2023-02

【13歳からの地政学】遠交近攻という戦略を初めて知る【深海が核貯蔵庫】

ロシアによるウクライナ侵攻以後、地政学の本が書店に並ぶようになりました。どこに国があるのかという地理的な問題が、今や大きな意味を持つようになっています。『13歳からの地政学』という本は大人が読んでも十分に耐えるだけの内容を持っています。
学び

【小論文の書き方】結論を2度書くと説得力が倍加する【優先度が明瞭】

小論文の構成は難しいです。ご゜く平均的な型がいくつかあります。それを最初に身につけてください。その次にやれるのは、結論を最初と最後に書くパターンです。時と場合によりますが、思わぬ効果をあげることがあります。覚えておいてください。
学び

【デジタル化社会】人間はシンギュラリティ後もAIと共生可能なのか

AIがどこまで進むのか、全くわかりません。シンギュラリティと呼ばれる時点がやってくるといわれています。全ての点でAIが人間を凌駕するのです。その時、人間はどうすればいいのか。デジタル的なものとの関係をどう構築していけばいいのか。考えてみます。
学び

【自己肯定感】自分をダメな人間だと思い込んでしまうワケ【不登校】

自己肯定感の弱い生徒が目立ちます。特に不登校が多くなっている現在、そこに何か原因があるのでしょうか。西欧型の教育との差は何なのか。それをチェックしいくことで、日本の文化が持っている問題の構図が見えてきます。
学び

【小論文】ものを修理して使うという文化が衰退したワケ【伝統文化】

日本には古いものや壊れたものを修理して使うという思想がありました。しかし最近、そうした流れが衰退しつつあります。なぜなのか。その理由を根本的に考えてみましょう。そこには熟達した技術を持つ人の問題も横たわっています。

【俳句・縮み志向の極致】松尾芭蕉の俳句に宿る美の魂を知る【日光】

松尾芭蕉の『奥の細道』は俳句の世界を大きくかえました。旅行記でありながら、そこには創作者の魂が宿っていたのです。多くの人々に今も感銘を与えています。今回は日光の段を扱います。その地で詠んだ俳句を味読してください。
学び

【小論文・多様性と調和】ピクトグラムの持つメリットについて考える

ピクトグラムという言葉を御存知でしょうか。オリンピックなどでの競技をわかりやすく図案化した絵文字のことです。交通標識などもピクトグラムの中に入ります。多様性と調和というテーマとともに、絵文字の持つ大きなメリットについても考えてみましょう。
学び

【小論・表情と言葉】意思を伝達するためにはどちらがパワフルなのか

コミュニケーションのために人間は言語を使います。しかしそれ以上に表情をよく見るのです。言葉は感情と全く別の表現をとることも可能です。しかし表情には真実が出てしまいます。その意味をどう考えればいいのでしょうか。

【枕草子・宮に初めて参りたるころ】殿上人への憧れが清少納言を緊張させた

『枕草子』にはユニークな章段がたくさんあります。その中でも清少納言が初めて出仕した時の記述は素晴らしいものです。当時の宮廷がどのようなものだったのか。もちろん、高級貴族以外の人には知る由もありませんでした。彼女は突然中宮の女房になったのです。

【正徹物語・一字の違ひ】歌人は己れの感性をひとつの文字に託すのです

『正徹物語』というのは歌論書です。学校ではめったに扱いません。それだけに新鮮ですね。一つの歌を分析し、そこに描かれた世界をイメージしながら鑑賞するのです。歌人たちが、わずかな言葉の中に、心血を注いだことがよくわかります。
学び

【小論文・表現の選択】「なので」は改まった場面や書き言葉には不向き

語彙力をつけるのは難しいです。なるべく論理的な評論を多く読むことをお勧めします。さらに意識的に使う言葉を選ぶことです。NGな表現をきちんと理解し、もし使ってしまったとしたら、すぐに消して別の表現に変えるべきです。
学び

【自然vs人間】典型的な二項対立の課題を自由という視点から解析する

人間と自然は対立するものなのか。あるいは共生できるものなのか。大変に難しい問題です。その内側に自由という言葉を代入し、意味を分析していく作業をすることで、より二項対立の内実がはっきりとみえてきます。評論文の内容を読み取ってください。

【枕草子・中納言参りたまひて】思わず微笑むユーモアたっぷりの章段

『枕草子』の筆者、清少納言は実に機知にとんだ頭の回転の速い人です。そのことがよくわかる日記の章段がいくつもあります。その中の1つが、このクラゲの話です。立派な骨をみつけたと自慢している中納言に向かって、軽口をたたく彼女の愛らしさといったら。
学び

【小論・ベーシックインカム】メリットとデメリットを比較して考察する

世界中で話題になっている制度の1つにベーシックインカムという考え方があります。同じ額の給付を国民に一律に施すというものです。この制度のメリットとデメリットはどこにあるのか。じっくりとまとめて小論文にする作業が入試に出ました。

【枕草子】どうしてこのタイトルになったのかという不思議【三大随筆】

『枕草子』は日本を代表する随筆の1つです。清少納言がその時々に書いたエッセイが千年後の今読んでも、ちっとも古びてはいません。それだけ彼女の観察眼が鋭いということなのです。しかし「枕」などという言葉が本の題名になぜのっているのでしょうか。
学び

【小論文・オンライン教育】一斉授業との差を徹底検証する【長所短所】

コロナの世界的な流行と同時に、日本では学校が一斉に休校となりました。その後、各地でオンライン授業をおこなうことで、少しずつ、学校は日常を取り戻していったのです。しかし現実には一斉授業との落差がありすぐ、うまく機能しない面も多々ありました。