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【無常ということ・小林秀雄】常なるものを見失った現代人に必要な心構えは

無常ということみなさん、こんにちは。今回は文芸評論家、小林秀雄の文章を読みます。最近はめっきり減りましたが、少し以前は大学入試の国語の問題といえば、小林秀雄でした。感覚的な文章が多いので、読解にはかなり苦労しましたね。ちなみにぼくが東京都の...
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【なりたい自分】やる気スイッチをオンにする3つの戦略とは

なりたい人になるみなさん、こんにちは。どうしたらああなれるのかな。なにをやってもあの人は完璧でスマートだもん。とにかく存在が羨ましくて仕方がありません。どこが自分と違うのか。その秘密をなんとか見つけようとしても、よくわからない。やっぱり人間...
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「兵法書・戦国策」軍師の術策は人の心を読むことに尽きる

戦国策みなさん、こんにちは。今回は兵法書『戦国策』を読みます。この本は戦国時代の遊説家が諸侯に述べた術策を国別に編集したものです。33巻から成っています。それぞれの戦いを内側から解説したものです。前漢の人、劉向(りゅうきょう)が編纂しました...
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「ジェンダー・バイアス」なぜ花嫁は結婚式でメガネをかけないのか

たかがメガネ、されど…みなさん、こんにちは。今回はちょっとしたテーマです。あんまり深刻に考えなくてもいいのかもしれません。しかし少しだけ立ち止まってみたかったのです。それはなぜ花嫁は結婚式で眼鏡をかけない人が多いのかという話題です。そんなの...
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「豊かさ」スペックゼロのゆとりが格付け社会から降りる最善の方法

幸せへの願いみなさん、こんにちは。今回は厄介な人間の心理について少し考えてみましょう。マウンティングという言葉を聞いたことがありますか。まさに相手に乗っかることをいいます。自分の優位性を表すための表現です。馬乗りになるのです。人間には自尊心...
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「昔は本当によかったのか?」情報がない時代の幸不幸は紙一重

インフルエンザ蔓延今年は随分はやい時期から、厄介な感染症が蔓延しているみたいですね。インフルエンザの流行もはやいです。今や人間そのものがウィルスになってしまった時代なのかもしれません。。あちこちをウロウロしているだけで、病原菌扱いです。暮れ...
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【伊勢物語・東下り】古文の世界にひたって中世の美意識に酔いしれる

むかし、男ありけりみなさん、こんにちは。今回は日本を代表する古典を取り上げます。『伊勢物語』は平安時代に成立した歌物語です。在原業平を思わせる男が主人公なのです。書き出しの特徴は「むかし、男ありけり」で始まるものが多いです。『伊勢物語』は『...
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夏目漱石・吾輩は猫であるは落語テイストのラノベ小説です!

読むのはしんどいみなさん、こんにちは。夏目漱石の小説も随分授業でやりました。代表はもちろん『こころ』です。あとは『夢十夜』。評論では『現代日本の開化』と『私の個人主義』。一番多くやったのはなんといっても『こころ』です。最初にどうして漱石なん...
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「あだ名禁止」いじめの温床説は真実なのか「ニックネームとの違い」

いじめが最多みなさん、こんにちは。今回は少しあだ名の話をさせてください。つい先日のニュースを読んでなんとも言えない気分になりました。それによれば全国の小中高校などで2019年度に認知されたいじめの件数が前年度より6万件も多かったというのです...
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「村上春樹」短編・象の消滅は不思議で寂しくミステリアス感100%

象が消えたみなさん、こんにちは。このサイトでも何度か村上春樹の小説を記事にしてきました。なんとなく、たまにふと読みたくなる不思議な作家です。『風の歌を聴け』の頃からずっと読んできました。デビューした時の新鮮さは特筆ものでしたね。新しい時代の...
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「孟子・人に忍びざるの心」井戸に落ちた子を助けようとする惻隠の情とは

人に忍びざるの心みなさん、こんにちは。今回は漢文の中でも、よく話題になる「性善説」と「性悪説」を取り上げましょう。教科書にも孟子と荀子は必ず所収されています。読んでいると、どちらの説にも理があります。なるほど、その通りだとつい納得させられて...
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「靴を脱ぐ文化」ウチとソトが誰にでも開かれているワケではない国日本

靴を脱ぐみなさん、こんにちは。今回は文化の違いについて少し書かせてください。つい先日、焼き肉屋さんに行きました。入り口で靴を脱ぎ、ロッカーにしまいます。銭湯のカギと同じような木の板を持って、案内された席に座ったのです。もちろん、靴は履いてい...
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【超監視社会】世間の目が消え頼みの綱はカメラだけという令和の現実

監視カメラの時代みなさん、こんにちは。今回は監視社会について考えます。イヤな言葉ですね。しかしこれが現代そのものなんです。最近の犯罪捜査では監視カメラが圧倒的な効果をあげています。三種の神器と呼ばれるグッズとは何か。ズバリ「監視カメラ」「ス...
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【教養】ゆとりと奥行きが抜け感を育て肩に力の入らない人間を作る

教養の大切さみなさん、こんにちは。ここのところ、人はどう生きたらいいのかと考える時間が増えました。何をいまさらと言われればそれまでです。しかし本当なのです。年齢を重ねてきたからかもしれません。いい人生をさらに歩みたいと思うようになりました。...
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ディズニー神話は優れた上司やスタッフのおもてなし感覚から生まれた

ロングセラーみなさん、こんにちは。先日、図書館でなんとなく手にとった本の話を書きます。結局最後までその場で読んでしまいました。奥付をみると、2002年発行とあります。タイトルは『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』とい...
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「クレジットカード・不正利用」カートから離脱する理由「カゴ落ち」

