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【テンション・コード】この魅惑的な和音の連なりには何をしても勝てない

ピアノフォルテみなさん、こんにちは。毎日、暢気に暮らしています。暇な時はパソコンに向かっているか、落語を聞いているか。たまにはピアノに挑んだりもします。もちろんうまくはありません。しかしそれでも時々あの音色が恋しくなるのです。ものすごい楽器...
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【阿弥衆の役割】デザイナーはなぜネクタイを締めようとしないのか

阿弥衆の役割みなさん、こんにちは。今回はデザイナーという職業の起源と、存在意義について考えてみます。課題文は日本を代表するデザイナーの1人、原研哉氏です。彼は「阿弥衆」がなぜ日本で生まれたのかという背景を、著書で分析しています。岩波新書『日...
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【波打ち際に生きる・松浦寿輝】境界だけが持つ不安定で甘えに満ちた魅力

マージナルマンみなさん、こんにちは。今回は詩人で小説家の松浦寿輝氏のエッセイを読みます。一種の境界論です。あなたは「マージナルマン」という言葉をご存知ですか。わかりやすくいえば、境界線上にいる人のことです。どちらの集団にも完全には所属してい...
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【期待値】人生で失敗しないためには確率統計の知識が超絶の神

確率統計の時代みなさん、こんにちは。今回は期待値について考えます。かつて大学で数学を学びました。高校の頃は数学ばかり勉強していたのです。きれいな世界ですからね。いつも理路整然として無駄がありません。もちろん、無限大などというとんでもない世界...
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【話を複雑にすることの効用・内田樹】逆説の効果をねらった思考法

逆説の効用みなさん、こんにちは。今回は高校の国語教科書に所収されている評論を読んでみましょう。タイトルは「話を複雑にすることの効用」です。筆者の内田樹(たつる)氏についてはご存知でしょうか。フランス現代思想を中心にさまざまな評論を上梓してい...
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「多様性の氾濫」高い防波堤を築き人と触れずに生きるのはあまりに寂しくないか

多様性の本質みなさん、こんにちは。今回は他人との関係について少し考えてみます。一言でいえば、他者と適度な距離をとりつつ生きるのが難しい時代になりました。たとえば、道で困っていそうな人を見かけた場合を考えると分かりやすいです。簡単にいえば、見...
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「性的少数者」共生する社会を築くために配慮すべき問題点と望ましい姿勢とは

ポスト・ゲイ・リブみなさん、こんにちは。今回は複雑な問題を考えます。性的マイノリティの話です。これはかつて、ある大学の小論文入試に出た文章から引用したものです。しばらく以前なら、このような内容の文が入試に使われるなどということは考えられませ...
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【多文化共生社会】ホンネとタテマエの狭間で相互理解を育むことの難しさ

多文化共生みなさん、こんにちは。今回は教師の力量が試されるテーマについて考えてみましょう。多文化の共生という一見、響きのいい内容です。しかし言うのは簡単ですが、実際に行うのは非常に難しいのです。なぜでしょうか。ぼく自身、かつて国際開発教育の...
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【コンコルドの誤り】投資の総量で次の行動を決める人間の悲しい生態

コンコルドの誤りみなさん、こんにちは。今回は進化生物学者、長谷川眞理子氏のエッセイを取り上げます。彼女は動物の進化を、行動生理学の立場から読み解こうと研究している学者です。ある視点から現代の社会を眺めると、なるほどと思われることがいくつもあ...
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【小学・列伝巻】児孫のために美田を買はずという古来からの教えは神

小学・列伝巻みなさん、こんにちは。今回は久しぶりに漢文を勉強します。『小学』というタイトルの本です。この本は儒学の基礎を学習するための、初心者向けの入門書です。経典や歴史書から手本となるような賢者、哲人の言行を取り上げています。古来、宋の朱...
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【おカネの作り方】ホンモノの代替品が現金になるという謎のカラクリ

