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「語彙力」人間関係を豊かに築くために言い換えのセンスを磨け「やばい」

語彙力を増やすみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。最近、自分に自信がない、自己肯定感を持てない若者が多いという話を、よく耳にします。登校拒否の生徒数も増加の一途です。コロナの蔓延以後、その数が急激に増えたとか。かつては全...
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【褒めるということ】カウンセリングの手法「コンプリメント」の難しさ

コンプリメントみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回はカウンセリングの基本的な手法、コンプリメントについて考えてみましょう。人の心はアジサイの花と同じだと、かつて詩人の萩原朔太郎は言いました。瞬間、瞬間で人間のこころは...
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【自己肯定感がカギ】格差社会の日常に囲まれながらも強く生き抜くには

価値観の差みなさん、こんにちは元都立高校国語科教師、すい喬です。今回はちょっと複雑なテーマについて考えてみます。自分が価値のある人間だと思うという感情は、生きていく上で最も大切なものですね。教員や親に対しての信頼度が高い生徒は、自己肯定感が...
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【戦争と平和】人間はなぜ性懲りもなく戦争を続けるのか【エントロピーの法則】

戦争と平和みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。ロシアとウクライナ。イスラエルとハマス。毎日、ニュースに触れるのがつらいです。天井のない牢獄と呼ばれるガザ地区の人々の様子を映像で見ていると、神はいないと思わずにはいられませ...
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【孤独の深さ】他者と比べるからこそ疎外感を持つという悲しい人間の宿命

孤独の深さみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は孤独の深さというテーマを考えてみたいと思います。人間にとって「孤独」は永遠の課題です。最も強い絆で結ばれていると考えられるのは、やはり家族ではないでしょうか。自分の気持...
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【デジタルサイネージ】動的な情報媒体は現代に必須の広告アイテム

デジタルサイネージみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。現代は広告万能の時代ですね。テレビ、ラジオ、ネット、雑誌、新聞…。広告の載っていない媒体はありません。マスコミの報道などを見ていても、広告主に忖度して、すぐ記事にしな...
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【コミュ力の頂上】話を熱心に聞こうとする姿勢に人は好感を抱く

コミュ力みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は最も難しいといわれる「コミュ力」について考えます。現代を生き抜くために本当に必要な力とは、と問われたら、最初に思い浮かぶものは何でしょうか。ぼくは絶対に「コミュニケーショ...
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「9割本の行方」数多く出版されたこのジャンルにもさすがに飽きが来たか

9割本はもう過去の話みなさん、 こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回はつい先日、近所の図書館を訪れた時のこと書きます。驚きましたね。建物の中へ入った途端、ずらっと並べられた本のコーナーが目に入ってきたのです。大きなタイトルが目...
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【戯曲の中の対話】演劇で使われる言葉は情報の塊りであるという真実

戯曲の中の対話みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は演劇の言葉というテーマで考えてみます。三省堂版の教科書「文学国語」に戯曲が一篇所収されていました。永井愛の『書く女』という樋口一葉をモデルにした作品です。彼女が20...
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【意地悪なベンチ】黒い羊を消すために清潔さを無条件に取り込む社会とは

排除ベンチの置かれる街みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今朝、新聞を読みながら、かなり以前のことを思い出していました。タイトルは「排除ベンチの置かれる街」です。新宿区立公園に置かれたベンチが座りにくく、「意地悪ベンチ」...
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【能・羽衣】月へ帰るために羽衣を着て舞う天女の美しさに心がしびれる

一期一会みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は能の話をさせてください。そんな古い芸能を見たくはないという人も、きっといるでしょうね。ぼく自身もかつてはその中の1人でした。しかし、もっと早く出会っておけばよかったと今で...
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【教育格差】少子化の問題をつきつめると日本はどこへいくのか予測不能

少子化みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は小論文の重要なテーマの1つを考えてみます。ずばり、少子化です。今日の日本が抱えている大きな問題なのです。高齢者が増える一方で、出生者数が全く伸びません。昨年の「合計特殊出生...
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【テルミヌスの変身】誰もが境界の終点になってしまった現代の悲劇

テルミヌスとはみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は高校1年生の教科書に所収されている評論を取り上げます。タイトルは『テルミヌスの変身』です。筆者は港千尋氏。映像やメディアに関わる仕事をしている写真家です。ところでタ...
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脳トレ感覚のレッスン!いつかジャズピアノを弾ける日がくるのを夢見て

もしもピアノが弾けたならこんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回はちょっと気分をかえて楽器の話です。娘がピアノを習い始めたのは4才くらいの時でした。当時からからヤマハは3才児ランドという幼少期の子供をターゲットにして音楽教室を始め...
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「オリジナルであるために学び続ける」という坂本龍一の真意は

オリジナルであるためにみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は短文型小論文の実例を考えてみましょう。設問はわずか1行です。オリジナルになることの厳しさを述べた文言です。設問は以下の通りです。一緒に考えてみてください。あ...
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【大鏡・人心掌握の達人・道長】中納言昇進をめぐる兄弟争いの果てに

