2022-05

学び

【虹の雌雄・蜂飼耳】詩人の持つ独特な感覚をみごとに駆使したエッセイ

国語の教科書に所収されています。難しい話ではありません。しかし、そこから紡ぎ出されるものは豊かで深いです。彼女の詩もあわせてよんでみてください。虹という漢字は雄と雌で違うというユニークな視点でまとめられています。
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【小論文・ファーストフード】資本の論理に基づいた食習慣の是非を明確に

ファーストフードの問題は様々な角度から取り上げることができます。食習慣の違いだけではありません。資本の論理に取り込まれて、現状をどう見るのかということです。グローバル化の中で食糧の問題は非常に大切です。考えを深めてください。
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【小論文・公共性と文化】迷惑と親切の間で意見がわかれる騒音の意識

騒音の問題は人によってレベルが違います。電車の中のアナウンスがたまらなく不快だという人もいれば、親切でありがたいという人もいるのです。公共のために音があると考える人もいれば、行政無線をただのノイズだという人もいます。
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【なぜその選択をしたのか】自分が納得したことにだけ人は動く

人間の行動というのは、なかなか複雑なものです。特に現代の社会では会社組織に属することが多いです。そこではチームで仕事をします。となると、最も難しいのは人間関係なのです。他者とどのようにつきあえばいいのか。本当に悩ましいですね。
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【不登校特例校の今】ここまできた教育改革の最前線【移住者も出現】

不登校特例校というのを知っていますか。学校に行けなくなる生徒が年々増加しています。校内で人間関係が作れないケースが圧倒的です。本人が悩めば悩むほど、つらい日々が続くのです。不登校の生徒のために、より緩やかな小中学校のケースを調べてみました。

【無名草子・清少納言】中宮定子に身も心も捧げた才ある女性の末路は

無名草子には清少納言のことを書いた部分があります。鎌倉時代の考え方からすると、あまりにも才能を持った女性の一生は幸せにはならないと考えられていたようです。父親から漢文を習ったことで、他の女房達との関係はそれほどうまくはいっていませんでした。
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【小論文・原発】戦争やテロの標的は今やこのエネルギー施設なのだ

ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、驚くべきことに原発に対する攻撃も加わりました。従来は国際法にのっとって、原発を責めることはなかったのです。テロなどが起こり、原発にダメージが加わった時、私たちは実際どうすればいいのでしょうか。
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【小論文・反論不能】否定できない論点に対しての鋭い切り込み方はコレ

小論文で1番難しいのは、反論のできない文章です。正攻法で正面からグイグイと押してくるのです。そのため、弱点を探す余裕が生まれません。相手に押されているうちに、論点が崩れてしまい、論理的に組み立てられなくなります。

【おくの細道・象潟】松島に似た風光の地に芭蕉は寂しさと悲しみを見た

『おくの細道』の旅は5カ月間続きました。その中に秋田の象潟の章があります。今と違って海の上に島がぽっかりと浮かんでいました。松島と似たような風景だったのです。その様子を芭蕉はなんと表現したのか。味わってみてください。

【紫式部・無名草子】いつかは読みたい源氏物語が誕生するまでの秘話

『無名草子』は鎌倉時代の評論です。その中に『源氏物語』を書いた紫式部の記事があります。どのような経緯でこの本が生まれたのかということが示されています。今の時代とは違う、書くことに対する態度もそこには見えて楽しいのです。
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【小論文・書き出しと結論】つねにセットで書く練習を心がける【推敲】

小論文の初心者が最初に練習すべきことは何か。それは書きだしと結論です。つまり、最初と最後の形が決まれば、文章に芯ができます。あとはその理由づけをしていけばいいのです。とにかく短文でいいですから、セットでまとめる文章をこころがけてください。
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【小論文・文末表現】終わりよければすべて良し【徹底的な練習が必要】

小論文の初心者はどのように文章を書いたらいいのかよくわかりません。無理もないですね。とにかく練習しましょう。その際に、文末表現に神経を使って文を書くことを覚えてください。それだけで見違えるようにいい文章になります。
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【ブラックジャック・手塚治虫】人間の命と生きがいとの関係【小論文】

手塚治虫はエッセイの中で、医学に対する根本的な疑問を書いています。それはなんのために治療をするのかということです。もちろん、病気を治したいというのが根本でしょう。しかし治療がすんだ高齢者の生きがいが本当にあるのかどうか。それが問題なのです。
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【人間関係・トラウマ】他人が怖いという感情が全ての不信の原因だった

他人が怖いというのは誰もが持っている感情です。自分を表現できないつらさはだれにでもあります。しかし人は少しずつ、他人に自分をさらけだしながら、自己肯定感をたかめていくものなのです。そのためにはどうしたらいいのか。少し考えてみましょう。
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【宦官趙高・馬と鹿】秦が滅び漢が天下をとった理由は群臣の忖度にあり

『新語』という中国の本に馬と鹿の話があります。皇帝と宦官との会話を中心としたものです。鹿を見てこれは馬だという宦官に対して、忖度をする群臣たちの話です。その結果、皇帝も正しい判断ができなくなってしまったのです。
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【小論文・キャラと役割】居場所を探すために苦労する寂しい人間の関係

キャラという言葉をよく聞きます。濃いキャラ、キャラ立ち、ゆるキャラなど、さまざまな使い方をされます。どうして自分の居場所をさがすために、私たちは苦労しなくてはならないのでしょうか。そこに集団主義の問題をみることも可能です。