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【安藤忠雄・連戦連敗】ホントに好きじゃなければ無理【独学の強さ】

消える建築物みなさん、こんにちは。今回はかつて読んだ安藤忠雄の本について語らせてください。建築は隈研吾の時代ですね。名前はご存知だと思います。木材をふんだんに使った建築物があちらこちらにあります。国立競技場もその1つです。先日訪ねたある私立...
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【落語】仕方噺・蒟蒻問答のキモは言い立てと禅問答の謎解き

仕方噺って何?みなさん、こんにちは。久しぶりに落語のネタで失礼いたします。なんといっても落語の話をしているだけでご機嫌なのです。今回のテーマは仕方噺(ジェスチャーでオチをとる噺)として、最も有名な「蒟蒻問答」です。「オチ」はわかりますよね。...
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【十善戒・振り込め詐欺】人を騙すなんて最低だという感覚が命です

人を騙すのは最低みなさん、こんにちは。落語を時々、あちこちで喋らせてもらっています。皆さんに喜んでいただけるとやっぱり嬉しいですね。稽古し始めてからもう12年くらいになりました。落語はもともと仏教と深い縁があります。いろいろと関係のある噺を...
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【衛生観念】私の赤ちゃんに触らないでという投書の持つ意味は?

新聞の投書欄みなさん、こんにちは。毎日、暢気に暮らしてます。これといった悩みもありません。お茶を飲みながら、毎日ブログを書くのが楽しみの1つです。朝起きてまず見るのが新聞です。いろいろな情報の宝庫といってもいいでしょう。最近は新聞をとらない...
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際限のない欲望を無理に作り出すことの空しさだけが地に溢れる現代

新しいスマホみなさん、こんにちは。今回は新しいスマホが欲しいけれどという話をさせてください。毎日、あちこちの広告を見ています。ネットでぼんやり見ていると、毎月のように新製品が発売されているのがよくわかります。本当に次々と新しい製品が出るので...
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【ワキは旅人】本質を分けるという意味の語源に能の醍醐味を見た

ワキは脇役ではないみなさん、こんにちは。今回は「能」の話をさせてください。そんな面倒くさい時代遅れの芸能につきあっていられないという人も多いでしょうね。昔、高校時代に1度だけ、芸術鑑賞の時間に見たことがあるなどという人もいるかもしれません。...
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【文学の仕事・加藤周一】科学技術の時代に文学が必要な理由【小論文】

文学の仕事みなさん、こんにちは。今回は文学の持つ役割について考えてみましょう。文章の一部分は令和3年、都立立川高校の推薦入試に課題文として出されたものです。タイトルに掲げた文は、評論家、加藤周一氏の『私にとっての20世紀』に収録されています...
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【孤独との対話】言葉の森で彷徨い続ける覚悟があれば必ず生き残れる

コミュニケーション能力みなさん、こんにちは。今回は少し言葉の森を探索してみましょう。いまさらそんなことをしている暇なんてないよ。あなたが口にしたいことはよくわかります。世の中はスピード時代です。的確に短時間で相手に通じる文章が書けること自分...
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【小論文】複数の課題文がある問題を素早く乗り切る3つの確実な方法

課題文が2つみなさん、こんにちは。小論文はとにかく書かなければうまくなりません。少しくらいの小手先のテクニックでは上達しないのです。どうしても1つのテーマばかりやっていると、煮詰まってきます。全く出口がみつからなくなるのです。そういう時は適...
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【作家・中上健次】路地の魅力が昭和の力の源泉だった【風景の変化】

紀州の路地みなさん、こんにちは。今回は小説家、中上健次について語らせてもらいます。もう彼の存在も随分と遠いものになりました。彗星のようにあらわれて、あっという間にこの世を去ったのです。今でも小説は読まれているのでしょうか。そんな作家は知らな...
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「太宰治・清貧譚」中国の短編集『聊斎志異』に取材した怪異な小説

走れメロス、津軽、富嶽百景みなさん、こんにちは。今回は太宰治の短編小説について書きます。中学校での定番はなんといっても『走れメロス』ですね。誰もがよく知っています。友情というものが本当に成立するのかという、真摯なテーマの小説です。読後に感想...
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「子供と玩具」遊びの本質はどこにあるのかを考える「想像力の価値」

子供と玩具みなさん、こんにちは。今回はおもちゃの話を少しします。玩具ですね。澁澤龍彦の「玩具のシンボル価値」というエッセイを参考にして考えてみたいと思います。彼のことを御存知ですか。小説家、フランス文学者、評論家です。ぼくの好きな本に『高丘...
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【AI最前線】不気味の谷を越え人はロボットに親近感を抱くのか

夏目漱石のアンドロイドみなさん、こんにちは。今回はちょっといつもとテーマをかえて、人工知能の話をさせてください。もちろん特別な専門知識があるワケじゃありません。少しだけ興味があったアンドロイドロボットの話です。はじめてこの種のロボットにお目...
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【定年後・断捨離】いらないものを速攻で捨てる勇気【エントロピー】

エントロピーとはみなさん、こんにちは。今日はエントロピー低減化について考えます。この言葉を聞いたことがありますか。熱力学でよく使う表現です。乱雑さ、無秩序さ、不規則さの度合いをあらわす言葉です。エントロピーの低い状態をネゲントロピーが保たれ...
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【思考の本質・ひらめき】論理力と思考力は全く別物という厳粛な事実

思考の本質みなさん、こんにちは。今回は論理力とはなにかという、根本的な命題にせまってみます。今年度から高校では新しいカリキュラム、「文学国語」と「論理国語」という授業が始まりました。それぞれが選択科目なので、学校によって配置の仕方はさまざま...
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【戒老録・曽野綾子】計画通りの人生なんてありえない【痛快な本】

