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最強の読み方

池上彰と佐藤優の共著です。 朝から読んでました。 去年の暮れに出てから版を重ねている様子。 新聞、雑誌、ネット、書籍から最新の価値あるニュースをどう拾うかというノウハウが載っています。 国語表現を教えていると、いつも何をネタにし...
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檸檬

梶井基次郎の小説『檸檬』を今年も授業でやりました。 実に不思議な味わいに満ちた作品です。 安部公房の短編『赤い繭』とセットになっているのはなぜなのかな。 どちらもギリギリまで引き絞った矢の先端に触れると、死に誘われるような魅力に満ちて...
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N女の研究 中村安希 フィルムアート 2016年11月

N女という表現にとまどいました。 非営利法人に転職していく女性のことです。 それまでの報酬を捨て、高学歴の彼女たちがなぜ…。 民間セクターと行政セクターとの溝を埋めるため、つなぎ役になりたいとする彼女たちへのインタビューで全体が構成されてい...
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みかづき 森絵都 集英社 2016年10月

長編です。小説すばるに足かけ3年連載したものをまとめたものです。 文学的な香気というものからはやや遠いものの、多くの読者を得られるだろうと思います。 それは内容がまさに現代の教育の実情をえぐっているからです。 塾というものの草創期から今...
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脊梁山脈 乙川優三郎 新潮社 2013年4月

復員兵である主人公の心の軌跡とでもいったらいいのかもしれません。読後感がこれだけ爽やかな小説は久しぶりです。しかしそれはけっして明るいものではないのです。主人公に絡む2人の女性。一人は奔放な画家であり、もう一人は芸者です。 伏線には木地師と...
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天人五衰

三島由紀夫が亡くなる9ヶ月前に行ったインタビューが、未発表のまま残っていたという記事がありました。彼はそのテープの中で自分の文学について語っているそうです。 「僕の文学の欠点は、小説の構成が劇的すぎることだと思う。ドラマティックであり...
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告白

佐藤優の本をまた読んでしまいました。 面白い。 というか、これは彼の脳裡にうつった世界の構造そのものかもしれません。 副題に小説・北方領土交渉とあります。 外務省主任分析官だった彼がどのようにこの交渉を見てきたのか。 それがあ...
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僕たちの前途

上場はしない。 社員は三人から増やさない。 社員全員が同じマンションの別の部屋に住む。 お互いがそれぞれの家の鍵を持ち合っている。 誰かが死んだ時点で会社は解散する。 こんな会社があってもいいかな。 せっかく電通に入っても、...
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知の読書術 佐藤優 集英社 2014年8月

2年前、ロシアがクリミアを併合した時に書かれた本です。 佐藤優は今も精力的に本を書いています。 どれもが時代を読み取ろうとする熱心な読者に支えられているのです。 時代はますます複雑になっています。 ロシアも中国も帝国主義的な姿勢を崩してい...
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七つの会議 池井戸潤 日本経済新聞出版社 2012年11月

数年前からこの作家の本を読み始めました。経済と人間との絡み合いに興味を持ったからです。半沢直樹シリーズの評判は聞いていました。 後に作品を読み、興味を持ったことも事実です。銀行という組織の持つ非人間性がこれでもかと描かれていました。しかし会...
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お能 老木の花 白洲正子 講談社 2007年4月

筆者が二代目梅若実について能を習い始めたのは4歳の時でした。それからずっと能に親しみ、多くの舞台に出ています。その当人が書いたエッセイだけに、リアリティに満ちています。 実際に舞った人だけにしか書けない内容です。お能の見方や、幽玄、装束、面...
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学力の経済学

中室牧子という教育経済学者の本を読みました。 なかでも一番興味を覚えたのは、教育にはいつ投資するのが最も効果的なのかという点でした。 大金を投じてこういう研究をやっている国があるということに驚かされます。 ちなみに最も効果的なのは、幼...