女房

【九条殿の夢合わせ・大鏡】1人の女房の夢判断がとんでもない結果を招いた

夢をみたあと、人はだれでもその意味をしりたくなるものです。しかしとんでもない判断のミスが、その後の人生を左右することも゜あります。甘くみてはいけません。誰に絵解きをしてもらうのかということを、よくよく考えなければいけません。

【香炉峰の雪・枕草子】学問があり機転のきく女房と中宮定子の日常

枕草子はいつ読んでも新しい発見のある本です。さすがに長いあいだ読み継がれてきただけのことはありますね。その中でも香炉峰の雪の段はことに有名です。高校では必ず習います。背後に漢詩の知識が必要です。理解できると、なおいっそう深みが増します。

【二月つごもり頃に・枕草子】白楽天の詩を上の句に据えた清少納言

枕草子の中にある「二月つごもり頃に」は味わいのある文章です。清少納言が宮中に出仕すると、彼女の品定めがさっそく始まりました。どの程度の能力があるのかをチェックしたがったのです。最初に試されたのは、和歌の腕前でした。彼女はどうしたのでしょうか。