名...
various

【臥薪嘗胆・十八史略】屈辱や痛苦に耐えうる者だけが使う四字熟語

臥薪嘗胆難しい漢字ですね。「がしんしょうたん」と読みます。聞いたことがありますか。文字を読めば意味だけはなんとかわかります。薪の上に寝て肝をなめるというのが元々の意味です。薪の上に寝ると痛い。肝は苦いものです。なめておいしいものではありませ...
essay

【成績をつけない唯一の場所】保健室の意味が変化している【不登校】

成績をつけない場所みなさん、こんにちは。登校拒否の子供たちがあとをたちませんね。どれくらいいるのかご存知ですか。不登校,学校不適応ともいいます。文科省は年間50日以上欠席した児童生徒を登校拒否児と定義しています。年々増加しているのです。もち...
various

【能・杜若と葵上】激しい感情の渦が花の精や物怪の存在を浮き彫りにする

杜若の精みなさん、こんにちは。能を見るようになったのはかなり年齢をかさねてからです。学生の時も何度かかつての観世能楽堂へ行きました。「鉄輪」(かなわ)という新藤兼人の映画をみて、どんなものかと興味をもったからです。激しい映画でした。テーマは...
essay

【能・道成寺】蛇体に宿った現世への執着が夕暮れの満開の桜に映える

道成寺の鐘みなさん、こんにちは。今回は能の代表作「道成寺」について考えてみます。たくさんの能をみてきた中で、特に印象の強い作品ですね。何度見たでしょうか。とにかく激しいのです。それも最初からではありません。はじめは実に静かです。それは主人公...
essay

【能・羽衣】月へ帰るために羽衣を着て舞う天女の美しさに心がしびれる

一期一会みなさん、こんにちは。今回は能の話をさせてください。そんな古い芸能を見たくはないという人も、きっといるでしょうね。ぼく自身もかつてはその中の1人でした。しかし、もっと早く出会っておけばよかったと今でも後悔しています。最初に出向いたの...
essay

マルグリッド・デュラスの小説を読んだことがありますか「愛人」

愛人「ラマン」久しぶりにマルグリッド・デュラスの小説を読みました。1992年、『愛人』という小説でゴンクール賞をとったフランスの女性作家です。絶頂の頃の人気はすごかったですね。ベトナムが舞台の実にけだるい小説でした。1920年代。フランス領...