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落語は口伝!台本が全くないという驚きの真実【師匠によって違う】

落語は全て口伝みなさん、こんにちは。アマチュア落語家のすい喬です。今まで落語に台本があると思ってましたか。実はないんです。落語は全て口伝です。正確にいえば、誰が喋ったという速記録はあります。しかしそれはあくまでも、落語家個人のもの。これが絶...
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【千曲川旅情の歌】島崎藤村の詩を読み時の流れに身を浸したい

五七調みなさん、こんにちは。今回は島崎藤村の代表的な詩を読みましょう。高校では必ず習います。いかにも文語の文体が詩の格調を感じさせますね。小諸の「懐古園」を訪ねた人は、千曲川の風景が目に見えてくるのではないでしょうか。足を伸ばして、彼の生家...
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【違かった・違くて・NG】日常表現や会話には十分注意して文章を書く

主語と述語みなさん、こんにちは。長い間、生徒の答案を添削し続けています。もっとも多いときは年間に1000枚以上の小論文を読みました。最初の数行を読むと、ある程度その生徒の実力がわかります。一種の慣れですかね。言葉の使い方をみれば、おおよその...
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「車谷長吉の小説とお悩み相談」人生の救いとの超深い関係

世捨て人の文学みなさん、こんにちは。今日は現在でも人気のある、作家の車谷長吉を取り上げます。69歳で突然亡くなってからかなりの年月が過ぎました。どうしてこの作家なのかと訊かれると、困ります。好きなんです。学校では習うことのない作家です。今ま...
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【小論文のツボ】具体的に書きなさいという時の究極の方法はこれだけ

具体的に書くとはみなさん、こんにちは。今回は「具体的」の中身について徹底的に検証します。小論文の課題文のあとに必ず幾つかの問いがありますね。最大のヒントだとよく言われます。だいたい小問が1~2つぐらいあって、その後に長い文章を書かされること...
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川上弘美の小説『神様』にハグされ癒やされたい現代人の心を見た

内田百閒大好きみなさん、こんにちは。今日は大好きな本のお話。なんとなく嬉しくなります。みなさんにご紹介できると思うだけで、いい気分になるんです。作家、川上弘美さんのことはご存知ですか。なんとなくふわふわとした空気感が好きという人も多いですね...
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「建礼門院右京大夫集」滅亡する平家一族と恋人・資盛を供養した歌人の書

恋人・平資盛みなさん、こんにちは。今回は『建礼門院右京大夫集』の一節を読みます。建礼門院右京大夫(けんれいもんいんうきょうのだいぶ)は、平安時代末から鎌倉時代初期にかけての女流歌人です。父は藤原伊行。母は大神基政の娘で箏の名手であった夕霧で...
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「内田百閒・サラサーテの盤」幻想的で不気味な雰囲気をたたえた名短編

漱石門下内田百閒(1889~1971)は、日本近代文学の中でもきわめて特異な位置を占める作家です。百閒という名前は彼の俳号からきています。地元の故郷岡山にある百間川(ひゃっけん)からとられました。後に文字をかえて「百閒」としたのです。それほ...
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「言の葉の庭」新海誠監督が万葉集の言霊に捧げた透明な物語

雲の向こう、約束の場所みなさん、こんにちは。今では随分前のことになりますが、新海誠監督の「君の名は」という大ヒットした映画がありましたね。覚えていますか。そのすぐ後に「天気の子」という作品も上映されました。この映画は第92回アカデミー賞国際...
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【小論文】1つの段落には1つのメッセージを基本単位として書き込む

段落を意識するみなさん、こんにちは。小論文を書く時、段落の話がよく出ますね。しかし実は段落って何? という人も多いのです。一番の基礎の基礎。最初に1マス空けて書き出すということさえ、知らない受験生もいます。信じられますか。でもこれは嘘じゃあ...
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「作文vs小論文」どこが1番違うのかという根本のナゾを解く「論理」

作文と小論文みなさん、こんにちは。今までに、授業などを通してたくさんの文章を読んできました。小説、評論、古文、漢文をはじめとして、戯曲などもその範疇に入ります。全てが血となり肉となって、今までぼくを成長させてくれたのです。このような機会を与...
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【小論文のヒント】課題文をスケルトンにして構造を読み取れば神仕様

課題文型が多いみなさん、こんにちは。今回は文章の構造について考えます。どんな建築でも躯体は単純なものです。基本は四角と三角。この組み合わせで出来ています。対角線を繋げば、丈夫な建物になるのです。しかし実は少しの遊びも大切です。カチンカチンに...
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【誰でもよかった・無差別犯罪】コミュニティが消滅し不条理の闇がやって来た

不穏な事件みなさん、こんにちは。最近、不穏な事件が続いていますね。刃物を持って突然電車の乗客に斬りかかるとか、後ろから追跡して薬品をかけるとか。ホームで前に立っている人を線路に突然突き落として殺してしまうというのもありました。かつて秋葉原で...
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【杉田敏ロス】人間としての魅力にあふれたビジネス英語講座の30年

看板英語番組みなさん、こんにちは。今回はとうとう終わってしまった「実践ビジネス英語」のお話です。なあにそれという人も多いでしょうね。このラジオ番組が始まったのは1987年です。それから30年以上。2021年3月にとうとう放送が終わってしまい...
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エクセルにまでAIの波が及ぶ時代になって考えたこといくつか

AIの波みなさん、こんにちは。さて、また4月がやってきました。新しい学期が始まるのです。学校という不思議な組織に関わって、50年近くが過ぎました。とうに授業をすることもなくなったと思ったら、昨年度は突然そんな機会にも恵まれました。授業をする...
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「世阿弥と紫式部」人間の煩悩はやがて救われ悟りの境地へと導かれるのか

人と救いみなさん、こんにちは。日本の古典文学を読んでいると、さまざまな問いにつきあたりますね。仏教的死生観にも大きな渦がいくつもあるのを感じます。無常観だけでは解決できないテーマなのです。特に煩悩と救いの問題を考えている作品は何かといえば、...
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「リニューアル・駅・街」アスファルトの下に土があるのを忘れない!