裸の王様みなさん、こんにちは。今回は高校1~2年で習う評論をとりあげます。タイトルは「ホンモノのおカネの作り方」です。1985年刊行の『ヴェニスの商人の資本論』に収められています。覚えていますか。ほとんどコピーと同じですね。岩井克人という経...
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「高橋源一郎・ぼくたちはどう老いるか」先人が残した「老い」の言葉の意味

老年本みなさん、こんにちは。今回は高橋源一郎の書いた老いに関しての本を読みましたので、その感想を書きます。「老い」は喫緊のテーマです。誰にでも訪れるテーマであるとはいえ、その時点にならなければ、自分の身に迫ってきません。いつまでも対岸の火事...
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「浜松中納言物語」異国の地、唐に渡った主人公が織りなす幻想的な王朝物語

輪廻転生みなさん、こんにちは。今回は『浜松中納言物語』を取り上げましょう。この作品は平安時代後期に成立した王朝物語です。主人公が「亡き父は唐の皇子に生まれ変わった」という夢のお告げを受け、中国へ渡るという非常に幻想的な内容を持っています。夢...
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「コミュニティ力」溜めの存在が貧困とおひとりさまを助けるのです

他者と生きるみなさん、こんにちは。今回は少し「溜めの存在」について考えてみます。湯浅誠という人についてはご存知ですよね。かつて日比谷公園で年越し派遣村を実施した人です。NPOの事務局長をしながら、マスコミにもよく登場しています。貧困の問題に...
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【戦国策・三人成虎】同じことを何人にも言われると人はつい信じてしまいます

三人成虎みなさん、こんにちは。今回は漢文の中でも、よく教科書に出てくる『戦国策』を扱います。この本は前漢末の学者劉向が、戦国時代の遊説家が説いて回った政策を国別に分けてまとめたものです。戦国時代という言葉の元になったと言われているのです。当...
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「見えない時間」詩人吉野弘の卓抜な表現が胸にささる「心の四季」

見えない時間みなさん、こんにちは。詩人吉野弘の「風が」という詩をご存知ですか。彼の「祝婚歌」はよく結婚式の披露宴などで披露されますね。きっと聞いたことがあると思います。大詩人です。高校では「I was born」という詩を学びます。これもす...
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「コミュ力」トホホ話と礼儀・表情・仕草が瞬時に立ち位置を変える

人間関係の難しさみなさん、こんにちは。今回は1番難しいコミュニケーション能力について考えてみます。社会に出ると、それまでの代表的な尺度だった学校の成績なんて、誰も気にしてくれません。それはそうです。首から通信簿を下げているワケにもいきません...
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【真打すごろく・柳家権太楼】死ぬまで続く芸の道にあがりはないという真実

柳家権太楼みなさん、こんにちは。今回は噺家、柳家権太楼の話をします。好きですね。「宿屋の仇討ち」という噺を権太楼の型で覚えました。爆笑派の1人です。十八番は「代書屋」でしょうか。何度聞いたかわかりません。「幽霊の辻」(ゆうれんのつじ)や「佃...
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【トリビアの宝庫・絶句】動物たちに人生の深淵と厳しさを教えられた

動物の世界は深いみなさん、こんにちは。今回はふと図書館で手に取った本に魅せられた話をさせてください。もともとぼくはそれほどに動物好きというワケじゃありません。何年に1度、動物園を訪ねてぼんやりとチンパンジーを見ていたりするタイプです。特にこ...
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【戦争と平和】人間はなぜ性懲りもなく戦争を続けるのか【エントロピー】

戦争と平和みなさん、こんにちは。ロシアとウクライナ。アメリカとイラン。毎日、ニュースに触れるのがつらいです。天井のない牢獄と呼ばれるガザ地区の人々の様子を映像で見ていると、神はいないと思わずにはいられません。それぞれに主張したいことはいくら...
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【動物vs人間】世界を認識する方法の決定的な違いはイリュージョンの差

