俊頼髄脳

【山吹の花・俊頼髄脳】一瞬の機知に思いを重ねた伊勢大輔のみごとな歌とは

山吹の花に託した歌を一瞬でうたった伊勢大輔の機知をほめたたえた一節です。『俊頼髄脳』の中に示された歌論の一部なのです。禁じ手を守っていただけでは真に新しいものは生まれてきません。そこからいから抜け出るかが大切なのです。

【和歌の効用・俊頼髄脳】紀貫之が馬に乗り蟻通明神の御前を通った時に

和歌の効用について書かれた『俊頼髄脳』の一節を読みます。歌論書として優れた内容を多く孕んでいる本です。紀貫之がたまたま蟻通明神の御前を馬で通った時、何が起こったのか。そこから歌の持つ効用を考えようという評論です。