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「忖度と日本文化」近年、ローコンテクスト化しつつある日本人の変化

ローコンテクスト化みなさん、こんにちは。日本の文化を表現する言葉はいくつもありますね。「忖度」などいう表現を少し前によく聞きました。単一民族で島国、さらに農業中心であった時代はすでに過去のものです。現在はグローバル化の波に覆われ、外国人の姿...
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【後に会はんと・大和物語】伊勢物語の最終章を髣髴とさせる人との別れ

ついにゆく道みなさん、こんにちは。今回は『大和物語』の文章をみていきましょう。歌物語としては『伊勢物語』の方が先に出来上がりました。在原業平という主人公をイメージして全編が構成されていますしかし『大和物語』は特定の人が主人公という構成にはな...
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【世阿弥・風姿花伝】芸能に携わる者にとって魂の書といえばこの1冊

夢幻能みなさん、こんにちは。ぼくは趣味で時々、高座にあがります。アマチュアの落語家なんです。この道楽を始めてから、なぜか能に親しむようになりました。最近は能舞台を使って落語を演じる風景も目にしますね。なんの違和感もなく、すんなりと溶け込んで...
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「社会的ジレンマ」個人の利益を追うと酷いしっぺ返しが「環境問題」

社会的ジレンマみなさん、こんにちは、今回は「社会的ジレンマ」という問題を探ります。この表現を耳にしたことがありますか。個人の利益と全体の利益とのバランスを、どこでとるかのという問題です。環境問題などはつねにこのテーマに直面します。自分だけが...
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【無常ということ・小林秀雄】常なるものを見失った現代人に必要な心構えは

無常ということみなさん、こんにちは。今回は文芸評論家、小林秀雄の文章を読みます。最近はめっきり減りましたが、少し以前は大学入試の国語の問題といえば、小林秀雄でした。感覚的な文章が多いので、読解にはかなり苦労しましたね。ちなみにぼくが東京都の...
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「兵法書・戦国策」軍師の術策は人の心を読むことに尽きる

戦国策みなさん、こんにちは。今回は兵法書『戦国策』を読みます。この本は戦国時代の遊説家が諸侯に述べた術策を国別に編集したものです。33巻から成っています。それぞれの戦いを内側から解説したものです。前漢の人、劉向(りゅうきょう)が編纂しました...
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【伊勢物語・東下り】古文の世界にひたって中世の美意識に酔いしれる

むかし、男ありけりみなさん、こんにちは。今回は日本を代表する古典を取り上げます。『伊勢物語』は平安時代に成立した歌物語です。在原業平を思わせる男が主人公なのです。書き出しの特徴は「むかし、男ありけり」で始まるものが多いです。『伊勢物語』は『...
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夏目漱石・吾輩は猫であるは落語テイストのラノベ小説です!

読むのはしんどいみなさん、こんにちは。夏目漱石の小説も随分授業でやりました。代表はもちろん『こころ』です。あとは『夢十夜』。評論では『現代日本の開化』と『私の個人主義』。一番多くやったのはなんといっても『こころ』です。最初にどうして漱石なん...
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「村上春樹」短編・象の消滅は不思議で寂しくミステリアス感100%

象が消えたみなさん、こんにちは。このサイトでも何度か村上春樹の小説を記事にしてきました。なんとなく、たまにふと読みたくなる不思議な作家です。『風の歌を聴け』の頃からずっと読んできました。デビューした時の新鮮さは特筆ものでしたね。新しい時代の...
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「孟子・人に忍びざるの心」井戸に落ちた子を助けようとする惻隠の情とは

人に忍びざるの心みなさん、こんにちは。今回は漢文の中でも、よく話題になる「性善説」と「性悪説」を取り上げましょう。教科書にも孟子と荀子は必ず所収されています。読んでいると、どちらの説にも理があります。なるほど、その通りだとつい納得させられて...
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【超監視社会】世間の目が消え頼みの綱はカメラだけという令和の現実

監視カメラの時代みなさん、こんにちは。今回は監視社会について考えます。イヤな言葉ですね。しかしこれが現代そのものなんです。最近の犯罪捜査では監視カメラが圧倒的な効果をあげています。三種の神器と呼ばれるグッズとは何か。ズバリ「監視カメラ」「ス...
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ディズニー神話は優れた上司やスタッフのおもてなし感覚から生まれた

ロングセラーみなさん、こんにちは。先日、図書館でなんとなく手にとった本の話を書きます。結局最後までその場で読んでしまいました。奥付をみると、2002年発行とあります。タイトルは『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』とい...
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「クレジットカード・不正利用」カートから離脱する理由「カゴ落ち」

カゴ落ちみなさん、こんにちは。あなたはこの言葉を聞いたことがありますか。「カゴ落ち」がそれです。別名は「カート放棄」です。近年、ネットショップの売り上げは上がる一方ですね。ぼくも便利に使わせてもらっています。昨日は洗濯洗剤を買いました。1度...
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「礼記・四書五経」虎よりも怖いものは何かといえば「儒教の教書」

四書五経みなさん、こんにちは。儒家が尊重した書物には中国の人々の思想が刻み込まれています。その中でも四書五経(ししょごきょう)は、儒教の経書の中でも特に重要とされる書物です。四書は『論語』『大学』『中庸』『孟子』。五経は『易経』『書経』『詩...
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【世代間における環境倫理学】我々は未来の世代にエネルギーを残せるのか

環境倫理学みなさん、こんにちは。今回はエネルギーを使うとはどういうことかについて考えます。難しい問いです。真剣に考えれば考えるほど、答えが出ません。それでも論じなければなりません。小論文の問題としてはかなり高度なテーマです。課題文は哲学者、...
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【畏饅頭】落語には人間心理のアヤが満ち溢れている【まんじゅうこわい】