リニューアル・ラッシュみなさん、こんにちは。世の中の変化くらい早いものはありませんね。東京はあっちもこっちもリニューアル競争の真っ最中です。渋谷などの変わりようも激しいです。ぼんやりしているとどこを歩いているのかわからなくなってしまいます。...
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【落語・御神酒徳利】インチキ算盤占いが易の大名人に出世した滑稽噺

本息での稽古みなさん、こんにちは。今日は落語の話です。本息という表現を聞いたことがありますか。パワー全開で稽古とは違う勢いで演じるという意味です。プロはよくこの言い方をしますね。大きな声で、きちんと最後まで噺をするにはそれだけの覚悟がいるの...
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【恩師・一期一会】人との出会いがこの世界を支える【僥倖の時間】

恩師みなさん、こんにちは。今回はちょっと恩師の話をさせてください。高校の時の話です。野口武彦先生に出会えたのは、ぼくにとって僥倖と呼べるものでした。こうしたことがまさに一期一会と言えるのではないでしょうか。彼は当時大学院博士課程の学生で、講...
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「スタディサプリ!」大学受験の国語にチャレンジしてわかったこと

スタディサプリみなさん、こんにちは今日はなんとも不思議なタイトルですね。どうして今、スタディサプリの話なの。それって小、中、高校生用のアプリでしょ。そうです。その通り。スタディサプリはリクルートが開発したものすごい通信教育用の教材です。スマ...
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【池波正太郎・人間通】生誕100年を過ぎて企画が続々【人気の秘密は何か】

その魅力みなさん、こんにちは。今回は作家池波正太郎について考えてみようと思います。亡くなってすでに30年以上がたちます。没年は1990年5月。死因は急性白血病でした。彼の人気は現在も衰えることを知りません。数年前には時代劇『雲霧仁左衛門5』...
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【ほどほどに生きる】今までと180度違う価値観で暮らしていく勇気

日々のニュースを見ているとこんにちは。あなたは毎日をどんな風に過ごしていますか。いろんなことがありすぎでイヤになりませんか。ニュースを見ていると不愉快なことばかり。どうして人間はいつも戦争ばかりしているんでしょうか。はやく終息してほしいと思...
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「AI全盛時代」人間はどこをめざせば生き残れるのか「存在価値の意味」

道具とコミュニケーションみなさん、こんにちは。今はAI全盛の時代です。人間の価値も確実に変化しつつあります。未来に向けて生きるために、人間はどこへ向かえばいいのでしょうか。私たちは「道具が使える」とか「コミュニケーションができる」といった、...
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「徒然草・第百七十五段」700年前にアルハラを批判した兼好法師の人間観

酒は毒水みなさん、こんにちは。今回はお酒についての話をします。『徒然草』は243段からなる兼好法師の文章をまとめたエッセイ集です。成立については、諸説あります。現在は1350年頃にまとめられたのではないかと考えられています。今から約700年...
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「二郎君の出家・栄花物語」出生の事情と仏道への帰依が織りなす絵図

栄花物語みなさん、こんにちは。『栄花物語』は平安時代後期に成立した歴史物語の最初の作品です。宇多天皇から堀河天皇の15代、約200年間の歴史を編年体で綴っています。正編30巻の作者は、藤原道長の妻、倫子に仕えた赤染衛門とする説が有力です。道...
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【柳家小三治・落語家論】芸の神髄は守破離の流れに謙虚なこと

まねるとまなぶ最近の楽しみはベートーベンのピアノコンチェルトと落語を聞くことです。幸い、Youtubeをさがすと夥しい数の動画があります。その中でもとりわけ見事なのがコンサートの中継です。ピアノニストの細かな表情から指の先までが本当にシャー...
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松本隆トリビュート・人気作詞家は都会の風と色の心象風景を描いた

トリビュート記念みなさん、こんにちは。5年前、NHKの音楽番組で作詞家松本隆の50年を見ました。もうそんなに時がたったのかというのが実感でしたね。本当に早い。番組の内容も楽しかったです。最初に演奏された曲が「君は天然色」でした。1981年の...
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「落窪物語」雨の降った日、少将は会いに来てくれたのか「いじめられた姫」

雨の降った日みなさん、こんにちは。『落窪物語』は、継母にいじめられた姫が、知恵と愛によって幸せを掴んだという話です。数ある古典の中でも、かなり珍しいジャンルに入る作品ですね。主人公は落窪の君という名前の姫です。亡くなった母親の形見の部屋「落...
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【僕ならこう考える】思想家・吉本隆明の老年論には絶妙な味がある

僕ならこう考えるみなさん、こんにちは。今回は随分と昔に読んだ本の話です。吉本隆明という人の名前を知っていますか。学校では滅多に習いませんね。ぼく自身、授業で扱ったことはありません。似たような名前の作家がいます。吉本ばななさんです。マンガ家の...
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「伊勢物語・世の中にたえて桜のなかりせば」花のいのちを詠む歌人たちの詩魂

梅から桜へみなさん、こんにちは。桜の歌は『古今集』がいいとよく言われますね。在原業平、小野小町の歌はよく話題にのぼります。紀貫之たちが活躍した選者の時代を過ぎると、桜の花は一気に公的なものになり、誰もが花のいのちを主題に選ぶようになりました...