なぜか、このところ彼女の小説を読んでる。
しかしもうこれで当分やめるかな。
とにかく女の人にしか書けない本だ。
母性のしくみを目の前で見せられている気がします。
一言でいえば濃密だね。
以前はあんまり感じなかったけど。
それだけ、こちらも年をとったということか。
女の人の性が少しわかってきたのかもしれないね。
人の子どもを拉致して3年間も育てたという話。
それだけ聞くと、おぞましい。
小豆島の風景がいい。
波が静かで海面が鏡のようだ。
そこにしか幸せがなかったのかな。
逮捕されたあとの子どもの心理がうまく描かれてますよ。
親ってなんなんだ。