本 【安元の大火・方丈記】都の大半が燃え焼死者数千人を数えた未曽有の災害 都の大半が燃え、焼死者数千人を出した火事が、安元の大火です。鴨長明はその様子を子細に書き留めています。平家が滅亡していく時代の様子を無常観とともに描いています。 本
本 【水魚の交わり】劉備玄徳は漢室再興の志を参謀である諸葛孔明に委ねた 水魚の交わりという言葉をご存知でしょうか。本当に親密な仲のことをいいます。劉備玄徳は 漢室再興の 志を参謀である諸葛孔明を得たことで大きく前進させました。三国志は実に楽しい本です。 本
本 【唐土の后の兄・閑居友】放浪をやめなかった兄が目指した救済の形とは 中国で聞いた話だそうです。王の后の兄が、みすぼらしい恰好をして、諸国を遍歴しました。何をいっても帰ってきません。そこで后は貧しい恰好をしている人に対して、やさしくしてあげるようにという宣旨を出します。その結果、生活困窮者が助かったというのです。 本
本 【宮内卿の君・増鏡】千五百番歌合に呼ばれて名を連ねた栄誉は夢の続きか 歌合というのをご存知ですか。左右に分かれて和歌を詠みあい、優劣を判定する遊戯です。かつて1500首の歌を判定した歌合が後鳥羽院によって開かれたことがありました。それに呼ばれて若手歌人の緊張はいかばかりだったでしょうか。 本