カゴ落ちみなさん、こんにちは。あなたはこの言葉を聞いたことがありますか。「カゴ落ち」がそれです。別名は「カート放棄」です。近年、ネットショップの売り上げは上がる一方ですね。ぼくも便利に使わせてもらっています。昨日は洗濯洗剤を買いました。1度...
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【不登校への処方箋】苦しさを察してくれる人を探すことの大切さ

不登校みなさん、こんにちは。今回は中学生の時期にピークを迎えるという不登校について考えてみます。数字を見ると、愕然としますね。特にコロナ以後、不登校も増えていると聞きます。もちろん、数字がすべてをあらわすワケではありません。理由は人それぞれ...
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【コミュ力】競争社会を生き抜くために絶対不可欠な能力【圧迫面接】

圧迫面接みなさん、こんにちは。大学を出てからしばらくサラリーマンをしていました。といっても商社や銀行ではありません。出版社でした。面接を受けました。卒業してから5月にやっと決まったのです。普通なら、在学している4年生のうちに内定というパター...
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【禁色・三島由紀夫】金屏風に描かれた絢爛たる異世界の絵巻【同性愛】

禁色(きんじき)みなさん、こんにちは。以前からどうしても読みたいと思っていた小説をやっと読了しました。『禁色』です。三島由紀夫の小説はどれも好きです。亡くなる直前に脱稿した『豊饒の海』などは特に気にいっています。ここのところ、彼の作品を集中...
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「コミュ力」トホホ話と礼儀・表情・仕草が瞬時に立ち位置を変える

人間関係の難しさみなさん、こんにちは。今回は1番難しいコミュニケーション能力について考えてみます。社会に出ると、それまでの代表的な尺度だった学校の成績なんて、誰も気にしてくれません。それはそうです。首から通信簿を下げているワケにもいきません...
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「アンガーマネジメントの鉄則」すぐに怒っちゃダメ「ストレスの海」

ストレスの海みなさん、こんにちは。今日は怒り(アンガー)についてちょっとだけ考えてみます。世の中はストレスの塊でいっぱいです。毎日イライラしてばかり。電車がなかなか来ないと思ったら突然人身事故のアナウンス。いつもとコースを変えて迂回ルートを...
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【幸せのものさし】家計簿からみえる格差社会の暮らしで気づいたこと

家計簿みなさん、こんにちは。週刊誌なんかを時々本屋さんで立ち読みしていると、家計簿の欄があったりします。他人の家の収支決算を覗き見るのは、あんまりいい趣味じゃありません。しかしそこそこに興味深いものではあります。月収はいくらで、そのうち食費...
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「やめて幸せになる100のこと」好きなように生きたらいいじゃない

やめて幸せみなさん、こんにちは。新聞を読んでいたら、ある歌手のムック広告が載ってました。写真で売れちゃうのが羨ましい。歌手とかタレントというのは有名な分だけ苦労もするだろうけど、こういう時は有利だね。「60歳すぎたらやめて幸せになれる100...
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「礼記・四書五経」虎よりも怖いものは何かといえば「儒教の教書」

四書五経みなさん、こんにちは。儒家が尊重した書物には中国の人々の思想が刻み込まれています。その中でも四書五経(ししょごきょう)は、儒教の経書の中でも特に重要とされる書物です。四書は『論語』『大学』『中庸』『孟子』。五経は『易経』『書経』『詩...
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【世代間における環境倫理学】我々は未来の世代にエネルギーを残せるのか

環境倫理学みなさん、こんにちは。今回はエネルギーを使うとはどういうことかについて考えます。難しい問いです。真剣に考えれば考えるほど、答えが出ません。それでも論じなければなりません。小論文の問題としてはかなり高度なテーマです。課題文は哲学者、...
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「新老人の世紀」生老病死の苦しみに共感できる人生こそが明日への鍵

退職後みなさん、こんにちは。ここ数日、作家・五木寛之と円覚寺派管長・横田南嶺の対談集を読んでいます。数年前に出版されたものです。タイトルは『命ある限り歩き続ける』です。なるほど、人間は命ある限り歩かなくてはいけません。かつて人が生きるプロセ...
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【畑の向こうのヴェネツィア・仙北谷茅戸】イタリアの日常が愛おしい

イタリア大好きみなさん、こんにちは。ちょっとだけイタリアの話をします。2回行きました。あちこち歩きましたね。ローマは丸2日間くらい、ひたすらテクテクと。夏でした。暑くてね。しかしいいところです。映画でも有名ですね。「ローマの休日」の華やかさ...
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【畏饅頭】落語には人間心理のアヤが満ち溢れている【まんじゅうこわい】

畏饅頭みなさん、こんにちは。今回は高校の漢文の授業で習う笑い話『畏饅頭』を学びます。中国明代の笑話本『五雑俎(ござっそ)』や『笑府(しょうふ)』に原型があります。日本ではもっぱら落語の題材として扱われてきました。誰でも1度は聞いたことがある...
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「沈黙とことば」一見対立するようなものの中に濃密な関係が潜むという発見

会話の不在と沈黙の意味みなさん、こんにちは。今回はことばについて考えてみます。小論文を書くとき、「二項対立」を重視しなさいとよく言います。東洋と西洋とか、近代以降と近代以前とか、生と死など、いくらでもこの種のテーマはありますね。確かに、両者...
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「讃美歌」穏やかな音楽の響きに祈りの心が目覚める「タイタニック」

讃美歌みなさん、こんにちは。今回はちょっといつもと違う話をさせてください。讃美歌についてです。時々歌う機会がありますね。そうです。結婚式に呼ばれる時です。小さな紙に歌詞が印刷されています。曲は312番「いつくしみ深き」が多いようです。いつく...