2022-12

学び

【小論文・解答用紙サイズ・ネタ集め】最終段階に入ったらここをチェック

小論文を攻略するには、種々の方法があります。最終段階に入ったら、やることは解答用紙のサイズと字数をチェックすることです。横書きと縦書きでは全く雰囲気が違います。段落の数などもその用紙によって、微妙に変化します。小論文はまさに生き物なのです。
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【志望動機】決められたルールを守って書けば完璧な自己PRになる

志望動機の書き方は難しいですね。自分の気持ちに忠実であればいいとはいうものの、どうしても掻きすぎてしまうものです。フォーマットにのっとって落ち着いた文章を書きましょう。短所も克服のための道筋を描けば、長所にもなるのです。
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【親ガチャの重み】階級格差社会にのしかかる中学卒業後の進路の現実

親ガチャという言葉は重いですね。どことなく諦めにも似た響きがあります。ついここ1週間のうちに2冊の本を読みました。その中に出てくる環境が進路を決めるという言葉は痛烈でした。現在の日本が持っている大きな問題を掘りさげてみました。
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【医療看護系小論文・出生前診断】胎児の染色体異常検査と人権との関係

胎児の出生前診断に対する医療系の問題です。このテーマは技術が正確になるにつれ、次々と話題になりました。当然、人権との問題が絡みます。何が正義なのかというのは、時代によって変化していくのかもしれません。難問中の難問です。
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【時間意識】神の支配から解き放たれた時空の中を人はどう生きるのか

かつて時間は神の専有物でした。しかし科学が発達し、人々は細切れの時間を使うことになったのです。それが現代まで続き、今はネット社会で世界がグローバル化の波に覆われています。これから私たちは時間をどのようなものとして考えればいいのでしょうか。

【蜻蛉日記・嘆きつつ】夫・兼家との苦悩に満ちた結婚生活を赤裸々に

『蜻蛉日記』の筆者、藤原道綱母は実に複雑な内面をもっています。それが文章に如実にあらわれるところが、この作品の味わいですね。日記文学の中でも特異な位置をしめています。『源氏物語』などにも大きな影響を与えました。
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【泣いて馬謖を切る】目的のためには私情を捨て法に従う厳しさが必要

泣いて馬謖を切るという言葉を聞いたことがあるかもしれません。しかし正確にはどのような意味なのか、はっきりとは知らないというケースもあるでしょう。ぜひ、この機会に覚えてください。『三国志』に出てくる軍師、諸葛孔明の話なのです。
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【死せる諸葛生ける仲達を走らす】生前の威光が人々を震え上がらせた

『三国志』で有名な軍師、諸葛孔明。彼の戦術はつねに新奇なものでした。自然の力をうまく利用して、次々と勝利を収めたのです。しかし彼にもついに最期の時がきました。それでもなお、敵はこの軍師を怖れて、死後の追撃を諦めたのです。
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【管鮑の交わり】友への厚い信頼が最後には幸せをもたらすという教訓

管鮑の交わりという言葉を聞いたことがありますか。漢文を学んでいなかった人も、この表現くらいは知っていた方がいいですね。意味は友への深い信頼を意味します。どんな時も友人のために誠意をもってつきあう態度が大切なのです。

【考える身体・三浦雅士】精神と肉体の二元論から想像力が跳び立つ日

人間は長い間、肉体と精神という2つの命題に分けて、哲学を論じてきました。しかしともすると、精神の領域を重く見る傾向が強かったのです。しかし今や肉体の復権が叫ばれ、人々はスポーツや舞踊の持つ根本的な意味を考え始めています。
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【社会的ジレンマ】個人の利益を追うと酷いしっぺ返しが【環境問題】

個人の利益を追求するのは楽です。それに対して、公共のためを思って行動するのはなかなかに気苦労がいります。自分にとって本当に必要な行動かどうかを検証しなくてはならないからです。しかしそれをせずに進むと、環境問題などを筆頭に大きな穴があくのです。
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【姜尚中】異質なものを受け入れる度量が今ほど日本に必要な時はない

姜尚中は政治学者として、様々な発言をしています。その中でも在日二世として、日本人の同質性を強く憂えているのです。グローバルな社会において、いつまでも同じ質を保つということは、一見安全にみえるものの、実はリスクの多い方向なのです。

女院詮子の弟道長に対する愛情が権力への道を加速させた【帝の宣旨】

『大鏡』にはスリリングなシーンがたくさん出てきます。今回扱う姉の女院の活躍はなかなかのものですね。自分の弟が政治権力を握るために、粉骨砕身の努力をして、天皇に迫ります。どうしても断れないところまで、追い詰めていく女院の心理状態も興味深いです。
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【私時代のデモクラシー】自分らしさだけが強調される現代の仕掛けとは

「私」が最も貴重な時代になりました。聖なるものが消滅しつつあるからです。近代に入って宗教が急速にその力を落としつつあります。そうしたなかで、どのようにしたら自分らしくあるのかという命題がクローズアップされてきました。
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【小論文重視の背景】勉強の成果より学びへの意欲を精査する時代へ

推薦入試で大学に入学する生徒が50%を超えつつあります。教科目入試に頼らずに合格していく背景には何があるのでしょうか。圧倒的に少子化の影響が強いのです。それと同時に現役合格への意志もたかくなっています。

【花は盛りに・徒然草】兼好法師の美意識は人の世の真実に重なる【反語】

『徒然草』は不思議な随筆です。普段、何気なく見過ごしていることにあらためて気づかされることが多いのです。何が本当に美しいのかということなど、考えてもいない時、ふっと兼好法師の言葉が浮かんできます。そこに大きな発見があるのです。