戒老録みなさん、こんにちは。今回は作家、曽野綾子さんの本を取り上げます。こういう著書があるのをつい最近まで知りませんでした。なんということなしに、評論家、佐藤優氏の本を読んでいたら出てきたのです。彼は神学科で学んだキリスト教に造詣の深い人で...
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【小論文の掟】バランスのいい新鮮な文章が感動と共感を読者に与える

魅力的な文章みなさん、こんにちは。今回は読者に感動と共感を抱いてもらうための文章について考えてみましょう。文は生きています。どのように書いたらよりいいものになるのか。そのためのアプローチの方法とは何か。一緒に悩んでください。理屈がわかってい...
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【万葉秀歌】日本最古の歌を通じていにしえの人々のおおどかな息吹きを知る

万葉秀歌みなさん、こんにちは。今回は『万葉集』について考察してみましょう。じっくりと秀歌を味わって、おおどかな万葉人の心を探ってみたいのです。万葉集は7世紀後半から8世紀後半にかけて編纂された、現存するわが国最古の歌集です。全20巻からなり...
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【魯迅・故郷】貧しさに苦しむ中国の未来に文学の可能性を託した人

次世代への希望みなさん、こんにちは。今回は中学校の教科書に載っている魯迅の『故郷』について考えてみましょう。3年生で必ず習う小説がこれです。ぼくも数年前に中学3年の国語を担当したことがあります。卒業を前にして、この作品を読めたことは幸せでし...
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【日本人の美意識・高階秀爾】我々は何を美しいと感じてきたのか

西洋と東洋みなさん、こんにちは。今回は日本人の美意識について考えます。このテーマは実によく授業で取り上げられますね。高階秀爾の代表的な評論です。ご存知ですか。日本を代表する美術評論家です。芸術とそれが生まれた風土について長い間研究を続けてき...
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「詩人への旅・丸山薫」海への憧れは限りなく

異邦人詩人ははるかな海を夢見た。エトランジェの言いしれない寂しさが、いつとはなしに少年の心を海に向かわせたのである。丸山薫は明治三十二年、大分県荷揚町に生まれた。官吏であった父の仕事の関係で各地を転々。その度に小学校をかえ、満足に友達もでき...
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「詩人への旅・金子光晴」湖畔に眠る哀傷

疎開昭和十九年、戦争は次第にその苛烈さを増していた。毎日のように鳴り響く空襲警報。東京への爆撃が開始されたのもこの年の十一月であった。金子光晴はこの年の暮れ、山梨県山中湖畔に疎開した。当時を回想して彼はこう書いている。「十二月はじめ頃に、す...
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「詩人への旅・村野四郎」武蔵野に宿る郷愁  

武蔵野武蔵野の冬は寒い。空気がしんと冷えて、夜になると酒が恋しくなる。東京府北多摩郡多摩村染谷。今の府中市白糸台である。村野四郎は代々酒問屋を営む家の四男として生まれた。現在では家が建ち並び、当時の面影を残す木々も少ないが、その頃の武蔵野に...
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「詩人への旅・新美南吉」青春は短くも燃え  

童話作家・新美南吉風光の地、知多半島。名鉄河和線半田駅で降りると、そこは童話作家・新美南吉の故郷であった。「わが村を南にゆく電車は、菜種ばたけや麦の丘をうちすぎ、みぎにひだりにかたぶき、とくさのふしのごとき、小さなる駅々にとまり……」と彼は...
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「詩人への旅・宮沢賢治」光の果てを夢見て 

実りの季節 花巻は実りの季節を迎えていた。稲の穂が一面黄金色に輝いて、吹く風に頭をたれている。北上川にそって旅をしていると、宮沢賢治の世界が流域の風景と強く響きあい、重なり合っているのを感ずる。遠くに早池峰山系の山々、広々と続く平野、そして...
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「詩人への旅・萩原朔太郎」烈風の故郷へ  

強い決意昭和四年は萩原朔太郎の人生にとって、大きな意味を持つ年であった。親友室生犀星への手紙には彼の強い決意がにじみ出ている。「僕はいよいよ生活上の決算をする。本年は著作上での決算をしてしまったからついでに一切を帳じめにして、新しく人生のペ...
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【星の王子さま】童心にいつでも戻れる不思議な本【サン・テグジュペリ】

星の王子さまみなさん、こんにちは。今日は童話のおはなしです。といっても子供の童話とは限りません。これはむしろ大人向けの本です。もちろん、子供が読んだって面白い。しかしその深さは年を重ねるほど、よくわかるのです。サン・テグジュペリの代表作です...
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「詩人への旅・立原道造」夏を旅する者達は  

信濃追分への旅夏の盛り、信濃追分を旅した。碓氷峠の急勾配をあえぎながら、上った汽車は軽井沢の駅に着くと、そこで多くの若者を吐き出した。やがて浅間山が見えてきた。中軽井沢を出たあたりから、車窓には可憐な野の花が咲き乱れている。道造が第二のふる...
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「詩人への旅・中原中也」故郷はいまだ遠く  

谷あいの町湯田は温泉の町である。その名の通り、田から微量の鉱分を含んだ湯が湧き出てくる。山口市や周防灘沿岸からも湯治客が訪れる遊蕩の町だ。中原中也はこの谷あいの町に生まれ、そこで青春を送った。父が軍医であったため、旅順、広島、金沢の地を転々...
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【サッカーと資本主義】禁欲の思想がオフサイドのルールを作った

高校3年の教材みなさん、こんにちは。今回は社会学者・大澤真幸の評論をとりあげます。これは高校3年の現代文で取り上げる教材です。かなり難しい部類に入ると思います。なぜか。この評論の背景には社会学のバイブルともいわれているある本が関係しているか...