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【掟の門・カフカ】長編・審判の挿話から独立した不条理な物語【法とは】

掟の門みなさん、こんにちは。今回は教科書に所収されたフランツ・カフカの短編小説を読みます。カフカといえばなんといっても『変身』ですね。お読みになった人も多数いることでしょう。彼の作品は不条理文学と呼ばれています。生涯に多くの作品を残しました...
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「紀綱は脈なり・韓愈」国家の秩序は人間の生命線そのものであるという思想

紀綱は脈なりみなさん、こんにちは。今回は唐を代表する文人であった韓愈の文章を読みます。高校では「雑説」をよく取り上げて勉強しますね。次のような文です。覚えているでしょうか。世に伯楽有りて、然る後に千里の馬有り。千里の馬は常に有れども、伯楽は...
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「採点方法」国によって試験の評価方法はこれだけ違う「影響の大きさ」

テストの評価みなさん、こんにちは。今回はちょっと試験の話をさせてください。どれほど今までにテストを受けてきたことでしょうか。数え切れませんよね。しかし満点はいつも100点が相場でした。成績の付け方も5段階式が多かったです。高校ではテストの点...
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「枕草子・三月ばかり物忌みしにとて」中宮から届いた手紙に清少納言は

物忌み(ものいみ)みなさん、こんにちは。今回は『枕草子』を読みます。この本は清少納言が書いた随筆です。彼女は『後撰集』の選者、清原元輔の娘で1004年頃に現存本に近いものが成立したといわれています。ちょっと珍しいのは、当時の風習が色濃く出て...
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児童書で有名な岩崎書店前社長の言葉が強く響いた「85歳の情熱と使命」

本は喜びを与えるものみなさん、こんにちは。今回は出版社の話を書きます。といっても大きな会社の話ではありません。社員が数十人という規模の中堅出版社です。しかし大変ユニークな出版社なのです。あなたは岩崎書店の存在をご存知でしょうか。サイトで、「...
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「徒然草」女性を訪れた一夜のできごと「源氏物語・花散里」の段を下敷きにして

荒れたる宿のみなさん、こんにちは。今回は『徒然草』を読みましょう。いつものエッセイと少し趣きが異なります。貴公子が荒れた家に高貴な女性を訪ねるという話は、平安期の物語に多いですね。この文章は『源氏物語』の「花散里」の段を念頭において書かれた...
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「PRのキモ」数字を上げるにはマスメディアの裏側を知り尽くすのが近道

PRマン・下谷一良みなさん、こんにちは。今回はマスメディアの最前線にいるPRマン、下谷一良さんの著書『ずるいPR術』の話を書かせてもらいます。ぼく自身、若い頃は雑誌の編集部や広告代理店の現場で働いていました。今でもマスメディアには大変興味が...
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シニアの勉強法はアウトプット最優先の趣味で決まりです

道楽優先みなさん、こんにちは。シニア道を極めるべく、日々お勉強をしています。今日のテーマはずばり、シニアの勉強はどうあるべきかという話です。会社をリタイアした途端、濡れ落ち葉一直線なんていうのは、あまりにも寂しい話ですよね。自分の好きな趣味...
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国際語としての英語の役割はグローバル社会の中でどう変質してきたのか

英米人のことばみなさん、こんにちは。今回は英語の変化について考えてみます。言葉というものはつねに動いています。文化や時代とともに、やわらかな流動性がなくては生き残れません。可塑性の少ない硬質な言語は、ラテン語やギリシャ語のように学術以外の場...
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「小国寡民・老荘」便利な道具や技術を避け質素な暮らしを望む人生のあり方

老荘の思想みなさん、こんにちは。世界があまりにも目まぐるしく変化しています。AIの時代に入り、人間の存在意義を正確に把握することも難しくなりつつあります。どこに人生の価値を見出せばいいのか。命の重みとは何か。考えれば考えるほど難しいテーマで...
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「ガリバー・アリス・猫」読者が価値を決める「古典論・外山滋比古」

古典論みなさん、こんにちは。今回は古典の成り立ちについて少しお話をします。皆さんは『ガリバー旅行記』をご存知ですか。アイルランドの作家ジョナサン・スウィフトにより、仮名で執筆された小説です。主人公はわずか身長6インチ(15.2センチメートル...
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【マンスプレイニング】女性や子供に対する男のマウンティングは最悪

マンスプレイニングみなさん、こんにちは。今日は朝刊に載っていたマンスプレイニングのお話を少しさせてください。聞いたことがありますか。造語です。男(man)と説明する(explain)という動詞をくっつけたものです。男性が女性や子供を見下した...
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「人やものの名前を次々と忘れる」スマホ認知症ヌマにはまった

忘れっぽいみなさん、こんにちは。最近、とにかく忘れっぽくて困ってます。人の名前はいうに及ばず、ものの名前も次々と忘れます。どうなってるんだろ。情けないです。落語なんていうとんでもない道楽に愛着があるせいか、とにかく覚えなくちゃならないことが...
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【かぐや姫・竹取物語】帝の求愛を拒絶し人の心を失う羽衣を着て月へ

なよ竹のかぐや姫みなさん、こんにちは。今回は日本最古の文学作品を味わいましょう。その名は『竹取物語』です。高校では特に冒頭の部分を勉強しますね。日本人なら誰でも知っている話です。作者はわかっていません。きっと1人で書いたようなものではないの...
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【フェルマーの最終定理】超難問がおまけで解けたというクールな話

フェルマーの最終定理みなさん、こんにちは。突然ですが、数学はお得意ですか。まあまあという人もいるでしょうね。ゴキブリと同じか、それよりももっと嫌いという人もたくさんいそうです。現代は数学の時代です。というより統計と確率の世の中ですね。ぼくは...
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【地頭力鍛錬】直観で人を見抜く力を養うための3つの考え方【目標】