畏饅頭みなさん、こんにちは。今回は高校の漢文の授業で習う笑い話『畏饅頭』を学びます。中国明代の笑話本『五雑俎(ござっそ)』や『笑府(しょうふ)』に原型があります。日本ではもっぱら落語の題材として扱われてきました。誰でも1度は聞いたことがある...
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「沈黙とことば」一見対立するようなものの中に濃密な関係が潜むという発見

会話の不在と沈黙の意味みなさん、こんにちは。今回はことばについて考えてみます。小論文を書くとき、「二項対立」を重視しなさいとよく言います。東洋と西洋とか、近代以降と近代以前とか、生と死など、いくらでもこの種のテーマはありますね。確かに、両者...
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「JICA研修報告」ヴィクトリア滝の壮大さとザンビアの現実を見た

遠い国、ザンビアみなさん、こんにちは。今回は以前、JICAの研修ツアーで行ったザンビアの話をさせてください。JICAは政府開発援助のための機関です。名前を国際協力機構といいます。ザンビアはサハラ以南と呼ばれている位置にある国です。とにかく遠...
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「野分の垣間見・源氏物語」嵐の後、六条院を見舞った夕霧は偶然継母を見た

野分の垣間見みなさん、こんにちは。今回は野分(台風)の後、父親(光源氏)の邸宅、六条院を見舞った長男、夕霧の心の動揺を書きこんだ情景を読みます。光源氏が35歳の時、六条の院が完成しました。六条院は4つの町に分かれています。太政大臣となった光...
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【祝婚歌】吉野弘の詩と詩経・桃夭にはあたたかな祝福の祈りがある

吉野弘みなさん、こんにちは。今回はなんとなく祝婚歌を取り上げたくなりました。日本にもたくさんの祝い唄があります。しかし今回はあえて近代の詩を紹介します。御存知の方も多いでしょうね。かつて出席した結婚式で聞いたことがあるという経験をお持ちかも...
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【シュタイナー学校】教育のあり方に疑問を持ち設立した希望の空間

教育問題みなさん、こんにちは。今回はミヒャエル・エンデについて書きます。彼の作品、『モモ』については以前記事にまとめたことがありました。手にとられたことがありますか。時間泥棒と戦った女の子の話です。その際、ちょっとだけ筆者のエンデが通ってい...
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【恐怖とは何か・岸田秀】自我を崩壊させる不安の塊りが怖さを助長する

恐怖とは何かみなさん、こんにちは。今回はユニークな評論を紹介します。精神分析学者として有名な岸田秀氏の文章です。最もよく知られた本は『ものぐさ精神分析』。考え方の根本は「人間は本能の壊れた動物である」とするものです。独自の唯幻論を長い間、展...
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【小論文・序列性】社会のタテマエが現実をこじれたものにする【病理】

序列性みなさん、こんにちは。今回は日本の病理について考えます。それは何かといえば、劣等感コンプレックスです。日本人は平等意識の強い民族です。みんな能力はそれほどかわらないと思っています。それなのに差が生じるということは、本人の努力が足りない...
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【ガラスの動物園】人間の哀しみを描写したアメリカ演劇の代表作

戯曲の魅力みなさん、こんにちは。今回はぼくにとって忘れられない芝居、「ガラスの動物園」を紹介させてください。タイトルを聞いたことがありますか。同じ芝居を何度も見るということは、そう滅多にあるものではありません。ぼくにとってそうした作品の一つ...
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【やまなし・宮沢賢治】透明感に満ちた自然の豊かさを感じさせる童話

透明な童話みなさん、こんにちは。今回は宮沢賢治の童話を読みます。タイトルは「やまなし」です。小学校時代に習いませんでしたか。6年生の国語教科書に採用されて以来、多くの人に広く親しまれている短編です。何度読んでも不思議な味わいのある童話なので...
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【村上春樹】短編・レキシントンの幽霊は喪失の悲しみが揺らめく逸品

短編の味わいみなさん、こんにちは。毎日何をしていいのか迷いながら暮らしています。時間をもてあまして、つい読書ということになります。昔読んだ本をめくってみるというのも、時間潰しの1つの手です。今日も村上春樹の短編をいくつか読んでみました。彼の...
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「教育格差」経済の視点から学力の問題に切り込む「コロナがあぶりだしたもの」

教育格差みなさん、こんにちは。今回は格差社会の問題を経済の視点からみていきます。教育予算に関するテーマです。諸外国に比べて日本の教育水準は非常に高いです。一時はPISAショックなどといわれ、日本の教育の未来に不安を投げかけました。日本人の多...
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「空海・最澄」密教と顕教の教えが2人の関係を引き裂いた「陳舜臣・司馬遼太郎」

空海・弘法大師みなさん、こんにちは。今回は空海・弘法大師の話をします。この人はさまざまな言われ方をしています。空海を理解するには格好の本があります。陳舜臣の『曼荼羅の人』と司馬遼太郎の『空海の風景』です。この2冊をぜひ読んでみてください。前...
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「マジョリティ・チェックの重要性」差別の深層を学び人権感覚を養う

アイデンティティの心理みなさん、こんにちは。今回は人権について考えましょう。難しいテーマです。この課題が正面から出題されることはあまりありません。しかしいろいろな形で関係のあるキーワードが出てきます。特にジェンダーフリー、障害者、いじめなど...
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【悟浄歎異・中島敦】沙悟浄の目から見た孫悟空・三蔵法師の真実とは

悟浄歎異(ごじょうたんに)みなさん、こんにちは。今回は中島敦の名短編を読みます。1942年、彼は中国の古典『西遊記』に題材を求め、この作品を発表しました。授業で扱った記憶はありません。学校ではもっぱら『山月記』がメインでしたね。しかしこの作...