壮大な歴史物語みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、ブロガーのすい喬です。今回は有名な『大鏡』をとりあげましょう。歴史の授業で鏡ものという言葉をならったと思います。大鏡、今鏡、水鏡、増鏡がその代表です。いずれも歴史物語です。その中でも...
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【源氏物語・教育論】光源氏は自分の愛息・夕霧をどう育てようとしたのか

紫式部の教育観みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は光源氏の教育観について考えてみます。源氏物語に登場する人物の数は430人を超えると言われています。それぞれの人物を書き分けていった、作者、紫式部の筆力は驚嘆に値しま...
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【リスク社会】真水がわずか2.5%しかないという地球の現実に未来はあるのか

リスク社会みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は小論文のテーマを考えます。内容はずばり「リスク」です。地球はあらゆる危機に満ちています。SDGsの課題を考えてみても、解決への糸口がすぐにみえてこないのは、明らかです。...
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【カジュアルにエンドレスに】世界標準を意識し自分を信じて勉強しなくちゃ

不確実な時代みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。夏休みが始まりました。少し前までは30度を超えると暑いといっていたのに、今では35度が基本です。そこからプラスマイナス何度という世界になりました。いずれ、40度が標準になる...
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【与微之書・白居易】心の通う友への手紙が万人の感動を呼ぶ

与微之書みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は白居易の書簡『与微之書』を読みます。読み方は「びしにあたうるしょ」です。微之とは、同じ年に科挙に合格して以来の友人だった元稹(げんしん・779—831)という人の字(あざ...
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【ステンレス製】無印とニトリのピンチハンガーを男目線で比べてみた

朝の忙しさみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は今まで全く触れたこともない洗濯物についての話です。というのも洗濯は日々の暮らしに直結した大問題です。どの洗濯機を使うとか、どの洗剤を使うとか。さらにどうやって何に干して...
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【懐疑を乗り越える・橋爪大三郎】哲学の永遠のテーマをどう料理するのか

懐疑を乗り越えるみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は哲学的な問いを扱います。「懐疑」というのは非常に難しい考え方です。どこまで徹底して追求すれば、真理につきあたるのかということだからです。デカルトの「コギト」という...
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【ハラスメント社会】SNSの蔓延で人間関係はカオス化し自家中毒に突入

コンプライアンスみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。世の中はどんどんかわっていきます。目まぐるしいです。「コンプライアンス」という言葉をよく聞きますね。特に企業においてよく使われています。これを呟かれると、もう何も言えま...
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【I was born・吉野弘】生まれるという受け身の宿命を人は背負う

詩人 吉野弘みなさん、こんにちは、元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は詩を読みます。長い間教壇に立って授業をしてきましたが、詩の難しさは格別なものがあります。自分で今日はうまくいったなと感じたことはありません。それくらい難しいです。言葉...
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令和の学歴格差!親の情報と年収を徹底的に比較してわかったこと5つ

地方から東大へみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師のすい喬です。長い間教師をやってきたせいか、他の人の知らないことがたくさん見えてしまいました。正直つらいことも多かったです。能力の差というのも、本当はそれほどにないと考えたいのですが、...
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「漢字とひらがな」文章を書くときに一番悩むのはこのポイント「使い分け」

ひらがなみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回はひらがなと漢字の使い分けについて考えてみましょう。近年は文章を書く機会が非常に増えています。さまざまなレポートや報告文だけでなく、日常的にものを書く風景がよく見られます。...
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【落語】鼓ヶ滝は西行法師の成長をあたたかく見守った和歌三神の物語

稽古は強かれみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。もう15年以上も落語の会に入れていただいています。覚えるのは苦しいです。とくに長い噺は本当にしんどい。しかしそれをお客様の前でご披露し、喜んでいただいた後の気持ちは他では味...
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「5分後に意外な結末」日常の中で起こったドラマがちょっと快感になる日

本を読まないみなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。夏休み前に図書の先生といろいろ話をしました。生徒にいちばん人気がある本は何という、学校ではあるあるの話題です。最近はあんまり借りていく生徒がいないらしいのです。残念ですね。...
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「フールプルーフ」人為的ミスを防ぐ設計思想をくまなく広げれば90%は安心

設計思想みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回はとある国立大学医学部の小論文問題を扱います。いわゆるテーマ型と呼ばれるタイプのものです。大変に問いが短いので、慣れていないと戸惑います。問題は以下の通りです。ーーーーーー...
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【山椒魚・井伏鱒二】寓話にこめられた生存の苦悩【自意識と虚勢】

小説『山椒魚』みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は井伏鱒二の『山椒魚』をとりあげましょう。高校でこの作品を取り上げることはなかったような気がします。教科書に所収されていなかったのかどうか。はっきりと覚えていません。...