本当の力とはみなさん、こんにちは。今回は人を見抜くための考え方について書きます。突然ですが、孔子の言ったことをまとめた本に『論語』があります。そんな古い本のことまで知らないよという人は、ちょっと遅れてるかな。今よく売れている本に作家の高橋源...
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「感情の動員と戦争プロパガンダ」人は女性や子供の映像から行動を開始する

感情の動員みなさん、こんにちは。あなたは「感情の動員」という表現を耳にしたことがありますか。なんとなく聞いたことがあるという方も多いかもしれません。「感情の動員」とは、人々が理性的な判断よりも先に強い感情へと導かれることを意味します。そこか...
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「わからない」を長く抱きしめる勇気「多様性社会における共生」

多様性社会の実像みなさん、こんにちは。今回はSDGsの中でも最もよく使われる「多様性」という表現の内部を探ってみましょう。このテーマは小論文入試にもよく出題されますね。なんとなくわかったような気がするものの、その守備範囲は広く、どこまで追求...
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【会話の鉄則】自分の立ち位置を把握し相手の世代・環境を読めばOK

立ち位置の把握みなさん、こんにちは。今回もトークの話をしましょう。なぜこんなにこだわるのか。それは人間にとって、人とコミュニケーションをとることが生きていく上で必須なことだからです。逆にいえば、相手といい関係を作り出すことが、いかに難しいか...
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学才への自負が透けて見える紫式部の日記「一という字も読めません」

紫式部日記みなさん、こんにちは。今回は日記を取り上げましょう。『紫式部日記』は2巻からなる日本を代表する日記です。成立は平安時代中期、1010年頃と言われています。一条天皇の中宮彰子に仕えていた1008年7月頃から約1年半の生活を記録してい...
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「ラベルの功罪」キャラ設定をすることで世代格差を再構築しようとする人たち

ラベリングみなさん、こんにちは。今回は世代とそれにまつわる話について少し書きます。一言でいえば、自分と違う考え方をする人や人種は全て異物なのかもしれません。大袈裟にいえば、全ての他者ということになります。簡単には理解できない存在ですからね。...
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「太陽がいっぱい」南イタリアのまぶしい光と黒い殺意が躍る映画

ピカレスク映画みなさん、こんにちは。今回は少しだけ映画の話をさせてください。今までに何度も見た映画というのがありますね。これは誰にでもある経験でしょう。ある意味で最もナイーブな感性の時代と重なる思い出なのかもしれません。ぼくの場合、それは何...
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【母親のための酸素マスク】共感疲労に最もよく効く薬は何か【デジタル社会】

母親のための酸素マスクみなさん、こんにちは。今回は「共感疲労」というテーマについて考えてみます。デジタル時代になって、情報が大量に拡散されるようになりました。もちろん、心温まる話題もあります。しかし大半は悲惨なニュースが多いのです。それが次...
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【小論文・行旅死亡者3万人の時代】無縁社会の背景を文章にまとめる

無縁社会の現実みなさん、こんちには。あなたは行旅死亡人という言葉を聞いたことがありますか。寄りが判明せず、引き取り手のいない死者のことです。遺体を引き渡す遺族や関係者が見つからないのです。近所付き合いがないため、誰にも看取られること亡くなっ...
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【真贋・小林秀雄】本物を見抜く目を養うために虚心で生きる覚悟を

評論家、小林秀雄みなさん、こんにちは。今回は真贋を見抜く目について考えてみましょう。小林秀雄という人の名前をご存知ですか。もう随分以前に亡くなりました。ぼくが都立高校の教員試験を受験した時、最初に出た問題が小林秀雄でした。有名な「ボヴァリー...
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「補気剤の威力」元気が出なくてだるい症状にテキメン「補中益気湯」

補気剤のありがたみみなさん、こんにちは。今回はちょっと漢方薬のお話をさせてください。他の人の話じゃありません。ぼく自身の体験談です。50歳を過ぎた頃から身体の不調に悩まされていました。なんとなくだるいのです。どこが悪いというのではありません...
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【倭建命・ヤマトタケル・古事記】大和の美しさを詠んだ辞世の歌が響く

ヤマトタケルみなさん、こんにちは。今回は日本の神話を含む歴史書『古事記』を、少しだけ読んでみましょう。高校の教科書にも所収されてはいます。ただし、授業でとりあげるかどうかは、担当の先生によりますね。通常は『今昔物語』や『宇治拾遺物語』などの...
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「教育の風景」手をあげる生徒の少ない授業から抜け出す「世界標準」

手をあげるみなさん、こんにちは。今回は世界標準の授業について考えてみましょう。先日の新聞に、ある国立大学工学部の話題が掲載されていました。最低基準の学業成績を修められない学生を対象に退学勧告をするというのです。新しいシステムについてのもので...
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「子供時代」骨太に生きるための価値観を育てる方法「貴重な時間」

子供の頃みなさん、こんにちは。今回は子供時代をどう過ごすかについて書かせてください。いかに大切な時間かということです。こう言うと、少し唐突な印象が残るかもしれませんね。しかし子供の時代をどのように過ごしたのかということが、その後の人生を決定...
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【チャレンジ魂】減点主義にNonを突き付けて新しい自分を創造する

未知の自分みなさん、こんにちは。今回はチャレンジ魂の話をさせてください。ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎の小説に『見る前に跳べ』というのがあります。初期の短編集です。学生時代に読みました。衝撃的なタイトルですね。今という時代はあまりにも実...