世の中というのはずるいもんです。
例えば電気製品を買おうとして広告を見ますね。
するとおいしい話が山のように大きな活字で印刷してある。
値段もドカンとおおきなフォント。
しかしポイントはいちばん下にこまごまと書いてあるところなのだ。
この効果は当社の検査結果によるものだなどという調子です。
つまり自分のところの製品の比較にすぎない。
他のと比べたら、さてどうかしら。
値段の下に税込み価格があるのなんてあたりまえでしょ。
もう少し下には、設置費用とか配送料は別途なんて書いてある。
都合の悪いことは全部下。
家を借りる時だって、残置物はよろしくとしっかり印刷してある。
もちろん、そんなわかりやすい表現じゃありません。
前の人が残していったものの責任は、借主のあなたにあると示してあるんですよ。
これが結構あとで尾をひくのだ。
世の中、甘いことなんてなんにもない。
知らなけりゃ、だまされる。
これが常識です。
