堤中納言物語

【このついで・堤中納言物語】姫君のところへ通う男に心の変化が【子は鎹】

『堤中納言物語』から「このついで」の段を読みます。子供が男女の仲を復活させる大きな役割を果たしたという話なのです。最後に詠んだ歌が、男の心をつなぎ留めました。歌にはそれだけの力があるということなのでしょう。味読したください。  

【虫めづる姫君・堤中納言物語】珍奇な人物の特異な人生観を味わう

「堤中納言物語』という古典の中に出てくる姫君はかなり特異な人生観の持ち主です。タイトルは「虫めづる姫君」と言います。とにかく虫が大好きなのです。珍しいのを集めては自分で名前までつけます。どうしてこんなことになったのか。その理由はさて。