2022-01

【男こそ・枕草子】美徳のよろめきを読みながら清少納言を考える

清少納言『枕草子』にはさまざまな内容があります。その中で男女の愛情を描いた部分は理解するのが難しいですね。じっくり読んでいると、人間は少しも進歩していないとしみじみ考えてしまいます。三島由紀夫の『美徳のよろめき』を思い出してしまいました。
学び

【教育・幻想】人は同じ能力を持っているワケではないという冷酷な現実

教育には幻想がつきものです。その代表は学校で学べば能力が開発されるという考え方です。それも長い期間が望ましいのです。役に立つことを学校では教えてくれるという考え方もあります。精神分析学者の岸田秀はそれらを全て幻想だと言い切りました。
学び

【小論文・横並び教育】落ちこぼれと吹きこぼれのない学校にする知恵

日本の学校では横並び意識が大変強いです。なぜか。日本人特有の心性もそこにはあるのでしょう。親などからのクレームを怖れる体質もあります。その結果、落ちこぼれや吹きこぼれと言われる生徒が発生しています。今後の方策をここで考えてみましょう。
学び

【小論文・人口増加】イースター島にみる飢餓のかたち【モアイ消滅】

世界の人口は現在どれくらいなのでしょうか。近い将来の予想はどうなのか。その事実を考えていくうちに、イースター島の悲劇が見えてきます。モアイの石像を運んだ椰子の木は、いつの間にか切られて、田畑になりました。しかしそれは続かなかったのです。
学び

【小国寡民】老荘思想の持つ哲学の底深さを今というこの時代に考える

小国寡民という表現は難しいですね。人の少ない小さな国のことを言います。そこが最も理想郷に近くなり得るということなのてす。過大に生産を続け、エネルギーを使い続けてきた現代は曲がり角に来ています。新しい生き方を模索しなくてはならないのです。
学び

【小論文・不登校】多様化する原因と背景を探り対策を示すのがカギ

不登校の生徒が後を絶ちません。なぜでしょうか。原因は多岐に渡っています。無理に登校させよとするのではなく、生徒に正対し、心を開いてもらいながら、その解決法を考えていくことが大切なのです。原因と背景は複雑です。焦ってはいけません。
学び

【小論文・原子力発電】メリットとデメリットを明確にして是非を判断

原子力発電の是非についてはかなりの大学で問題になっています。いろいろな角度から書くことができます。ただし基礎知識がないと難しいです。是非を論じる時は、きちんと論理的な説明をする必要があります。勉強してください。知らないと書けないテーマです。
学び

【みんな違ってみんないい】多様性を認め合うことで世界は共存可能

世界の人々が共存できる可能性はあるのでしょうか。世界時計の針もいよいよ終末を迎えつつあるようてす。基本はただ1つ。多様性を認め合うことです。みんな違ってみんないいという考え方の基本を守りつづけることが大切なのです。

【小論文・ルールブック】あたりまえだけどとても大切なことを実践する

あたりまえだけど大切なことというのは規範意識に支えられたルールブックのことです。かつてこのタイトルで出版された本がありました。道徳の授業を実践することは大変に難しいものです。その中で、本当に教師が自分の心から発信した授業がこれだったのです。
学び

【小論文・2025年問題】団塊の世代いよいよ後期高齢者に【自立】

団塊の世代がいよいよ後期高齢者になります。いわゆる2025年問題が起こるのです。高齢者にとって喫緊の課題は医療費です。国家財政を揺るがします。これからどうしていけばいいのか。その未来図が見えません。自立への契機はどうすれば創出できるのでしょうか。

【クレールという女・須賀敦子】信念を持つ女性の生きざまに憧れる

イタリア文学者、須賀敦子のエッセイです。タイトルは「クレールという女」。高校3年生用の教科書に所収されています。内容は抵抗運動の中で生きた人々の真実の愛とは何かという深いテーマです。すばらしいエッセイです。ご一読ください。

【井上ひさし・つかこうへい】日本の演劇を底からくつがえした男たち

日本の演劇に大きな影響を与えた人として、井上ひさしとつかこうへいの名前をあげたいと思います。この2人はそれぞれ作劇の姿勢は異なるものの、人間への愛情に満ち溢れていました。彼らの芝居を見た人の多くが、生きる勇気を手にしたことと思います。

【俳優という生き方・中村敦夫】木枯らし紋次郎の特異な演劇人生

俳優中村敦夫の人生は特異なものです。さまざまな経験が彼の本にはたくさん描かれています。小説も書きました。政治活動もしました。ある種、冷めた目で芸能の世界を切り取っています。社会活動に軸足をうつしてからの行動もユニークです。
学び

【禍福はあざなえる縄の如し】入試の季節に思うのはまさにこの言葉のみ

入試の季節になりました。いよいよ自分の運命をかけて試験に臨む時です。昔から禍福はあざなえる縄の如しという言い方をしてきました。どういう意味なのでしょうか。いいことも悪いことも順繰りに起こるのです。どちらか一方だけが続くことはありません。
学び

【小論文・若者の内向き志向】グローバルな人材の枯渇を憂う【挑戦】

若者の内向き志向が言われて久しいです。なぜなのでしょうか。どうして日本人はグローバル化されにくいのか。その理由を探っていくと、この国の持つさまざまな側面が見えてきました。語学の習得、留学の持つ意味を分析していきます。
学び

【小論文・循環型社会】大量生産・大量消費をやめて3Rの実践を

循環型社会の問題はSDGsとも深い関りがあります。大量消費、大量生産とリンクしているのです。これからの時代はもうそんなことを言っていられません。地球の環境との戦いでもあるのです。私たちはどうしたらいいのか。その方法を考えてください。