テストはすべからくデジタル採点の時代なのか

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ちょっと驚きましたね。
今日、はじめてデジタルで採点した答案を見せてもらいました。
すごい枚数でも全部スキャンして、それをPCのソフトにかける。
今はスキャンも全自動だからね。
スピードがはやい。

実際の答案は結構薄い文字で書かれたものが多いのです。
筆圧が弱いのか、それともシャープペンシルのせいなのか。
それでもちゃんと読み取って縮小したA4の答案に大変身。
それを観点別に採点しちゃう。

それでも読み取れない文字はアウトになるケースがあるね。
これは後で確認する必要あり。
しかしスピードははやい。
あっという間に得点の合計まで出て、すぐエクセルの表になる。

すごい時代になったもんだ。
ところが実際はかなり前からやっているとか。
知らなかったのはあたしだけですか。
情けない。

私立の中高ではあたりまえらしい。
入試の発表だって当日だもんね。
書かせる問題だって、採点しちゃうのだ。

模範解タイプのには最適。
しかし相性が悪いのは、それでも書かせるタイプの問題だ。
これは人間が採点しなくちゃならん。
それでもデジタルにしてるところはかなりあるとか
万年アナログというワケではなさそうです。

採点にかかる時間は、確実に短くなる。
観点別に色分けされた〇と×を見ていると、世の中の流れがよくわかる。
同じ問題を全員分並べるのも簡単。
答案をいちいちめくる手間もかからない。

もっともまだ発展途上だけどね。
AIの大活躍で精度は確実にあがっていくでしょ。
中間や期末試験が本当にどこまで必要なのか。
よく考えると、これも難しい。

英作文も採点不能、国語の記述式も無理となると、模範解答タイプの試験が増えるのか。かつてのセンター入試みたいなの。
マークシートみたいな、4択問題とか。
時代には逆行してますね。
最近はどこでも書かせるタイプが基本ですから。
さて、そのあたりはどこが着地点になるのか。

年内2教科入試にギヤを入れ替えた大学は、小論文なんて10点分しかみない。
要するに隠れ蓑になっちゃったというワケです。
ボヤボヤしてたら、生徒が集まらずに潰れる。
そうなる前に危機を脱出しないと。

少子化は急です。
20年後は半分しか子供がいない。
当然、学校は潰れる。
女子大の苦戦が次は共学の学校にも。

公立の高校だってあぶないです。
私立の学費を補助する自治体が増えると、人気のない公立は捨てられる。
東京も大阪も、実際そうなってます。
さて、これからどうなるのか。

デジタル採点が完成したら、次はもう試験をやることの意味まで問い直さなけりゃいけなくなるのです。
ほんとにきついね。

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