動物と人間みなさん、こんにちは。今回は動物と人間の差について考えてみます。人間は自らを万物の霊長だといって、他の動物を見下してきました。確かにホモサピエンスの脳は大きく優れています。あらゆる動物の中でも突出しているのです。ところで、あなたは...
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【落語】らくだは人間の哀しみをどん底から描く神噺【かんかんのう】

人は哀しきみなさん、こんにちは。今回は名作「らくだ」について書かせていただきます。この噺を稽古し始めたのはかなり以前のことです。一言でいってすごく難しい。人間の業の底を描いた噺です。貧乏な長屋暮らしがウソに聞こえたら、そこでアウト。気の弱い...
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【方丈記・飢饉】地震と火事に襲われた歴史を生々しく綴った名随筆

養和の大飢饉みなさん、こんにちは。今回は『方丈記』読みましょう。この作品は鴨長明による鎌倉時代の代表的な著作です。日本の中世文学になくてはならない『徒然草』『枕草子』とならぶ随筆なのです。その中で長明は、都の火災、竜巻、その後の福原遷都、養...
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【シェイクスピアの新しさ】いつでも原点に戻れば演劇は完全に再生する

演劇の力みなさん、こんにちは。演劇部の顧問を随分と長くやりました。部活動の中でも誠に厄介な部類に入りますね。入部してくるのは自己主張の強い生徒たちばかりです。運動部と違って、技術の差が歴然とみえるというものでもありません。むしろ精神の領域に...
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【言葉の深淵】養生という表現に人生の深さと機微を感じる

なんとなく気になる言葉みなさん、こんにちは。今回は何となくお気に入りの言葉を取り上げます。今まではちっとも気にならなかったのに、最近ちょっといいなと思う表現があったりしませんか。つい先日も近くの公園へ行ったら、芝生の中にこの立て札がありまし...
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【高瀬舟・森鴎外】弟殺しの罪人は微笑んで島流しの刑に

高瀬舟みなさん、こんにちは。今回は森鴎外の名作『高瀬舟』を読みます。中学校の教科書に載っていますね。学校で習ったことと思います。どんな話だったか覚えていますか。「高瀬舟」とは、島流しを命じられた京都の罪人を大坂へ護送する船のことです。思い出...
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【三島由紀夫・没後55年】あの日のことは一生忘れない

追憶みなさん、こんにちは。ここ2か月ばかり、三島由紀夫の本ばかり読んでます。なぜでしょう。あんなに修飾過多なのに、どこがいいんだか。元々『豊饒の海』は好きでした。ご存知ですか。割腹自殺をする前に書いた4部作です。今まで、何度も読んでます。『...
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「新宿末広亭・令和の定点観測」寄席通のとんでも本が愛読書になる予感

全73興行通い詰めみなさん、こんにちは。今回はいつもの雰囲気と変わりまして、読み終わったばかりのとんでも本を一冊紹介させてください。といっても好きな人なら、誰もが一度は夢見たりすることですけどね。なんのことだかわかりますか。1年間、ずっと同...
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「あたま山」ナンセンス噺の最高峰といえば絶対これでしょ「超弩級」

ナンセンスの極致みなさん、こんにちは。突然ですが、今年も桜の花がきれいでしたね。狂ったように咲くという形容があたっているのかもしれません。今年は谷崎潤一郎の眠るお墓の後ろにあるという、しだれ桜を見に、法然院まで出かけました。毎年、この季節に...
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「孔子家語」子路の問いに対する孔子の教え「人を登用することの難しさ」

孔子家語(こうしけご)みなさん、こんにちは。今回は孔子の人間観について少し触れてみましょう。『孔子家語』は孔子の言行とその門人たちの問答を記した本です。いつ成立したのかはよくわかっていません。孔子といえば『論語』が最も有名ですね。では『孔子...