essay

角田光代『八日目の蝉』を10年ぶりに再読した

なぜか、このところ彼女の小説を読んでる。しかしもうこれで当分やめるかな。とにかく女の人にしか書けない本だ。母性のしくみを目の前で見せられている気がします。一言でいえば濃密だね。以前はあんまり感じなかったけど。それだけ、こちらも年をとったとい...
essay

バスに乗るのがなぜか苦じゃなくなった

なんとなくバスに乗っている。どこに行くのにも、お金がいらなくなった。一年間有効のパスを手にいれたからね。とはいえ、大枚のお金を払ったのだ。元はとらなくちゃ。しかしそんなこととは関係ない。今までなら、電車に乗っていたところにバスで行ける。路線...
various

角田光代『紙の月』が心の隙間に入り込んでくる

まさか彼女の本を続けて読むとは思わなかったです。たまたま家にあったからだけどね。最初は銀行からお金をくすねる話だとたかをくくっていたのだ。実際の事件から思いついた小説らしい。しかし途中から、これが人間だと思えるようになっていった。夫婦生活の...
essay

日本人はなんでも縮めるのが得意だね

日本人はあんまり大きなものが得意じゃないのかもしれません。昔のコマーシャルに「大きいことはいいことだ」っていうのがありました。あれはウソだな。かなり無理してたんでしょ。そんな気がする。古文の本を読んでると、ちいさいものはなんでもいとおしいと...
essay

角田光代『さがしもの』の世界に心惹かれる

別にどうってことない風景が広がる小説です。登場人物も若い。息苦しい現実の一部を少しだけ切り取って。人は死ぬまで生きなくちゃならない。切ないね。日々を過ごすことの難しさも感じる。男がいて女がいて、気にいれば一緒に暮らす。時に相手がかわることも...
various

「驚き」四本足で100メートル走った人がいた

腰が痛いというのは人間に共通の悩みのようです。あちこちに湿布薬や塗り薬の広告が載ってる。これは経験した人にしかわかりません。のばしたり、あっためたり、痛み止めをうったり。結局、どれをやっても完治するということはなさそうだ。ぼちぼちとだましだ...
various

動画の世界にまで生成AIはついに土足で上がり込んだ

9月末に公開された生成AIの動画ソフト。その名も「Sora」まだ試したことはないけど、すごいらしい。新聞にも一面にデカデカと載ってました。脅威だね。このまんま奥座敷まで土足で突っ走るのかな。そうだとすると、もう生き残れません。ちょっと前に写...
essay

詐欺師というのは悪事の才能が闇に花開く職業なのかもしれない

新聞を毎日、丹念に読みます。他にすることがないわけじゃありません。習慣なのかな。歯磨きをしないと気持ちが悪いのとおんなじ。自分の脳みそを初期化するのにも役立つしね。それにしてもです。世の中にはなんと詐欺事件なるものが多いことか。株式とか、お...
various

テストはすべからくデジタル採点の時代なのか

ちょっと驚きましたね。今日、はじめてデジタルで採点した答案を見せてもらいました。すごい枚数でも全部スキャンして、それをPCのソフトにかける。今はスキャンも全自動だからね。スピードがはやい。実際の答案は結構薄い文字で書かれたものが多いのです。...
various

身体の中にカメラを入れる技術は進歩してますね

2年に1度くらい検査してます。あんまりやりたくないけどね。便利な世の中になったというとことかも。代表的なのは胃と大腸でしょ。たいていの人がやってる。保険でやればそんなに高いもんじゃない。人間ドックだと10割ですからね。これはちょっと値がはり...
essay

秋の空には目黒のさんまが似合う

落語なんて普通の人はやらないです。恥ずかしいし、みっともない。できっこない。そういうもんです。それが普通の感覚だ。しかしあえてやってみようとする人も世の中には大勢いるのです。1人でできるしね。youtubeを見て完コピすれば、なんとかなると...
various

マウスが壊れるなんて夢にも

戦いました。この1カ月。なんだか最近ヘンだったんです。いくらクリックしても反応しなかったり、途中で切れたり。コピペもできなかったり。ノートPCを大きなモニターにつなげています。とても快適でした。16ギガのメモリーと500ギガのSSD。当分こ...
essay

何ヵ国語でアナウンスをすれば気がすむの

今日はあんまりいいお天気なので、つい隣町の某国営公園へ出かけたのです。何回か電車を乗り換えないと辿り着きません。まあ、それくらいは我慢しないとね。とにかくお天道様がニコニコしてる。これは最高だ。静かな園内を歩いていると、風も吹いてきます。鳥...
various

1億円超のマンションにも蜘蛛は巣をつくるのかな

この3か月間で価格が30~40%値上がりしたとテレビで叫んでます。どうしちゃったのかな。また不動産バブルですか。あの頃はすごかった。とんでもなく値上がりしたね。毎日値段がかわる。マンションはキャベツじゃありません。ましてや、ピーマンでもない...
essay

つかこうへいを知っていますか?

『つかこうへい正伝』ⅠⅡを続けて読んでます。あわせて1200ページ。厚い本だ。中身もめちゃくちゃに熱い。こんなに活字の底までもぐりこむのは久しぶりかな。完全に酔っちゃった。人たらしですよ。つかこうへいは。あの時代のつかこうへいを知っているこ...
essay

ぶよぶよしてるよ、スライム東京

ふくれるというのは正確じゃないな。ぶよぶよというのか。東京はどこへ行くんでしょう。一部だけ肥大化して醜いこと限りがないな。都心の惨状にも目を覆うしかないのかもね。渋谷はすごい。電車の乗り換えに神経をすり減らす。すり鉢の底だ。家を買うなんて暴...